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2018/11/21

西岡公園‐苫小牧演習林 2018/07/21

西岡公園 08:00-09:00 晴れ
苫小牧演習林 10:00-15:00 晴れ

 北海道鳥見旅の最終日となった。
 
 前日に感動したハリオアマツバメの「音」を息子にも体験させたくて,まずは,札幌市内の西岡公園に向かった。

 撮影は,前日,十分に楽しんだので,昆虫も撮影できるような手持ちの装備で歩き始める。

 すると,すぐに,息子がこんなのを見つけてくれた。

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 小さくてかわいいクワガタだったので,このときはコクワガタと思い込んでいたが,よく見るとミヤマクワガタ♀だったかもしれない。

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 遊歩道を歩いていくと,昆虫採集の親子2組と出会った。
 北海道でも,男の子は,甲虫系が好き。虫かごを見せてもらったら,立派なミヤマクワガタ♂が入っていた。もうすぐ夏休み。そういう時期だった。

 ちなみに,北海道には元々カブトムシがいなかったが,今は全道に分布してしまったようだ。本州では普通にいるカブトムシも,北海道では外来種なので,北海道庁では,「最後まできちんと飼おうね」と,呼び掛けている。
 
 遊歩道をぐるりと回ったが,チョウやトンボは期待外れ。
 時間が早かったかもしれない。

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 上のクロヒカゲは,本州でも普通に見るチョウだ。

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 これもどこにでもいるコチャバネセセリ。
 バッタとのツーショットになった。なごみの1枚。

 下のハチは,足に花粉を蓄えて運んでいるので,ミツバチと思うが,黄色くないので,一般的なセイヨウミツバチではない。ニホンミツバチで良いのだろうか。

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 北海道にもいたのか。
 
 さて,ハリオアマツバメだ。

 ハリオアマツバメは,相変わらずビュンビュンと水の上を飛び回っており,この日も運よく至近距離を飛んでくれたので,翼が風を切る迫力のある音も体感することができた。

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 大都市札幌市内にあり,市民が気軽に行ける公園なのだが,驚くほど間近にハリオアマツバメを観察できる。個体数が多く,出現率も高い。
 ハリオアマツバメを満喫できる探鳥地としては,日本有数ではないだろうか。

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 上の写真は,このとき息子が撮ったもの。

 西岡公園をさっくりと見て,この後,水場に来る鳥を観察しようと支笏湖に向かう。
 しかし,限られた観察スペースが先客で一杯。ぎゅうぎゅう詰めの満員状態で,入り込む隙間なし。見えない。
 
 あきらめざるを得なく,結局は,いつもの苫小牧演習林に行くこととなる。

 まずは気を取り直すべく,昼食に何日か前にも行った海の駅「ぷらっとみなと市場」へ。
 前回は,市場内の「ぷらっと食堂」に行ったが,今回は以前も息子と行ったことがある「みなと食堂」に入る。食堂の名前は一緒だが,以前とは経営者が変わったようだ。

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 「しあわせ海鮮丼」は,コースごとに設定されたネタを4種類選んで,ご飯の上に乗せてもらう丼。今回の北海道では最後の昼食だったので,思い切って,しあわせ海鮮丼の3,300円コースをお願いする。遠征する鳥見人の義務は,お邪魔する地元にお金を落とすこと。

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 乗せてもらったのは,中トロにカニ足,ウニ,そして,ホッキ貝。超ぜいたくだった。

 ホッキ貝は冬のイメージだが,北海道では,5~6月の産卵期を除いて,ほぼ1年中水揚げされているようだ。さすが日本一の産地,苫小牧。とてもうまかった。 
 
 さて,苫小牧演習林へ。

 今回の北海道行で最初に訪れた場所だが,最後もここになった。
 苫小牧には港があるので,いきおい,ここに来る回数も多くなる。
 上陸日が7月13日で,この日が7月21日なので,8日経っていることとなる。
 
 前回は,歩き始めてすぐ,キバシリやシマエナガなどの親子が大騒ぎ状態だったが,この日は,一転,静かなもの。
 鳥たちは時間の経過が速い。8日も経過すると,フィールドの雰囲気が全く違っていた。

 この日は,エゾアカゲラとヤマゲラの日だった。

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 園内を流れる川が緩くなって澱んでいるところが,鳥たちの水浴びの場所になっていて,ここでエゾアカゲラとヤマゲラに会うことができた。

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 このとき,気づかないうちに,息子に写真を撮られていた。
 左上にエゾアカゲラが見えるが,右上の葉の陰にも,ヤマゲラがいて,そちらの方を撮影していたところだった。

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 このときの写真。
 
 ヤマゲラは腹に斑がないのが特徴で,本州にいるアオゲラとの識別ポイントにもなっているが,この個体は腹に斑があった。
 これは,子どもの特徴。
 
 ここでは,6月に来たときに♂♀が交尾しているのを観察していたが,その後,子どもが生まれ,もうこんなに大きくなっていた。

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 近くには親と思われる個体もいて,計3羽が観察できた。

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 3羽をひとつのフレームに収めることが残念だったが,2羽が入っているのがあった。
 右下の個体はお腹に斑がないので,親だったかもしれない。

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 上の写真は,近くの木に飛び移ったところだが,カメラのAFがきちんと追いかけてくれた。私の若い頃のことを考えると,AFできるだけでもすごいことなのに,ここまでカメラがカバーしてくれるから,私でも写真が撮れている。

 上に張った息子の写真で,エゾアカゲラが木にペタリと張り付くようにしているが,これは,水浴び後,翼を乾かしていたところだった。

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 人前で無防備な姿をさらす。

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 めんこいったらない。

 次の写真は息子が撮影したもの。

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 このアカゲラも幼鳥だったようだ。
 人をあまり恐れない上,好奇心も強かった。

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 セミの抜け殻を見つけ,くわえてみる。

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 なぜか,今度は木のうろに押し込む。

 そして,押し込んだ状態を確認するように見る。

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 この表情が何とも言えない。
 人間の子どもと同じ。
 
 この子たちに遊んでもらった後,先に進む。
 
 遊歩道を歩いていくと,道端の白い花が咲いているところに,たくさんのミドリヒョウモンが集まって,吸蜜していた。

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 全部で20~30頭ほどいたと思う。
 見事だった。きれい。

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 全部ミドリヒョウモンかと思っていたが,写真を整理していたら,なんか微妙な個体も混ざっていた。

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 左はミドリヒョウモンで良いと思うが,右もそれで良いのかな?

 チョウが集まっている場所の向かいの林では,相変わらず,キビタキが高い所でさえずっていた。

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 左側は息子が撮影したもの。
 キビタキは緑の中にいるのが一番きれい。

 先に進んで園内を流れる川を渡ると,大勢の人が集まって上を見上げている。
 何事かと尋ねたら,木の上にアオバズクがいる,という。

 見上げても見つけることができず困っていたら,ここにいた方々のひとりが,ここの場所からだと見えるよ,と場所を譲ってくださったので,何とか見つけることができた。

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 まさかここでアオバズクと出会えるなんて,思ってもいなかったので,とても嬉しい出会いだった。

 さらに先に進むと,また人が集まっていた。
 今度はカワセミだという。 

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 アゾアカゲラやヤマゲラと同じく,こちらも幼鳥だった。
 撮影する人が巣に近づきすぎて繁殖を失敗したとも聞いたが,ちゃんと生まれていた。

 ちなみにこれは息子が撮影したもの。 
 
 都会では嫌われ者のカラスだが,何か,このハシブトガラスは知的に感じたので,撮影してしまった。

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 カラスは,そのときどきで感じ方がかなり変わって,なぜか北海道のカラスは,狂暴に思え,怖く感じることが多いが,このときは森の賢者風に感じた。
 
 このカラスの近くには,次の写真のようなものがあった。

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 一見,花のように見えるが,花ではない。

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 木にくっついている何か。
 何だろう。菌類の何かとは思うのだが…。何の仲間かもわからない。謎だ。

 園内を流れる川は澄んでおり,水の中の魚まで見える。

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 肉眼ではよく見えたが,光の反射があり,補正してもきれいに見えないのが残念。
 渓流釣りでは水の中がみえるよう偏光レンズのサングラスをするが,こういう経験をすると,カメラのレンズにも偏光フィルターが欲しくなる。
 魚にも興味があるが,時間が限られているので,そこまで手が回らないのがもどかしい。
  
 この後,札幌までの電車がある新千歳空港まで息子を送り,時間前に苫小牧港で乗船手続きをする必要があるので,そろそろ時間切れ。
 今回も,このフィールドで十分に楽しませてもらった。
 
 これから何度もここに来ることと思うが,いつか,クマゲラやエゾライチョウと出会い,ゆっくりと遊びたいものだ。
 
 今回の北海道の旅の記録は,これでお終い。

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