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2011/10/22

野付半島(海ワシ編) 2011/01/23

※ 震災前の鳥見行です。

13:50 晴れ 

(前の記事からの続き)

 ワシたちにハマってしまったら,ここでこの日が終わってしまうので, いても見えないことにする予定だった。自制できる自信もあった。

 しかし,国道244号を南下し,左に曲がって野付半島に入ると,すぐ,オジロワシが見えてしまった。そして,さらに進むとオオワシも現れ,もっと進むと,オジロワシも,オオワシも,どっちともどっさりと姿を現した。

 まず最初に出会ったオジロワシの個体はこれ。

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 道端の高い杭の上に止まっていたので,見たくなくても目に飛び込んできた。

 思わず車を止めると,こちらをジロリに睨んだ後,ゆっくりと飛び去った。
 そのとき,ワシならではの大きな翼が広げられた。

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 眼前に,こんな大きな翼を見せつけられたのでは…。

 私は悪くない。ワシたちが悪い。
 

 このオジロワシは,最初の個体から少し進んだ所にいた個体だ。
 海を背景に,いかにも海ワシ然としていた。

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 背景も光線の具合も申し分なし。
 青い海の向こうにぼけて白く見えるのは知床半島か国後島だ。
 やや傾きかけた陽が,きれいにオジロワシを浮き立たせてくれる。

 素晴らしい。

 さらに進むと,オオワシも同じようにして,いる。

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 止まっているのがテトラポットでやや色気ないが,光線の具合が最高で,羽にボリュウム感がある。

 そして,砕け散る波が背景になるように回り込んで,タイミングを計り,なんども繰り返し撮影する。

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 楽しいったらない。
 幸せったらない。

 アップの写真に撮り飽きると,今度は少し引いてみる。

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 素晴らしい,のひと言。

 このとき,この場所の,空気の動きや温度を思い返すと,夢のようだった,と思う。

 同じ構図のオジロワシも張っておこう。

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 普通にこんな風景が見られるので,何の努力もなしにこんな写真が撮影できる。

 アップにしてみよう。

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 この個体は,さっきの個体よりも頭がずっと白い。

 さらに進むと,何かに驚いたワシやカモメが一斉に飛び立ち,私の横を通過していった。

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 あわててカメラを構え,短い時間にマシンガンのように撮影する。

 おかげで,短い時間ながら,トビモノはもう撮影しなくっても大丈夫,というくらいお腹一杯になる。大満足だ。

 冬の野付半島は,北側の海は凍らないが,南側の海は湾状になっているせいか全面凍結する。だから,岬先端に向かうように車を走らせると,左手にはこれまでの写真のような青い海が広がっているが,右手には氷原が広がっている。

 反対側車線の向こう側になるので,やや見づらかったが,この氷原の上にも点々とワシが佇んでいるのが観察できた。

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 さらに進むと,オオワシとオジロワシが溜まっている場所があった。

 見える場所に5~6羽いるほか,海岸の方にはもっといるようだ。

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 氷原との間を行き来する者あり,海や海岸との間を行き来する者あり,また,電柱や杭との間を行き来する者あり。

 トビモノはお腹一杯,なんて言った舌の根も乾かないうちに,また夢中になる。

 青い海を背景に飛ぶとこんな感じ。

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 青い空が背景だと,こう。

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 こっちに向かって来て降り立つオオワシ。

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 降りようとする足に表情がある。
 迎えるオオワシの視線は降りてくるオオワシを追っている。

 これは若鳥だ。

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 淡い色のくちばしと全体に褐色の体,そして,真っ白になっていない尾羽が幼く見えるが,顔付きはすでにオオワシらしい精悍な感じが一杯だ。

 オジロワシも飛んでくる。

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 これも子どものようだ。
 オジロワシとオオワシは敵対関係になく,「お,来たな。」とか言っている感じだ。

 頭の上に被さるように飛んでくる者もある。

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 こちらに向かってくるように飛んでくるのがなんとも嬉しい。
 車をブラインド代わりにしているため,真上に近いととても撮影しにくいが,それもまた楽しい。

 至福の時間が限りなく続くが,先が気になり始め,次第にお尻が落ち着かなくなる。

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 オオワシとオジロワシのツーショットを押さえた後,野付半島の行き止まりまで車を走らせることとした。

 途中も,ぽつら,ぽつらと,ワシたちがいる。

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 海が背景で,雰囲気も,存在感も,ある。

 車道のどんづまり付近ではオオワシが道路脇の電柱に止まっていた。

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 飛ぶ気配がないので,ブロマイド風にバストショットを撮影させてもらった。
 しげしげ見ると,つくづく立派な嘴だ。

 道路を挟んで,反対側の杭にはオジロワシもとまっていた。

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 まともに逆光で,肉眼で見てもまぶしくて見にくい条件。
 だからこそ,こんな写真を撮りたくなってくる。

 私らしくない写真。 とても雰囲気の良い1枚だ。

 行き止まりまで行ってみると,さっきまでいたポイントが一番だったことがわかる。
 もう一度戻って,向こうでもっと楽しもう。

 戻るときは,左手に氷原が見やすくなるので,ときどき車を止めては氷上のワシたちを撮影する。

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 逆光にはなるが,きらきら光った氷上のワシたちもなかなか良い。

 さっきのポイントに戻ると,反対側の氷原にはこんなにたくさんのワシたちがいた。

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 大きな手でたくさんのワシたちをむんずとつかんで,バラ~っと氷の上にまいたようだ。
 やはり,ここ周辺が,野付半島の中で最も濃いポイントのようだ。

 さっきいた場所に車を戻すと,その後,飛ぶワシたちのフィーバー状態。
 間断なく,どんどん,どんどん,飛んでくる。

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 日が傾いてきたので,やや赤っぽくなってきた。
 そして,もともと順光だったのが,さらにレフ板で照らしたような光となってきた。

 最高。

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 どんどん飛んでくるので,とりあえずどんどん写真を撮って,後で年齢などを調べようと思っていたのだが,断念。 写真枚数が多すぎて,見るだけでも大変だ。

 ワシだけでも,たぶん 2,000~3,000枚は撮影したと思う。

 もう,山ほど撮影した写真の一部を適当に選んで残しておくだけにする。

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 日が傾くにしたがって,空も,ワシも,赤く染まってくる。

 夕焼けに染まった鳥はまた格別だ。

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 このオオワシを最後とし,氷原の向こうに落ちる陽を見るため,反対側に回った。

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 残念ながら地平線に雲がかかっていたが,落陽には間に合った。

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 氷原の向こうに沈む陽の光景も素晴らしいが,その氷原にワシたちが点々と佇んでいるのが凄い。

 夢のような光景だった。

 陽が沈んだ後も,名残惜しく,未練がましく撮影を続ける。

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 お終い。

 ここ野付半島ではシロカモメをさらっと見て,別のポイントに寄りながら根室の宿に向かう予定だったが,結局はここで日没を迎えてしまった。
 それが良かったのかかどうかは何とも言えないが,充分に満足したのは事実。

 さぁ,もう暗くなったので根室の宿に直行だ。

 車を動かしてすぐ,見送りするように,エゾシカの群れが姿を見せてくれた。

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 そして,最後の最後に,また,オオワシも。

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 そういえば,ここではフィールドノートに記録していなかった。

 小鳥類の写真が1枚もなかったが,いなかったのかな。
 いても見えなかったかも。

【ここで出会えた鳥たち】

オジロワシ,オオワシ,シロカモメ,その他

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 宿に着いたのは18:00過ぎで,布団と夕食が待っていた。

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 この写真を見ると,1年も経っていない今年のことなのだが,この頃がとても懐かしく感じる。幸福の日々だった。
 鳥見遠征を解禁するのは,もう少しだけ先になるかな。

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0004 北海道/道東」カテゴリの記事

コメント

すごい!
野付半島は行った人じゃないとその素晴らしさは分かんないでしょうね。
わたしはちょこっと見ただけだったけど、エゾシカとキタキツネに遭遇して感激しただけだったけど、こんなに素晴しいワシがいるなんて全く知らなかった。
落雁がたのしみ!

投稿: ウィリー | 2011/11/29 22:39

落雁は楽しみですね。
晴れることを祈っています。

投稿: yamame | 2011/12/01 18:36

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