玉の木原 2022/05/15
07:15-09:15 曇り
どうしてもノジコを見たくなり,ここに来た。
七ヶ宿町の山形県境に近い「玉の木原水芭蕉群生地」の遊歩道。
水芭蕉の盛期が過ぎてしばらくなるので,誰もおらず,のんびりと歩ける。
ノジコには,木道を歩き始めてすぐに出会えた。
白いアイリングとアオジよりも斑の少ないお腹がうれしい。
あちらこちらでさえずっていた。
目立つところでさえずってくれるので,姿を探すのが苦手な私でも,普通に見つけることができた。
姿はアオジと似ているが,さえずりは,アオジののんびりと優しいさえずりと異なり,強く短いさえずりで,ホオアカのさえずりにも似ている。もっとも,さえずりにも方言があるので,全部に当てはまるかはわからない。
曇っていたせいか,ウグイスやキビタキ,オオルリのさえずりは遠慮気味だったが,この鳥は,今が盛りとさえずっていた。
追いかけあうような場面もあったので,来たばかりで,なわばり形成にやっきになっていたのだろうか。
ノジコは,日本の本州にしか繁殖地が確認されていないそうで,しかも,局地的という。
ネットを見ると,ノジコを見られるポイントとして何か所か紹介されていたが,ここも希少な繁殖地のひとつ。
シマアオジは,渡り中継地の中国南部の食慣習や環境などの影響で激減してしまい,超希少種になってしまったが,繁殖地が限定されているこのノジコは,日本に住む人間に,その将来が委ねられている部分が多いかもしれない。
歩いていると,すぐそばの木にポンと止まる場面もあり,
表も裏も見せてくれた。
ここは,来るたび,キビタキやウグイス,コガラなどでも楽しませてくれるポイントなのだが,この日はノジコだけ。
でも,これまで来た中でも一番ノジコを楽しむことができたので,ぜいたくは言うまい。
【観察できた鳥】
ホオジロ,ヒヨドリ,キビタキ,ノジコ,シジュウカラ,カケス,ツツドリ,モズ,アカゲラ,オオルリ,ウグイス (11種)
(この出会えたきれいな花々)
追記の追記
行く途中,道の駅のトイレ休憩で出会ったコチドリ。
ミミズを引っ張っている姿がチョーめんこかったので貼っておく。
ミミズを飲み込んだ後,何事もなかったようにしている表情も何とも言えない。
追記の追記の追記
ぜひクリックして画像を拡大して楽しんでほしい。
出会ったのは,峠を越えた山形側。
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