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2013年3月

2013年3月31日 (日)

ツバメが来た! 2013.3.30

 昨日,松川浦でツバメを見た。

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 今季初めての出会い!

 航路ばっかりで,陸地の鳥見にさっぱり行っていないが,宮城にはまだ来ていないと思う。あと数日すれば仙台にも来るかなぁ。

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 松川浦がある相馬市の北隣が宮城県の山元町で,ツバメが「町の鳥」になっていたと思う。

 ツバメを見かけたのはここの店の前の電線だ。
 旅館や土産物屋が立ち並ぶ通りから外れた場所にある小さな食堂だ。

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 お店の中はこんな感じ。

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 私が入ったときは客は私1人だったが,この後すぐに満席になった。

 松川浦では「復興丼」という企画をやっているようで,旬の素材がその具材となるらしい。
 季節によって,また,店によって,その内容が異なるようだ。

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 ただ,不安がる人が多いせいか,福島の魚介類ではなく,県外のものを使用しているのが少し残念。

 これが「復興丼」なのかどうかはわからないが,今回は思い切って「カニいくら丼定食」を注文した。

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 ご飯は白ご飯でなく,味付けご飯だった。

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 おいしかったかどうかは下の写真のとおり。

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 松川浦が立ち直るには相当の年月を要するのではないか,と勝手に思いこんでいたが,もうすでに,食事処も多数復活しており,旅館も通常営業しているようだった

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 震災の傷跡はまだまだあるが,釣りを楽しんでいる人たちも普通にいて,のんびりとできる場所が戻ってきていた。

 応援したい。
 たぶん,行くこと自体が応援になる。

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2013年3月30日 (土)

宮城沖のアホウドリ 2013.3.10

 1羽のハシボソミズナギドリと出会った日,同じ航路でアホウドリとも出会った。

 こちらは,06:20頃に出会った個体。

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 時間からすると,岩手県と宮城県の間くらいの海域だった。
 まだ世の中が明るくなっていない時間帯だったので,オートにしていたISO感度が3200で,さすがに画面はざらざら。

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 翼の一部と尾羽の根元以外,上面はまっ黒。
 しかし,遠ざかって行くとき,お腹が白いのが見えた。
 まだ若鳥だからお腹だけが白いが,おとなになるに従い,白い部分が多くなっていく。

 こちらは,07:50頃に出会った個体だ。

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 牡鹿半島沖だった。

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 穏やかな海に影が写っている。

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 クロアシアホウドリやコアホウドリと比較するとくちばしが太くて立派だ。
 また,クロアシアホウドリと異なり,くちばしがピンク色なのが嬉しい。

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 最初の個体はお腹が白くなっていたが,こちらの個体は,まだお腹が黒い。さっきの個体よりも子ども,ということだ。
 人間とは異なり,アホウドリの世界では,子どもの方が腹黒い。

 同じ航路にクロアシアホウドリとコアホウドリもいたが,見つけたのはそれぞれ1羽ずつ,しかも,遠くだった。

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2013年3月29日 (金)

仙台市街地にハヤブサ 2013.3.28

 平成25年3月28日午前8時20分頃,宮城県庁近くの勾当台公園上空を低くハヤブサが飛んでいるのを見かけた。ここから数キロの青葉山ではよく見るし繁殖しているが,市街地で見た記憶はない。
 渡りが始まっていると思うので,移動個体かもしれないが,市街地で繁殖,なんて夢のような期待を持ってしまった。

 この日,家の近くでツバメも初認。
 上空を4~5羽が通過しているのを見ただけが,もしかするとイワツバメの方だったかも。

(追記) 翌日確認したらやはりイワツバメでした。

 ちなみに,今年の家の近くのヒバリの初鳴きは3月19日だった。

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2013年3月28日 (木)

露払いのハシボソミズナギドリ 2013.3.10

 前日(3/9)の八戸‐苫小牧航路は,吹雪の八戸港から始まり,海上も冬鳥のハシブトウミガラスだらけだったが,帰途の苫小牧‐仙台航路,宮城県沖では,春が始まっていた。

 見つけたのは1羽だけだったが,これはハシボソミズナギドリか。

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 南半球のオーストラリア周辺から,何万羽単位で北上する鳥で,これからこの周辺の海はこの鳥だらけになる。

 大作映画の予告編を見せてもらった感じ。

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 今,こうして記事を書いているこの瞬間,大量のハシボソミズナギドリたちが海上を埋めていると思うと,居ても立ってもいられなくなる。

 どうしよう。でも,今は行けないな~。

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2013年3月27日 (水)

大沼のシマアジ(11) 灯台下暗し 2012.4.8

 一緒にシマアジを見ている人たちとおしゃべりしているうち,いつの間にか目の前の水面からいなくなっていた。飛んではいないので,たぶん,足元の見えない所で寝ているんじゃないか。

 しばらく待っても現れないので,これでお終い。引き上げる。

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 振り向いてみると,やっぱり。

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 観察していた場所のすぐ足元に集まっておやすみモードになっていた。

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2013年3月26日 (火)

大沼のシマアジ(10) なに食べてんの? 2012.4.8

 じっくり鳥を観察できると,何を食べているのかにも好奇心が向かう。

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 どうも浮遊物を食べているようだ。

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 よくわからないが,ちぎれて浮いた草のようなものか。

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 水草の腐った茎のようなものか。いずれそれほど滋養のあるものではないと思う。
 こんなものを食べてていて長距離の渡りが可能なのか。

 ゴミを燃料としてタイムワープするデロリアン(バック・トゥー・ザ・フューチャー)を連想してしまった。

 シマアジはカモ界のデロリアンか。

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2013年3月25日 (月)

大沼のシマアジ(9) 大きさ比べ 2012.4.8

 しつこくシマアジの記事が続く。

 今回は大きさ比べだ。

 コガモとはほぼ同じ大きさ。

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 オナガガモよりはずいぶん小さい。

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2013年3月24日 (日)

大沼のシマアジ(8) 飛んだ! 2012.4.8

 前回の記事でおバカを書いてしまったので,今回は口直し。

 前日のようにこちらに向かって飛んでくるようなことはなかったが,飛び立ちから着水までの姿は何度も見せてくれた。

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 飛び立つ直前の気配がわかったので,一連の写真を撮影することができた。
 ちょうど光が射している時間帯だったので幸運だった。

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2013年3月23日 (土)

大沼のシマアジ(7) ここんとこはこうなっている! 2012.4.8

 今回は,「シマアジのここんとこはこうなっているクイズ」 を,やります。
 後ろに行くほどむずかしくなっています。

【第1問】 (配点1点)

 初列風切は何枚でしょうか?

  1. 9枚。
  2. 10枚。
  3. 11枚。

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【第2問】 (配点5点)

 シマアジの翼鏡(よくきょう)の特徴を選んでください?

  1. 緑色と上下の白い色が目立つ。
  2. イタリアの国旗と同じ配色である。
  3. 前に立つと顔が映る。

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【第3問】 (配点10点)

 男の子の太くて白い眉はつながっているでしょうか?

  1. つながっている。
  2. つながっていない。
  3. 床屋さんで眉間を剃った。

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【第4問】 (配点10点)

 太くて白い眉は,頭の後ろでどうなっているでしょうか?

  1. つながっている。
  2. つながっていない。
  3. 床屋さんでモヒカン刈りにした。

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【第5問】 (配点20点)

 女の子の鼻の両脇にホクロはあるでしょうか?

  1. ある。
  2. ない。
  3. 付けボクロはある。

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【第6問】 (配点50点)

 どんなパンツをはいているのでしょうか?

  1. 清潔な白いパンツ
  2. 大阪のおばちゃん風のアニマル柄パンツ
  3. ピンクの水玉模様のパンツ

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【第7問】 (配点50点)

 カラータイマーはあるでしょうか?

  1. ない。
  2. ある。
  3. あったけど怪獣ドロボンに取られた。今しぼむ。

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2013年3月22日 (金)

大沼のシマアジ(6) 恋するシマアジ 2012.4.8

 長時間観察している中で,求愛しているかのような行動が観察できた。

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 のけぞって,次,首を伸ばす。

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 そして,首をひょいっと伸ばし,縮める。

 これを繰り返す。

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  ♀も何かしている。

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 カモの仲間はどの種類も求愛行動がユニークで面白い。

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 上の写真では,首を縮めた♂のくちばしが少し開いているのがわかる。たぶん鳴いていたのだろう。
 鳴き声は独特で,風に吹かれた木がきしむような,ギー,というような声だった。

 次の写真は,1人の女の子に向かっている男の子たちの図。

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 もうすっかり過ぎてしまったなぁ。

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2013年3月21日 (木)

大沼のシマアジ(5) こんなに沢山 2012.4.8

 一所懸命に探したわけではないが,前日の昼間に見たときは♂2羽。夕方に見たときは♂3羽になっていた。
 この日は,いるだけでも良い,と思っていたのだが,さらに増えていた。

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 このときのメモをなくしてしまったので,何羽いたのか記録がないが,少なくても♂5羽に♀2羽はいたように思う。

 すべて忘れることができる。
 とても幸せ。

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 しかし写真撮影となると,狭いエリアながら分散していることが多く,なかなか同じフレーム内に集まってくれない。

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 この日,フレーム内に入った最大数が,♂5羽,♀1羽の計5羽だった。

 次に続く写真だ。

 
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 ちょうど日がかげっていたのが残念。

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 宮城県では渡りの季節に少数を観察できるだけなので,これだけの数の♂夏羽を1度に見たのは初めて。しかも,いつもはるか遠くからの観察だったので,これだけ近いと,「幸せ」のひと言だ。

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2013年3月20日 (水)

大沼のシマアジ(4) 名前の不思議 2012.4.8

 「シマアジ」という名前は,エクリプスや♀の顔が縞模様なのでそのように付いたのかと思っていたが,そうではないらしい。

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 手元に鳥の名前の由来に関する本が2冊あるが,それぞれ違う解説をしていた。

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 ある本では,シマアジは藩政時代から「しまあぢ」の名称で知られており,「しま」は「やや変わった種類」という接頭語で,「あぢ」は「コガモの古名」,と説明している。

 つまり,「シマアジ」とは,「やや変わった種類のコガモ」という意味だ,という。

 ただし,この本で「あぢ」の項目を見ると,「コガモの古名」ではなく,「トモエガモの古名」と解説しているのが愛嬌だ。

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 もう一冊の本では,

 「シマ」は文字どおり♂の顔の白い模様の「縞」。「アジ」はトモエガモの「味鴨」(あじがも)から来ているという。
 明確にそうとは書いていないが,「トモエガモのようにおいしい,縞のあるカモ」というように受け取れるように解説している。

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 どちらが正解かは,誰も判断できない。
 こういうふうに,わからないことがまだあるから,世の中面白い。

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 ところで,一般に「シマアジ」というと,魚の方を思い浮かべる人の方が圧倒的に多いと思う。こちらの「シマ」も,「縞」と「島」の両方の解釈があるようだ。
 面白い。面白い。

 鳥と魚と,全く違う仲間なのに名前だけ同じ,というのも面白い。

 他に同名他人がいないか,その辺にある図鑑のインデックスを眺めながら,拾ってみた。
 

  1. ヤマトシジミ : 貝,蝶
  2. ホトトギス : 鳥,植物
  3. ベニスズメ : 鳥,蛾
  4. ウミスズメ : 鳥,魚
  5. ヤツガシラ : 鳥,里芋
  6. クロサギ : 鳥,魚
  7. アマサギ : 鳥,魚(ワカサギ)
  8. ハス : 魚,植物
  9. ハエ : 魚(オイカワなど),昆虫
  10. カマキリ : 昆虫,魚(アユカケ)
  11. カモノハシ : 動物,植物
  12. クロモ : 海藻(ナカマツモ科),水草(トチカガミ科)
  13. ガマ : 植物,両生類
  14. オケラ : 昆虫,植物,今の私
  15. ケリ : 鳥,靴 ~ 秋田弁でした (^^ゞ

 この他にも,たぶん,まだ,まだ,たくさんある。

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2013年3月19日 (火)

大沼のシマアジ(3) いてくれてありがとう! 2012.4.8

 前日の続きで,シマアジに会いに行った。

 これがこの日のワンショット目。

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 風があるが,光があって,とても良い。
 シマアジのチョコレート色がとてもきれいだ。

 今回は,きれいに撮れたと思う写真を,ランダムに並べてみよう。

 まずは♂から。

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 このチョコレート色はとても嬉しい色だ。
 光の状態が良くなければ,このように見えないし,写らない。

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 ♀の方も張っておかなくてはいけない。

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 ♀は,コガモやトモエガモと同じような大きさと色合いだが,白い眉斑が目立って,顔が縞々なので容易に見分けがつく。くちばしの付け根にトモエガモ♀と同じような白い斑があるが,これはトモエガモほど明瞭にまん丸ではない。

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2013年3月18日 (月)

大沼のシマアジ(2) ♂夏羽が3羽も! 2012.4.7

 ということで,ハイイロヒレアシシギに続き,シマアジも,カラーモードでの撮り直しに挑戦した。

 思ったより暗くなってはいたが,日没には間に合ったようだ。

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 3羽に増えている。

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 しかし,光が弱くなっており,昼間のような色が出ない。

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 しかも,目をつぶっている。

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 こりゃだめだ。

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 まもなく日が暮れてしまった。

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 日没サスペンデッド。











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2013年3月17日 (日)

大沼のシマアジ(1) モノクロモードで大後悔! 2012.4.7

 ハイイロヒレアシシギが蒲生に入ったとき,シマアジ♂夏羽も近くの大沼に入った,という情報もあり,この日,シマアジの方も見に行っていた。

 ハイイロヒレアシシギを撮影した日と同じ,ということは,残念ながらモノクロモードでの写真だ。

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 現地に着くと,すぐに♂2羽が目に入る。

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 シマアジは渡りのときに見る鳥だが,これまではエクリプスか,成鳥♂夏羽を見たとしても,はるか彼方だった。こんなに近くで♂夏羽を見ることができたのは初めてだった。
 モノクロではわからないが,首から胸にかけてのチョコレート色が感動的だった。

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 羽ばたくと,胸からお腹にかけてのツートンカラーが美しい。

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 首の周辺に緊張感が漂ってきたので,ファインダー内の姿に集中すると,なんとこちらに向かって飛んできた。

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 もう1羽も飛び立つ。

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 そして,目の前の水面に着水。

 こんなことは滅多にない。

 たぶん2度とこのような写真を撮影できないだろう。
 カラーでなかったのが残念。

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2013年3月16日 (土)

蒲生のハイイロヒレアシシギ (5) 2012.4.8

 前日,至近距離からハイイロヒレアシシギを堪能したものの,前半はモノクロ撮影となってしまい,やや消化不良になってしまった。

 ということで,翌日も蒲生干潟を覗いてみた。

 しかし,良いことがそうそう続く訳はなく,この日は海上に少数が観察できただけだった。

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 この群れはジグザグに飛びながらどんどん外洋の方に遠ざかって行った。

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 比較的近くの海上に浮かんでいた数羽のハイイロヒレアシシギは,波乗りを楽しんでいるかのようだった。

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 波乗りにはカモメも混ざる。

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 外洋を北に渡って行く途中,大荒れの日があり,蒲生に数日間滞在してくれたが,この日見送ることとなってしまった。




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2013年3月15日 (金)

蒲生のハイイロヒレアシシギ (4) 2012.4.7

 ハイイロヒレアシシギは人を恐れず,すぐ近くまで寄ってきたので,ごく普通のコンパクトデジカメでも撮影できた。

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 上の写真で左端に見えるのは,いつも使っている望遠レンズの先端だ。
 この距離だから,前回の記事のようにアップの写真が撮影できた。

 コンパクトデジカメでもこのような写真が撮影できるくらいだった。

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 種によって人を恐れる・恐れないが違うが,ハイイロヒレアシシギは人を恐れない種のひとつだ。
 外洋にいることが多く,人と出会うことがあまりないため,人の恐さを知らなくても生きていけるのかもしれない。

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 上の写真で,鳥たちの向こう側に見えるのは,仙台市の南蒲生浄化センターだ。
 蒲生干潟から見ると,七北田川を挟んで,ちょうど向かい側にある。

 この施設は,仙台市の汚水の7割を処理する下水処理場だが,震災による大津波で壊滅してしまった。大津波が施設を襲っている光景はYouTobeでも配信されていて,何度も繰り返し再生されている。

 この施設が平成28年に完全復旧するまでは,放流水質が悪い状態が続くことになる。

 震災直後の絶望的な状態と比較するとずいぶん良くなってきているが,震災被害は広範囲に及んでいて,何でもかんでもが,そうそう簡単に,早期に,元通りにはなることはない。

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2013年3月14日 (木)

蒲生のハイイロヒレアシシギ (3) 2012.4.7

 写真のデータを調べてみると,この日ず~っとモノクロモードで撮影していたのに気が付いたのは午後3時半過ぎだったようだ。

 カラーでないとわかったときは,長時間かけて入力したパソコンデータを一瞬で消してしまったような喪失感。

 データ入力し直すような気持ちで撮影し直すが,任意に入力できるパソコンデータと異なり,過ぎてしまった一瞬一瞬を取り戻すことはできない。

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 飛翔写真を撮影するには相当の集中力を要するので,もうそのな気力はなかった。

 相変わらず近くに来てくれる個体を撮影するのみ。

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 きらきらの背景の写真も撮り直し。

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 ただ,さっきまでと異なり,潮が引いて出てきたブロックに上がってきたものもいた。

 これはチャンス。
 「ヒレ」アシシギのヒレを狙ってみた。

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 写真のように,カモの仲間のような蹼(みずかき)が発達しているわけではない。
 カイツブリの仲間ように趾(あしゆび)にヒレ状の膜が付いている。
 これは「弁膜」(べんまく)というものらしい。

 モノクロモードではきちんと表現できなかったが,ここまで赤くなってきたものはいた。
 夏羽に換わると,お腹が赤っぽいきれいなレンガ色になるのだが,まだ4月上旬ということで,そこまで色づいている個体はなかった。

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 一方で,まだまだ白いものも。

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 白いタイプでも,くちばしの付け根から黄色く変わってきている。

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 お腹もみせてくれた。
 この真っ白なお腹がレンガ色に換わる,と思うと,とても不思議。

 翼のパターンを記録しておくため,飛翔写真も残しておこう。

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 こちらがじっとして変に驚かしたりしないと,すぐ近くまで寄ってくるものもある。

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 胸で水を切って,こちらに向かってくるのが嬉しい。

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 図鑑にも使えるようなアップの写真も取り放題だ。

 白いタイプも寄ってくる。

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 白黒タイプはパンダのようなめんこさだ。

 もっとアップにしてみよう。

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 ハイイロヒレアシシギ_パンダバージョン のブロマイド。

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 引いた写真で,口直し。

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 何回か餌を取る光景を撮影してみたが,何を食べているのかよくわからなかった。

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 いずれヨコエビのような小さな生き物なのだろう。
 長い時間,何度もくりかえし行き来していたので,震災後でまだ復活途上の蒲生干潟にも,この鳥の餌となる生き物がたくさんいたのだろう。

 最後,決めポーズでシメ。

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2013年3月13日 (水)

蒲生のハイイロヒレアシシギ (2) 2012.4.7

 午後になってから,海の上にいたハイイロヒレアシシギの一部が,河口の中に入ってきた。

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 とても近い。
 警戒心はほとんどないようだ。

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 逆立ちして水の中の何かを食べている。

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 きらきらした水面を背景に撮影してみる。

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 とてもきれいだ。

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 河口の中に入ってきたのは,大きな群れのうち20~30羽。

 河口から上流側に流されるようにして泳いできて,ある所までたどり着くと,飛んで河口まで戻り,また,上流側に泳いでくる。

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 それを何度も何度も繰り返す。
 岸でうずくまっている私の目の前を通って行くので,アップの写真を何枚も何枚も撮影できた。

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 中には,冬羽から換羽し,かなり色づいてきた個体もみられた。
 設定ミスでカラー撮影できなかったのが残念。

 この日は風が強く,向かい風で飛ぶとき,空中で静止したようになるので,飛翔写真の撮影も容易だった。

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 いた環境はこんな感じ。

 向こう側が海。左側が干潟だった場所,右側が七北田川。
 震災後,台風も来て形がどんどん変わってきたが,このときは工事も入って,形だけは整ってきていた。

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 河口側を見る。

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 上流側を見る。

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2013年3月12日 (火)

蒲生のハイイロヒレアシシギ (1) 2012.4.7

 2012年4月の上旬,春の嵐の後,蒲生に300羽のハイイロヒレアシシギが入った。鳥仲間からの情報だった。土曜になるのを待って出かける。

 早朝現場に到着後,しばらくは何も見つけられなかったが,2~3羽ずつ,海上を南から北に飛び去る影が見えてきた。

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 震災前以上に増えてきたサーファーの間をすり抜けるように通っていく。

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 元気になってきたサーファーがやってきて,すっかりサーファー天国になってしまっている。野鳥を飛ばしながら,わずかに復活した干潟を闊歩している。
 釣り人や貝掘りの人,また,家族連れの水遊びの人たちが戻ってくれば,ルールが復活しはじめるのだろうが,まだまだ先のことだ。
 

 海岸で立ったまま,海を見ていると,そこそこの群れも飛び去って行く。
 南から北へだ。

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 お昼近くになり,もしかして南に大きな群れがあるかも,と思い,南蒲生の方に双眼鏡を向けると,被災した車の向こうに結構な数の群れが入って,飛んだり,浮かんだりしていた。

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 そして,七北田川河口に入ってくるものもあり。

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 良し。と,身構えるが,すぐに飛び去る。

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 いずれ,ハイイロヒレアシシギで間違いなし。

 改めて南蒲生の方を見ると,群れがまとまってきて,集団で動き始めたようだ。

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 この日は,震災から1年が過ぎた時期だった。

 前年3月11日の夜,蒲生の南に続く荒浜に,200人から300人の遺体が流れ着いた,と報道があった。1年後に,同数のハイイロヒレアシシギの飛来。
 この日,カメラの操作を誤って,白黒モードで撮影してしまったが,こんなことは後にも先にもない。このとき1回きりだった。

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2013年3月11日 (月)

洋上を渡る鳥たち(2)

 航路で出会える鳥は海鳥だけではない。そういう季節には渡り鳥を観察できることもある。

 小鳥類は識別できないものも多いが,集中して観察すれば,ここに掲載した以上の鳥が数多く見られると思う。

【オオハクチョウ 2012.11.23】

 すっかり見慣れた鳥なのだが,海の上を飛ぶハクチョウはどきっとするほどきれいだ。

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【マガモ 2012.11.23】

 沿岸にも生息はしているが,このマガモは渡りだと思う。
 同じカモの仲間のクロガモやビロードキンクロは冬期間洋上で見られる。

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【ウソ 2012.12.15】

 20羽位の群れだった。
 何度か繰り返し飛んだので,船に乗っていたかもしれない。

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【シジュウカラ 2012.10.20】

 苫小牧港が近くなってから洋上で見かけた。

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2013年3月10日 (日)

洋上を渡る鳥たち(1) ホウロクシギ 2012.8.26

 8月は秋のシギチのシーズンだ。
 北で繁殖したシギやチドリが南に渡って行く。

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 陸地沿いに渡るシギチがほとんどなのだろうか。
 航路では,ヒレアシシギ以外のシギチを見かけた記録がない。

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 このホウロクシギたちを見かけたのは,苫小牧から仙台に向かう航路の途中,ちょうど宮城県石巻沖だった。

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 図鑑によると,ホウロクシギはインドネシアからオーストラリア方面で越冬するようだ。

 旅はまだ序盤だ。
 先は長い。

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 洋上では小さく見え,最初はチュウシャクシギかとも思ったが,よく見るとくちばしがもっと長く,また,腰に白い部分がなかった。

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 マガンの落雁のように,きりもみして高度を下げる技を見せてくれた。

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 とてもアクロバティック。

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 海ではどの鳥もそうだが,現れてはすぐに飛び去って行く。

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 南に向かう船を追い抜いて,どんどん南に向かっていった。

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 後ろ姿の残像を残してまもなく見えなくなる。

 ちょうどこの海の向こう側は石巻だった。
 石巻には,震災前,すばらしい中継地があった。

 埋立地だったので,いずれは消えてしまうフィールドではあったのだが,震災後はがれき置き場になってしまった。

 石巻の南にある蒲生干潟も,津波で砂が掘り起こされ,貝やカニに大きな影響があり,まだ回復途上の状況だ。シギチの餌となる生き物の数がまだ復活していない。鳥の海周辺もそうだし,あれから2年経って,宮城沿岸のシギチ中継地は復活の緒についたばかり。

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2013年3月 9日 (土)

あなたはどうして海にいるの?(3)

 こいつは,船に住んでいたのではないか。

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 最初は5月の航路で目撃してびっくりしたが,6月以降も何度か観察でき,また,同じ船で複数回目撃した。雑食で何でも食べられるたくましい鳥。

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2013年3月 8日 (金)

あなたはどうして海にいるの?(2)

 この鳥も洋上で出会えるとは思いもよらなかった。

【2012.10.6/20  チゴハヤブサ】

 しかも2回もだ。

 どちらのときも,八戸から苫小牧に向かう船の右前方から飛んできて,左後方に飛び去って行った。
 どちらのときもあまりにびっくりして,また,飛び去るのが速く,撮影は満足にできなかった。

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 船に乗っていたとは思えないので,渡りだったのだろうか。

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2013年3月 7日 (木)

あなたはどうして海にいるの?(1)

 航路では,どうして海にいるのか,不思議な鳥を見ることがある。

【2012.8.26 / カワセミ】

 たまたま,いつもは同行しない妻と船に乗っていて,たまたま,いつもはデッキに出ない妻もデッキに出ていて,妻が,この鳥に気付いた。
 あ,青い鳥が飛んでいる,しかも,光っている,というので,トビウオと見間違えたのだろう,と疑いつつ確認してみると,なんと,なんと,カワセミだった。

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 この驚きったら,ない。

 カワセミはビュンビュン真っすぐに速く飛ぶ鳥で,外洋上を長距離渡るようなイメージは全くなかった。魚を餌にしているので海にいて不思議はないのだが,まさか,陸地からはるか離れた外洋で目にするとは思いもよらなかった。

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 このカワセミは,ビュンビュン飛んで,陸地の方向に遠ざかっていったが,無事にたどり付いたことを祈るばかりだ。

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 可能性としては,次の3つか。

  1. 外洋を渡っている途中だった。
  2. 港で船に乗って眠り込んでしまい,目が覚めたら海の上。驚いて飛び立った。
  3. 実は海に住んでいる。

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2013年3月 6日 (水)

アカアシミズナギドリは黒い

 アカアシミズナギドリは黒い。
 くちばしと脚だけが白っぽくて,あとはまっ黒。

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 「アカアシ」と名前が付いているが,足は赤いわけではなく,薄いピンク色だ。フィールドではピンク味もよくわからず白っぽく見えることが多い。

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 実は,アカアシミズナギドリをこの航路であまり見たことがなかったのだが,2012年は,頻回にわたって目にすることができた。
 航路の鳥を見る目が良くなったのか,それとも,単に数が多かったのか。

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 中でも,11月上旬の航路で数が多かったように思う。

 以下の写真では,表も裏も黒いことがわかる。

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 近くを飛んでくれることもあったので,下のようなアップの写真も撮影できた。

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2013年3月 5日 (火)

黒い方のフルマカモメ

 今度は黒いフルマカモメ。

 「まっ黒」という個体はなかなかないが,それに近い個体は結構見られる。


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 同じ種でも黒い方がしまって,カッコ良く見える。

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 フルマカモメの大きな群れと何度か遭遇したことがあるが,暗色型と淡色型は混じり合うことなく,別の群れを形成していたように思う。混ざって生活しているわけではないのではないか。

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2013年3月 4日 (月)

白い方のフルマカモメ

 同じ種でも,フルマカモメは,白から黒までさまざまな段階がある。

 今回は白いタイプのフルマカモメを掲載しよう。

 いるところにはたくさんいるんだろうが,白タイプは八戸航路ではとても少なく,群れで見たことはない。

【2012.2.25】

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 白いだけあって,このタイプは北の方に多いようだ。

 下の一連の写真はすぐ近くに浮かんでいたにも関わらず,カメラのCFが一杯になったところだったので,どきどきしながら撮影した。

【2012.6.23】

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 カモメの仲間のように白いのが普通なのであれば,何とも思わないのだろうが,フルマカモメは薄汚い灰色が普通なので,白いタイプはとても美しく見える。

【2012.11.23】

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2013年3月 3日 (日)

臭いカモメだってカッコいい!

 ずんぐりむっくりで,色合いも美しくないフルマカモメだって,他の海鳥同様に一所懸命に生きているし,カッコいい姿だって見せてくれる。

 鏡のような海面上を飛ぶ姿。

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 荒波を背景にするとこんな感じ。

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 きれいにボケた背景にくっきりと浮かぶ姿。

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 光った水平線の前景にある蜃気楼のような姿。

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 雪の中を生き抜く姿。

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 逆光で光る海に飛ぶ。

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 ごく普通に飛ぶ姿だってカッコいい。

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2013年3月 2日 (土)

フルマカモメは臭いカモメ?

 フルマカモメは,「カモメ」と名が付いているがミズナギドリの仲間だ。

 写真のデータを検索してみると,昨年(2012年)の八戸航路では,6月と11月に最も多く見ることができたようだ。

【6/23撮影】

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 ミズナギドリにしてはずんぐりむっくりしていて,スマートさにやや欠けるが,カモメの仲間と異なり,管(くだ)が乗っかっているミズナギドリの仲間共通のくちばしだ。

 これは,管鼻(かんび)と言って塩分を出す器官らしい。ほとんど外洋にいて真水を摂取できないため,取り過ぎた塩分を濃い塩水にしてここから排出し,体内の均衡を保っている。
 海水魚と同様,海鳥も塩分と戦うことができる体の仕組みを持っている。
 すごいことだ。

【11/3撮影】

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 「フルマ」というのは,何とか語(?)で「悪臭カモメ」という意味だ,というのを何かで読んだことがある。危険が迫ると臭い液を吐くらしい。

 そういう目で見ると,姿形も,臭そうに,汚らしく見えてしまう。
 フルマカモメは,白い個体から黒い個体まで,さまざまな段階の色の個体があるが,どっちともつかない多数派の中間的な色合いの個体は,確かに美しくはない。

【11/23撮影】

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 本人のせいじゃないのに,「臭カモメ」なんて名前付けられて,それが正式名称になってしまっている。名前に関しては,「アホウドリ」に肩を並べる被害者かもしれない。
 人間世界だったら,いじめ問題どころか差別問題だ。

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2013年3月 1日 (金)

夢のような海と海鳥 2012.5.26

 海は,季節によって,日によって,時間によって,また,場所によって,さまざまな表情を見せてくれる。何度も船に乗っていると,海を見ているだけでも感動するような光景に出合うことがある。
 そうした海に海鳥が組み合わされると,その感動が何倍にもなる。

 これは,苫小牧港が近くなった14時50分頃のことだ。

【アカエリヒレアシシギ】

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【ハイイロヒレアシシギ】

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【ハシブトウミガラス】

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【ハシボソミズナギドリ】

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 写真ですべて表現できないのが残念。このときのことを思い起こすツールにしかすぎない。

 実は,何度も船に乗っていると,こういうことは何度もある。
 だから,やめられない。

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