蒲生 2022/07/21
06:00- 晴れ
コアジサシのその後を確認したくって蒲生に行った。
前回来たのが6/14なので,1月以上も空いてしまった。
結果,確認できたのは1番(つがい)のみ。
数が激減していた。
1羽が抱卵しているようにも見えたが,よくわからない。
ただうずくまっていただけかもしれない。
もしかすると全くいなくなっているかもしれないと覚悟していたので,いたのは良かったが,やはり繁殖は失敗したようだ。
できうれば幼鳥が飛び交う光景を見たかったが,残念。
キツネなどの天敵のせいなのか,人のせいなのか,それとも荒天のせいなのか,失敗の原因はわからないが,原因となった状況が変わらなければ,来年も同じことが繰り返される。
もしかすると,来年は来ないかもしれない。
そして,これまでなかったことだが,行き帰りに海側の砂浜を通ったら,モビングされた。
距離的には堤防側と変わらないように思えたが,警戒レベルをかなり上げているようだった。
怖いので退散するほかない。
堤防上にいるとモビングされることはなかったが,いずれこういう状態では寄らない方が良いし,長時間の観察も止した方が良い。
あとは放っておこう。
一方,コアジサシ以外の鳥たちは,子どもたちで一杯だった。
子どもたち同士で群れを作っている嬉しい光景も観察することができた。
シロチドリは,北側の砂浜に子どもたちがうじゃうじゃ。
群れにはなっていなかったが,駆けまわったり,飛んだり,とてもにぎやかだった。
分身の術を使っているのはないかと思うほど活発に動き回っていたが,ときにはねむかけも。
子どもらしく,超めんこ。
シロチドリは毎年ここでここで繁殖しており,今年も普通に繁殖が成功したようだ。
これから,子どもたちがまとまって,群れになって行動する光景が見られると思う。
親たちはもうどこかに移動してしまったのかな。
カワラヒワも賑やかだった。
こちらは群れになっていた。
幼鳥なのかよくわからないが,カルガモも50羽以上の群れになっていた。
油断している間に季節が変わってしまった感じ。
町の中で普通に見られるツバメも,子どもたちが群れになって多数飛び交っていた。
どの子も尾羽が短く,顔の赤い色がくすんでいる。
ブンブン飛び回っていたので,うれしくなり,つい撮りすぎ。
偶然撮れた捕食の姿。
次は表と裏。
親指が写っていたのが嬉しい。ここんとこカッコ良い。好き。
むずかしい言葉では小翼羽(しょうよくう)というようだ。
子どもだから,やはり尾羽は短いな。
山ほど撮ってしまったので,ここには貼り切れない。
もうやめておこう。
帰り道の砂浜ではカワラハンミョウやナツアカネの姿。
こういう虫たちとの出会いも楽しい。
【観察できた鳥】
ムクドリ,ハシブトガラス,シロチドリ,ウミネコ,カワラヒワ,オオヨシキリ,カルガモ,コアジサシ,カワウ,ヒバリ,ダイサギ,ツバメ,アオジ,コサギ,ハシボソガラス
(追記)
いつものように大沼を通って帰ったら,もうハスが咲いていて,ヨシゴイの姿も。
普通にしていたら撮られることもなかっただろうに,警戒ポーズをとって,首を伸ばしていたがため,撮られてしまった。
カンムリカイツブリは3組の親子が観察できた。
子どもがまだ小さかったので,前回観察した親子ではないと思う。
そうすると,この小さな沼で少なくとも4組が繁殖に成功したことになる。
… すげ。
赤沼の方にはコブハクチョウの姿も。
日本鳥類目録改訂第7版のP.13に日本産の鳥として掲載されてはいるが,外来種。
日本の複数か所で繁殖しているので,そのうちのどこかから渡ってきた子だろう。
「0503 宮城県/蒲生」カテゴリの記事
- 蒲生 2022/07/21(2022.07.29)
- 蒲生 2022/0614(2022.07.11)
- 蒲生-大沼 2022/06/13(2022.07.08)
- 蒲生 2022/06/01(2022.06.08)
- 蒲生干潟 2022/05/28(2022.06.03)
「0510 宮城県/大沼周辺」カテゴリの記事
- 蒲生 2022/07/21(2022.07.29)
- 蒲生 2022/0614(2022.07.11)
- 蒲生-大沼 2022/06/13(2022.07.08)
- 大沼 2022/06/01(2022.06.09)
- 大沼ほか 2020/01/18(2020.01.24)
コメント