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2019/06/12

標津漁港 2019/03/22

06:30-07:45 晴れ

 前日午後に苫小牧から道東の標津に移動。
 もう3月も後半だが,到着した根室中標津空港は雪で覆われており,びっくり。
 翌朝は,フロントガラスの氷を溶かしてから出発する。

 車がガチガチに凍っていたし,

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 標津川河口の岸辺は,たくさんの氷で覆いつくされていた。

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 前日の苫小牧では水芭蕉や福寿草で春を感じていたのだが,ここに来て,季節が逆戻り。

 何年か前の冬に来たときは,クリスタルのような透明氷で岸が覆われ,感動的な美しさだった場所。
 残念ながら,今回は季節が異なっていたので氷の質が全然違っていた。

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 それにしても,日本列島のどこかでは桜が咲くような季節に,ここではこの風景。
 
 この場所は,カモメ類やワシ類が期待できる場所なのだが,この日このときは留守中。
 
 標津港の内に移動する。

 あ。
 
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 いた。

 年の初めに妻と北海道に来たとき,歯舞漁港で出会った鳥。

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 ビロードキンクロ。
 漢字で天鵞絨金黒。カッコ良い。
 鳥見人だけに通じる略称ではビロキン。
 ちょっとエッチな感じ。

 いる所に行けば普通に見られる鳥だが,遠いことが多く,近くで見られるのはそうあることではない。
 
 港内を少しずつ移動していたので,進路を予想し,車を動かして先回りし,車の中でしばらく待っていると,うれしいことに至近距離まで寄って来てくれた。こちらから近づこうとすると,十中八九,離れていくが,じっと動かず待っていると,こういうこともある。
 寄って来てから窓を開けると,それだけで逃げていくことがあるので,事前に車の窓を開けておいて,寒くても我慢。

 そのかいあって,こんな近くから観察でき,大興奮。

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 アップ。

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 さらにアップ。

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 白い虹彩と向こう側が見える鼻の穴が嬉しい。

 アップに続き,潜るところ。

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 翼を閉じて潜水する鳥と翼を広げて潜水する鳥がいるが,この鳥は,水中に向かって飛び立つようにして,翼を広げて潜っている。

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 海の中を飛ぶようにして,翼を使って泳いでいる姿が容易に想像できる。
 
 そして,間近で羽繕いをする姿も見せてくれた。
 人間だったら,朝,顔を洗って,髪に串を入れて,歯磨きするような感じか。

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 いろんな格好をしてくれて,

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 そして,いろんなところを見せてくれた。

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 頭のてっぺんの丸い形と黒い色。

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 ギャングが黒いスーツを着てサングラスをかけたような外見だが,お腹も黒だった。

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 足も見えた。
 基本,赤い足だが,趾の間のみずかきは黒。
 おしゃれな感じ。

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 くちばしの下側はこんな感じ。

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 普通,なかなか見ることができない場所だが,このときは何度も見せてくれた。

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 人間のおしゃれとは違い,羽繕いは命にかかわる大切な作業。
 飛ぶのも,潜るのも,水に浮くのも,羽の手入れがあってこそのこと。

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 羽繕いの仕上げには羽ばたき。

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 次列風切がきれいに白。

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 で,くちばしを翼に埋めて休憩モードに。

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 と,思ったら,また,起きる。

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 妻と一緒でなかったので,私は自由。

 飽きるまでこの鳥を堪能した。

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 この鳥に集中していた間,クロガモやシノリガモ,ウミアイサなども,すぐ近くまで寄って来てくれていた。
 
 これはクロガモが鳴いているところ。

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 クロガモの声は,北風が吹くような物悲しい声だが,この日は天気が良く,アンマッチ。

 ウミアイサは,ビロードキンクロと同じように,至近距離まで寄って来てくれたので,同じようにアップしてみる。

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 天気が良く,順光だったので,頭の艶や体の縞々が,感動的にきれいだった。

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 くちばしをアップするとギザギザになっているのがわかる。

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 フィッシュホルダーとか魚ばさみとか,魚をつかむ道具も,このようにギザギザがある。
 おんなじ。

 鳥の世界ではありがちだが,ウミアイサの♂は,派手派手だが,

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 ♀は地味。

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 なので,つい♂ばかり撮影し,♂の写真だらけになってしまいがちだが,♀も大切にしないと。

 何枚か♀の写真も置いておこう。

 右側ショット。

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 左側ショット。

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 そして,正面顔。

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 アイドルだったら,ブロマイドになるようなポーズ。

 カワアイサ♀は,頭の茶褐色と胸の白っぽい色との境目がはっきりしていて,喉もはっきりと白いが,ウミアイサの♀は,どれも不明瞭。
 言ってみれば無個性で,♂の個性的な姿とは対照的だ。
 
 「私,目立ちたくない女なのよ。」という感じ。

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 港内にいたカモメ類は,オオセグロカモメと,

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 ワシカモメ。

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 風景にはまだまだ冬が残っていたが,このヒトたちはすっかり夏羽に換わっていて,真っ白な頭が嬉しい。
 いつでも鳥の季節は早い。
 
 ここから移動して港の南側に行くと,やっぱり,こんな風景。

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 氷の中のヒドリガモ。

 ここには,ヒメウもたくさん入っていた。

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 距離があったので,顔の赤はよく見えなかったが,夏羽特有の白い斑はしっかり出ていた。

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 さて,次の探鳥地へ。

 

【観察できた鳥】

オオセグロカモメ,ウミウ,ヒメウ,シノリガモ,クロガモ,ハクセキレイ,ハシブトガラス,ウミアイサ,キンクロハジロ,ビロードキンクロ,ホオジロガモ,ヒメウ,オジロワシ,ヒドリガモ

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