« 伊豆沼 2018/10/28 | トップページ | 佐渡 2018/11/10 »

2019/02/05

佐渡 2018/11/09

12:05-15:30  曇り時々雨

 nipponという名前を持つ鳥。
 2019.1.24,環境省により,「野生絶滅」から「絶滅危惧ⅠA類」にランクが下がったことが発表されたが,まだ,佐渡以外では,普通に出会うことができない鳥。

 この春,妻とともに佐渡に行き,繁殖期の黒くなった姿を堪能し,また,幸運なことに,交尾の場面も見ることができた。行く前は,ひと目見ることができればそれで良い,と考えていただけに,十分に満足していた。
 しかし,日が経つにつれ,黒くない普通の姿も見たい気持ちが抑えられなくなってきた。

 佐渡の土産物店でトキの絵葉書も売っているのだが,その中には,黒くなった姿の写真がなかったのが,強い印象で頭に残っていた。
 
 たぶん,11月に入れば,稲刈りが終わっていて,農作業の邪魔にならないだろう。

 前回は卒業旅行も兼ねて妻とともに行ったが,今回は自分ひとりなので,日程や食事,泊るところに何の気兼ねも不要。思うがまま,自由に動ける。

 当日の朝4時過ぎ,仙台の自宅を出て,愛車で新潟港のフェリーターミナルに向かった。
 自宅から新潟港までは,よく利用する八戸フェリーターミナルまでよりも若干近く,3時間半もあれば,余裕で到着する。
 この日は早く着きすぎて,時間を持て余してしまった。

 新潟港から佐渡の両津港までの船は,カーフェリーとジェットフォイルがあり,カーフェリーが両津港まで2時間半かかるのに対し,ジェットフォイルは1時間5分。
 しかし,レンタカーの料金を調べてみたら,マイカーを持って行った方がお得だった。乗船券は,インターネット割引もあり,また,60歳以上の割引もあった。

 ということで,09:20出航のカーフェリー「おけさ丸」に,愛車とともに乗船する。
 
 左は,航路ですれ違ったカーフェリー「ときわ丸」。
 右は,途中で追い抜いて行ったジェットフォイル「つばさ」だ。 

1811090317 1811090059

 ジェットフォイルは船底が海面から浮いているのがカッコ良い。春に行ったときは,帰路がジェットフォイルだった。時速45ノット(約83km)と,速いのも速いが,全然揺れなかったのに感動した。電車や路線バスより揺れない。
 荒天だったら揺れるかと思いきや,そもそも荒天に弱いので,海が荒れているときは欠航しているはずなので,「揺れない」は,不変。
 船が苦手で離島に行けない人もいるが,ジェットフォイルだったら全然大丈夫と思う。

 さて,乗船したおけさ丸のデッキは,天井があり,しかも,ベンチがずら~っと設置されていた。仙台・八戸~苫小牧航路の船では見られないような,海を楽しむための外の設備。

1811090367 1811090363

 航路鳥見する場合も,雨に濡れることなく,また,乗船客が大勢いても,座って海を眺め続けることができる。
 ただ,この日の航路は,遠くにオオミズナギドリがちらほら見えた程度だった。
 
 ジェットフォイルは客席とトイレだけだが,カーフェリーは,売店(土産物店)や食堂,自販機も充実している。

1811090381 1811090020

 遅めの朝食は,佐渡名物の「ながも」が入った「ながもそば」600円也をいただく。

18110900015 1811090006

 「ながも」は,海藻のアカモクのこと。秋田の「ギバサ」と同じもの。
 粘りがとんでもなく強い海藻で,子どもの頃は,お汁に混ぜて,ご飯にかけて食べていた,私にはなじみ深いもの。
 
 前回来たときは,岩のりラーメン(880円)をいただいたが,今回食べたそばも,そばとながものネバネバが絡まって,とてもおいしかった。

 船は時間通り,お昼前,両津港に入港。

1811090405 1811090446

 天気は雨がちだったが,海上に出た虹が歓迎してくれていた。

 マイカーで来たので,船が着岸して,エンジンをかけたら,そのままフィールドに向かうことができた。レンタカーを借りる面倒な手続きがなく,すっきり。

 春に1回来ていたので,確実に出会える場所は,もうわかっている。佐渡市役所の東側に位置する「新穂(にいぼ)地区」には,広大な田んぼがあり,この田んぼのどこかに必ずいるはず。
 田んぼに依存している鳥であり,また,ここは放鳥した場所からも近い地域。
 ちなみに,新穂地区には,トキ交流会館,トキの森公園,佐渡トキ保護センターなどの施設があり,トキの保護の中心地となっている。

 目的地の田んぼに到着すると,予想していたとおり,稲刈りが終わっており,農作業している方々の姿は見えない。ホッと安心。
 邪魔になってしまったのでは申し訳ないし,それよりなにより,ただでさえ風当たりが強くなってきた鳥見人の風評をさらに下げてしまうことになる。
 
 目的の鳥とはすぐに会えた。

1811090036

 両津港にカーフェリーが着いた時間が11:50で,この写真のデータが12:05なので,佐渡に到着して15分で出会えたこととなる。ナビタイムによると,両津港から新穂まで,車で13分なので,ほとんど探すことなく出会えたこととなる。

 それくらい,ここでは普通の鳥。
 
 田んぼをさらっと回ると,下のような鳥たちもいた。

1811090627 1811090004

181109a0610 1811090196

1811090618 1811090601

 このヒシクイは,コハクチョウ6羽と群れになっており,一緒に行動していた。
 残念ながら,シギチの仲間は見つけられなかった。
 
 田んぼを回って,ここにいる鳥を確認した後,ちょっと遅めの昼食とする。
 前回,妻と一緒に行った新穂の「長三郎鮨」に,今度はひとりで再訪。

1811090505

 前回来たときは,妻のリクエストで寿司にしたのだが,ほかのお客様が食べていたラーメンがおいしそうだった。元々はラーメン屋だったようで,寿司ではなく,ラーメンだけを注文する地元の人もいるようだ。
 
 さて,目的の鳥。

1811090237

 このときは,雨脚が少し強くなってきていたようで,背景に雨粒が見える。

1811090283 1811090284_2 1811090285 1811090286

 ブルブルッ,と体に付いた雨粒を払うが,後頭部の冠羽を広げているのが面白い。

1811090287_2

 そして,飛んだとき,雨粒がブワ~ッと広がった。

1811090303 1811090304 1811090323 1811090326

 左2枚と右2枚は個体が違うようだ。右側の個体は幼鳥かな。
 色がまだきれいに出ていなくって,くちばしの先端の赤も見えない。

1811090322

 上の個体も足環がないが,足環がない個体も結構な数,観察できた。

1811090435_2

 足環どころか,発信機を背負った個体や翼に色を付けられた個体もいるが,自然繁殖で人の手にふれないまま大きくなった個体も増えてきた,ということか。
 現在は,まだ,何も付けていない個体の方が少数派だが,どんどん増えて,ほとんどの個体が何も付けていないようになることを願う。

 この鳥たちがいたのは,こんな感じの田んぼ。

1811090465 18110904802 181109a0688

1811090533

 春と違ったのは,羽衣だけではなく,行動も。

181109a0742

 上の写真には,10羽見えているが,春に来たときは,このような群れを見ることができなかった。繁殖期には大きな群れを作らないので,このような光景を楽しめるのは,子育てが終わり,次の繁殖期が始まるまでの間。

1811092796 1811092935_2

 今回は,この日も含めて3日間の予定で,目的の鳥はこの鳥一種だけ。
 時間がたっぷりあるので,この日は,練習みたいなもの。

1811092594 1811092595

 この3日間で,飛んでいるきれいな姿も,楽しみたい。

1811091100 1811091153 1811091154 1811091520

1811091723

 翼の裏の色が美しかった。

1811091591 1811091627 1811091678 1811091700

 よくよく観察して,行動パターンを覚えなくっては。

1811091877 1811092207 1811092573 1811092891

1811092892

1811091079_2 1811091088

1811091856 1811091546_2

1811092090 1811091238

1811091377 1811092008

 夕方には,ねぐらに帰っていくようだった。

1811093011

 私の今回のねぐらは,「たびのホテル佐渡」。
 道路を挟んだ向かい側にAコープ佐渡金井店があり,コンビニエンスストアも徒歩圏内なので,夕食の買い出しに不便なし。そして,新穂のフィールドまでも車で5分程度。

1811090565 1811090561 1811090569 1811090575

 簡単なキッチンがあり,データ処理の作業を行うことができるテーブルもある。地方のホテルでは,意外に Wifi がなくって困ることがあるが,それも大丈夫。

 1811090580 1811090604

 左側のビールは,スーパーに売っていた新潟限定のサッポロビール
 知らなかったが,新潟(長岡市)とサッポロビールにはつながりがあったようだ。

 下は,ナカガワ製パンの「ブラジリアン」。

1811090595

 ナカガワ製パンは佐渡にあるパン製造会社だが,アグレッシブな商品を数多く出していて,この「ブラジリアン」もそう。
 原材料名に,「小麦」などは入っておらず,「でん粉」とある。
 これまで食べたことがないような食感のパンで,もちもちしていて,しかも歯切れが良い。食べ始めたら止められないおいしさだった。


 

« 伊豆沼 2018/10/28 | トップページ | 佐渡 2018/11/10 »

0703 佐渡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 伊豆沼 2018/10/28 | トップページ | 佐渡 2018/11/10 »