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2013/11/11

八戸-苫小牧航路 2013/07/13

霧のち晴れ  08:45-16:00

 7月の3連休。
 航路鳥見なので,誘っても来ないだろうと思っていたが,付いて来る,という。仕事のストレスが相当たまっていたのだろう。どこか遠い所に行ってみたくなったらしい。
 今回は妻と2人の鳥見行になった。

 早朝に仙台を出発し,いつものとおり,8:45出港の苫小牧行のフェリーに乗る。
 いつもの見慣れた風景。

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 霧がかかっているのが心配だが,天候はどうしようもない。

 出港してしばらくは一面の霧。

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 霧の天気で上空が晴れているときは,ブロッケンの妖怪が見える。
 目の前に霧があって後ろに太陽があれば起きる現象だ。山では目の前に雲があるのが違うだけ。

 霧で何も見えず,しばらくヒマな時間が経過するが,11:25頃,青森下北半島北端の尻屋崎(しりやざき)灯台が見える海域からようやく晴れてきた。

 さぁ! 始まり!!

 観察できた鳥を種類ごとに記録していこう。

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【クロアシアホウドリ】

 尾っぽの付け根が白い個体が生後数年経った大人だと知ってから,クロアシアホウドリを見る楽しみが増えた。

 この日は,青森県近くの海域でこのタイプが多く見られた。

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 クロアシアホウドリは,次から次に現れ,数もそこそこ。
 飽きることがない。

 正面顔&水きりショット!!

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 10羽弱の小さな群れが浮かんでいることもある。

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 1~2羽単位で見ることが多い鳥なので,8羽も同じフレームに収められると,それだけでうれしくなる。

 海面に浮かんでいる個体が飛び立つときは,シャッターチャンスだ。

 ダイナミックな飛び立ち光景を,連写,連写。

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 写真を見ると,このときの興奮がよみがえる。

 鳥が水から飛び立つのを見て,何を興奮するのだろう,と,自分でも不思議に思う。
 普通にただ飛ぶだけなのにね…。

 正直,バカだなぁ,と思わないでもない。

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 そして,お約束の…。

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 …,海への栄養還元行為。

 アホウドリの仲間は体が大きいので,水面から空中に体を浮かせるには,とても大変だ。

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 よいっしょ!!

 蹴った水が弧を描く!

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 太い足で思いっきり水を蹴って,蹴って,蹴る。

 で,ようやく浮いて,…

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 空中のヒトになる。

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 さよなら~。

 最後に掲載した個体は,尾の付け根がわずかに白っぽくなっていたようだ。

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【コアホウドリ】

 たくさんいたクロアシアホウドリを最初に書いたので,バランスをとって,次はコアホウドリを書こう。

 …,と思ったが,写真がない。フィールドノートを見ても,コアホウドリの記録がない。

 いなかったのかな。

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【オオミズナギドリ】

 オオミズナギドリは山ほどいた。
 うじゃうじゃ状態。

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 これじゃぁ,さっぱりわからないな。

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 少しは良くなった。

 とにかく,山ほど,たくさんいて…,群れが一旦途切れても,次の群れがどんどん現れた。

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 下に続く写真で,この日のにぎやかな雰囲気が,なんぼかでも残せるだろうか。

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 そして,お約束ごとの海への栄養注入写真も…。

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 霧が晴れた後はとても天気が良く,オオミズナギドリは「白」が光って飛んでしまい,写真撮影は厳しかったが,個体数が多く,それなりに近かったので,残しておきたい写真も何枚か撮影できた。

 クロアシアホウドリでも貼ったので,比較対照用にオオミズナギドリの飛び立ち写真も貼っておこう。

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 クロアシアホウドリほどの迫力はないが,海からの飛び立ちがイベントであることに変わりなし。

 表と裏が撮影できたのもここに残しておく。
 あまり良い写真じゃないけれど…。

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 この日,苫小牧に近くなると,海がとろとろに凪いできた。

 夢のようにきれいな海の上を飛ぶ鳥。

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 鏡のような海面に,何度も繰り返し,翼で線を描いた。

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 ただ,ただ,きれい。

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 すごいな~。

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 自分で撮影してなければ,嫉妬するくらい…。良い。

 こんな写真は狙って撮れるものではない。

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 とにかく,海がとてもきれいで,鳥を撮っているんだか,海を撮っているんだかわからなくなるほど。
 海も鳥もどっちとも主役の至福の時間だった。

 そういえば,妻も同行していたはずなのだが,いた記憶がない。
 船のどこかで寝ていたのかもしれない。

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【アカアシミズナギドリ】

 この日アカアシミズナギドリを見つけたのは1回だけ。

 遠かったので証拠写真のみ。

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 遠目には全身黒く,くちばしだけが白っぽい。

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【ハイイロミズナギドリ】

 ミズナギドリつながりで,次にハイイロミズナギドリをメモしよう。

 これまであまり気にしていなかったが,ハシボソミズナギドリの時期とハイイロミズナギドリの時期がずれていて,ハイイロ~の方が後のようだ。
 と,いうことでこの時期はハイイロミズナギドリが多数。

 近くを飛ぶ個体は顔付きがわかるほど。

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 小型の黒いミズナギドリの飛び立ちは,飛び立ちそのものより,後ろに残った水しぶきを見るのが楽しい。

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 写真は瞬間を切り取るものなのだが,これは過去の時間まで撮影されているものだ。

 海がとろとろになった海域にもハイイロミズナギドリがいて,上に記載したオオミズナギドリと同様に楽しませてくれた。

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 次のは,オオナギとのコラボ。

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 ホントー,良かった!!

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【ハイイロウミツバメ】

 鳥の部の最後はハイイロウミツバメ。

 今年の青森~苫小牧はハイイロウミツバメの当たり年だった。
 特に,この日は100羽弱の大きな群れと3回出会うことができた。

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 ハイイロウミツバメって,実はあまり出会ったことがなく,外洋でこのように大きな群れを作っていることは,正直知らなかった。
 同じ群れを作るにしても,密集度や総数など種によって特徴があって面白い。

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 群れに船が突っ込んでいくようなこともあったので,すぐ近くを飛んでいたのかもしれないが,数が多く,どれにレンズを向けて良いのか迷って,結局は良い写真は撮影できなかった。

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【オオトウゾクカモメ】

 ハイイロウミツバメを鳥の部最後と書いたが,オオトウゾクカモメが残っていた。

 この個体は,苫小牧港が近くなった海域に浮かんでいたので,オオセグロカモメの幼鳥かな,と思って見ていたら,なんだか違うな~,と気付いたもの。

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 飛んでくれたら良かったのに…。

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【イルカの仲間】

 この航路でいつもいて一番観察できるのはイシイルカ。

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 姿が見えなくても元気の良い水しぶきの形だけでそれとわかるイルカだ。

 水面下すれすれを大きな水しぶきを上げながら高速で泳いでいることが多く,姿を全然見れないときが多いのだが,このようにゆったりと泳いでいることもある。

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 わかりにくいと思うが,頭が右側だ。

 この海域のカマイルカは6~7月限定のイルカだ。
 盛期だったので,この日も多くの出会いがあった。

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 背びれの形が鎌なのでカマイルカなのだが,成熟した♂の背びれは先端が下に垂れ下がるそうだが,この個体はまさにそうかもしれない。

 北海道の噴火湾から南の海域に,たぶん,子ども作りに来ているイルカで,この海域では6~7月にしか見られない。

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【チョウの仲間】

 誰でも知っている「渡り」をするチョウにはアサギマダラがいる。
 そのほか,ヒメアカタテハなども,毎年どんどん北上して行って,最後には力尽きることを繰り返しているようだ。 秋口に海岸で多数観察できる。

 しかし,こういう白いチョウが「渡り」をするなんて,しかも,陸沿いではなく,外洋を渡って行くなんて,想定外だった。

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 知らないことがまだまだたくさんあるので世の中面白いのだが,一体,何コレ?

 アサギマダラでもヒメアカタテハでもないのは明らか。
 シロチョウの仲間だと思うが,モンシロチョウ?,それとも,スジグロシロチョウ??

 真っ白だな。

 一頭だけではなく,たくさん飛んでいたのが凄い。

 とてもアグレッシブに生きている!!

 こわいほど…。

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 この日の出だしは霧で心がくじけそうだったが,上に書いたとおりとても良い日となった。

 妻も,ず~っと寝て,ときどき起きては海を眺める,という幸せな1日を過ごしたのでリフレッシュできたのではないかな。
 ただ,苫小牧に着いた後,元気一杯の妻に付き合うだけの体力は私には残っていなかった,

 申し訳なかった。

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【この日出会えた鳥】

ウミネコ,ハシブトガラス,カルガモ
オオミズナギドリ,ハイイロヒレアシシギ,アカエリヒレアシシギ,フルマカモメ,クロアシアホウドリ,アカアシミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,ハイイロウミツバメ,ウトウ,オオトウゾクカモメ,オオセグロカモメ,セグロカモメ

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