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2011/10/21

野付半島(シロカモメ編) 2011/01/23

※ 震災前の鳥見行です。

13:50 晴れ

 野付半島では,シロカモメの群れをさっくりと見て,すぐに次のポイントに進むつもりだった。
 オジロワシやオオワシがいるのはわかってたし,これにはまると時間を忘れてしまうのもわかってはいたのだが…。

 まずは,所期の目的であったシロカモメについてメモしていこう。

 ここで最初に出会ったシロカモメはこの個体。

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 餌となっていたのは,トドなのだろう。
 小さめのゾウのようだ。

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 このシロカモメは,この大きな肉の塊に取りついて,カラスたちと共に肉を引きちぎっていた。

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 標津では美しい姿を見せてくれたシロカモメだが,この姿を見ると,嫌でも,斜里漁港で見た酷薄な一面を思い出す。

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 そういう目で見ると,目付きも何だか恐い。
 小鳥類のクリっとしためんこい目の対極の目付きで,猛禽類の鋭く凛々しい目付きともまた違う。感情に乏しい冷酷な目付きで,爬虫類のような感じだ。
 

 カラスを気にする様子はあまり見られなかったが,同じシロカモメが来ると,神経質に追い払っていた。

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 大量の肉なので,仲良く分け合って食べれば良いのに,と思うが,このヒトたちは違う考え方なのだろう。

 ここを後にし,先に進むと,群れになっているシロカモメと何度か出会うことができた。

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 オオセグロカモメも混ざっているものの,ほとんどがシロカモメだ。

 北海道ならではの光景。

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 上に爬虫類のような目付きのことを書いたが,やはりきれいなものはきれいだ。

 シロカモメだけの群れを初めて見たのは,やはりここ野付半島で,そのときの光景と感動はしっかりと脳裏に焼き付いている。

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 上の2枚の写真は,2008/02/08のそのときのものだ。

 地元の宮城県では,シロカモメ自体がとても少なく,いたとしても,オオセグロカモメの群れに幼鳥が数羽混ざっている程度だ。成鳥と出会えることが稀な鳥だ。

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 だから,私にとって,シロカモメは,成鳥を1羽見つけただけでも,どきどきして,幸せ気分になれる鳥になっている。上の写真は,福島県新地町で2003年に撮影したものだが,これを見ると,このときの嬉しい気持ちがよみがえってくる。

 そんな鳥が,ここでは,ごく,ごく,普通に,たくさんいるのだから,嬉しさの許容量を超え,「凄い!」としか言いようがなくなる。

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 夢のような光景だ。

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 こういう光景を見ても,鳥に興味のない人は何とも思わないだろうし,鳥見人だって,何の苦労もなく,いとも簡単に見ることができている人は,これほどの感動を味わうことはないだろう。

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 この感動は,シロカモメに憧れて,何年も,何年も,これほどの群れを見ることができなかった人間の特権だと思う。

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 見に行った鳥を外したときや,見たい鳥をなかなか見ることができない期間を ≪貯金≫ と考えることにしているが,この貯金が引き出せるときには,残額が無尽蔵になっている。
 利子が無限大の貯金だ。

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 だから,まだ見たことがない鳥を見に行って,繰り返し,繰り返し,外し続けても,それはそれで良い,と思えるようになった。

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 1羽1羽を観察するでもなく,ただボーっとして,眺めて,撮影して,楽しんでしまったのだが,ふと,群れの中の白い個体が目に付いた。

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 「シロ」カモメ,といっても,幼鳥は全身に薄褐色の斑があるし,成鳥だって背中は薄灰色だ。ところが,この個体は,全身がほぼ真っ白だった。

 首を上げるとこんな感じ。

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 嘴のパターンを見ると,たぶん,羽が擦り切れて,全身にあった薄褐色の斑が消えた若鳥なのだろう。
 それにしても,とても白い個体で,びっくり。うれしい出会いだった。

 この後,なんだかんだで,結局は,夕方までここにいてしまい,白いカモメが夕焼け色に染まってきた。

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 予定外の遅くまでいてしまい,次に行きたかったポイントにいけなくなってしまったのだが,それは,冒頭にも書いたとおり,オオワシ,オジロワシについついハマってしまったためだ。

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 詳細メモは次に続く。

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