大沼ほか 2020/01/18
(青葉の森) 12:30-14:00 曇り
(大沼) 15:00-17:00 曇り
(青葉の森)
ハシブトガラス,コゲラ,ヤマガラ,エナガ,メジロ,シジュウカラ,ヒヨドリ,アカゲラ,ベニマシコ (9種)
(大沼)
スズメ,マガモ,オナガガモ,ハシブトガラス,コガモ,ハシビロガモ,コハクチョウ,カワウ,ミコアイサ,ハクガン,オオハクチョウ,トビ,ヒドリガモ,ハクセキレイ,ムクドリ,マガン,カルガモ(17種)
午前中は娘からのアポが入っており,午後からのお出かけとなった。
仙台市内の「青菜の森」では,以前から「人を襲うヤマドリ」が話題となっていたようだ。
私は寡聞にして知らなかったが,2~3年前から話題になっていたようだ。この春,教えていただいたものの,なんとなく足が向かず,この日になってしまった。青葉の森は,自宅から15分程度の近場のフィールド。
まず管理事務所に行って職員にお尋ねすると,もういなくなってから数か月経つ,と,とても丁寧に教えていただいた。いつも思うことなのだが,こういう窓口で対応する方々は,どんな人にも,どんなことにでも,とても丁寧に,優しく対応してくださる。
特に,こちらの心が弱っているときは,嬉しくって涙が出そうになったりする。…。
せっかく来たので,いなくなったと言われても,教えていただいたエリアを中心にしばらく歩き回った。
とても静かな冬の雑木林を1時間半歩くこととなり,久しぶりにとてもとても良い運動となった。
歩き疲れたので,次は歩かなくても手軽に鳥見できるところに行こうと,最近行ったばかりの大沼へ再訪。
あ,いた。
ハクガン。子どもたちだけ6人。
ほんの10年ほど前までは,とても希少な鳥で,1羽見つけただけで,心臓がバクバクするほど感動。複数羽を一時に見ることができるなんて,夢のよう。そんな鳥だったが,心ある多くの方々の努力により,秋田県大潟村には,ここ数年,数百羽の群れが飛来するようになり,宮城県内でも,複数羽が普通に観察されるようになった。
そして,ここ仙台の地にも。
子どもなので,道に間違ってきたのかもしれないが,よくぞ,よくぞ,ここまで来てくれた。
BGMに,スタンド・バイ・ミーを捧げたいところ。
藩政時代(あえて「江戸時代」とは言わない。),仙台藩の東側には広大な湿地が広がっていたと思われ,今も,鶴ケ谷,鶴代,鶴巻など,ツルも多く飛来していたのだろうと想像できる地名も残されている。おそらく,その頃は,ガンたちも数多く,この地に飛来していたものと思われる。日本で唯一記録のあるミカドガンも,鶴巻周辺(仙台市宮城野区福田町)に飛来したとされている。1964年,まだガンたちが数多く仙台市内に飛来していた頃のことだ。
近代になって開発が進み,広大な湿地が農地や市街地に代わり,土地が国道,県道,市道,農道で分断され、市街地化も進み,ガンたちが飛来する環境ではなくなったが,元々はガンたちの楽園だった地域。
今は昔。
ここには午後3時頃着いて,すぐにこの子たちに出会えたのだが,沼を巡回してほかの鳥たちを見ている間に,コハクチョウ2羽とともに飛び去ってしまった。
飛び立った時間は午後3時30頃。蒲生南の方角で,ここからは北東側。しばらく双眼鏡で追いかけていたが,飛んでいる姿を撮影しようとカメラのレンズに切り替えてから,ファインダーに入れることができないまま見失ってしまった。
そして,戻ってきたのが4時頃。30分程度のお出かけだった。
幼鳥は全身に黒い斑があるので,個体識別がしやすいかもしれない。
特徴をとらえて愛称を付けたいところ。
この後,沼の南側に回り込もうと移動している間に,またいなくなっていた。
午後5時まで待っていたが,戻らず。
南側にはマガモやオナガガモ,コガモなどがごっちゃりと固まっていたが,その中にひと回り大きな姿。
なんとハクガンだけではなく,マガンの子どもも入っていた。
伊豆沼・蕪栗方面で見ても何とも思わないが,ここで見つけると,何とも嬉しい気持ちになる。
周囲はかなり暗くなっていたが,識別できる程度の写真は撮影できたかな。
「0510 宮城県/大沼周辺」カテゴリの記事
- 蒲生 2022/07/21(2022.07.29)
- 蒲生 2022/0614(2022.07.11)
- 蒲生-大沼 2022/06/13(2022.07.08)
- 大沼 2022/06/01(2022.06.09)
- 大沼ほか 2020/01/18(2020.01.24)
コメント