松川浦-鳥の海 2020/01/01
11:30-15:30 晴れ
ハシブトガラス,スズガモ,マガモ,ヒドリガモ,ハジロカイツブリ,オオバン,ハクセキレイ,トビ,ツグミ,オオセグロカモメ,クロガモ,ウミアイサ,コブハクチョウ,ホオジロガモ,ウミネコ,カモメ,ハシボソガラス,セグロカモメ,ワシカモメ,ノスリ,アメリカヒドリ,ミサゴ,カンムリカイツブリ,ホシハジロ,シノリガモ,スズメ,キジバト,ハマシギ,カルガモ,アオサギ,カワウ,ユリカモメ,ミヤマガラス,オオハクチョウ,コハクチョウ (35種)
5日前の12/27,大量のアビを観察したので,その後どうなったのか,とても気になっていたので,松川浦の海岸に再訪した。
運が良ければ,もう一度あの光景を見られるかも,と期待していたのだが,この日は1羽も観察できず。
前回は,移動中の群れに,たまたま巡り合っただけだったのか。
北側の松川浦漁港を回ってみたが,ここもスカ。
前回30羽程度の群れで入っていたハジロカイツブリも5~6羽の群れになっており,また,ミミカイツブリの姿も見えなくなっていた。
ハジロカイツブリは,冬季,どこの漁港に行っても出会える鳥。
今回は,ふわふわのお尻を狙ってみた。
カモメ類は,ウミネコに交じってオオセグロカモメがいた程度だったが,年明けの静かな漁港に1羽のカモメが佇んでいるのを見つけた。
さらに北に隣接する相馬港を覗いてみると,ここには,ワシカモメ。
遠くにたくさんのカモメ類が見えたので,魚の水揚げが始まって漁港に賑わいが戻ると,カモメ観察も期待できるかもしれない。
次,相馬港を過ぎたところにある小さな河口を覗いて見ると,思いがけず,アメリカヒドリの姿があった。
しかも,顔に茶色味がない,♂のきれいな個体。
しばらく見ていなかったので,とても嬉しい出会い。
コンクリートの擁壁に登って,張り付いている苔のようなものをついばんでいたが,波にさらわれて水上に戻され,飛び上がって擁壁に戻るが,また波にさらわれる,ということを繰り返していた。
おかげで,白い腋羽や翼の模様のパターンもしっかり確認できた。
本人は大変だったと思うが,見ているこちらの方は,年始早々,幸運が舞い込んできた気持ち。
そして,波にもまれている姿も大サービス。
時間を忘れ,楽しませてもらった。
ここには,この♂のほか,♀も2羽いたが,そちらは普通のヒドリガモのようだった。
この河口にはクロガモたちも。
この周辺の海域は,どこに行ってもクロガモを観察できる。
右側は,♀ではなく,♂若。
さらに北上して釣師浜漁港に行くと,ミユビシギが6羽に増えていた。
釣師浜漁港北側にあった海水浴場は,震災前,冬のカモメ類の絶好のポイントだったが,震災後,町もなくなり,カモメも来なくなってしまった。
しかし,沖にはおびただしい数のオナガガモやマガモ,それに混じってクロガモやシノリガモたちが観察できた。
ここ釣師浜が福島県と宮城県の県境となり,北にある宮城県側の漁港が磯浜漁港。
磯浜漁港は,震災前,ホッキ貝の特産地だったが,震災後は海中に沈んだガレキでずいぶんと苦労していたようだ。
沿岸にあった住家はなくなってしまったが,クロガモのこういう光景は,震災前と変わらず。
右側写真の手前に見えるのは,ジェーン号のなれの果て。
震災のかなり前に座礁して,そのまま放置された船。
だいぶ朽ちてきたが,震災後もそのまま残っている。
クロガモは港内にも入っていて,♀が至近距離まで寄って来てくれた。
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