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2011/10/20

標津漁港 2011/01/23

※ 震災前の鳥見行です。

12:40 晴れ

 車に戻って,標津川河口から漁港内に移動する。

 車自体がブラインド代わりとなるので,漁港内は車からの鳥見が基本となる。それも,右側の運転席側の窓から観察すると,姿をさらすこととなり,ブラインドの意味がなくなるので,左側の助手席側の窓から観察するのが基本だ。

 私の場合,いつも1人の鳥見なので,助手席側に三脚を常時立てていることが多い。慣れるとレンタカーでもがっちりと立てられる。

  漁港内を車で巡回して,まず見つけたのは,スズガモ。
 ごくごく普通の海ガモだが,日が当たってきれいだったのでレンズを向けた。

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 日を受けて,目がガラス玉のように光っている。

 さらに巡回すると,今回の鳥見行の目的のひとつ,コオリガモがいた。
 しかも,岸壁に近いところだ。

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 舫(もや)っている船の影に入っていたが,車の中でじっとして待っていると,日の当たる場所に出て来てくれた。

 よし。

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 自然の光のキャッチライトが目に入っている。

 この個体は,長い尾がないので,♂成鳥ではない。くちばしにピンク色の部分が全くないので♂若鳥でもない。♀のようだ。

 図鑑では,♀冬羽のくちばしの色を,「灰色」とか「鉛色」とか表現しているが,日が当たった好条件でこの個体のくちばしを見ると,銅が錆びた「緑青」色が混じっているようだ。

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 跗蹠(ふしょ)も,くちばしと同系の色のようだ。

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 岸壁近くの至近距離にいてくれたおかげで,こんなアップを撮影させてくれる。車から降りない限り,警戒して遠ざかることはない。

 馴染んでくると,羽づくろいをしてリラックスする姿も見せてくれる。

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 しぐさと表情が何ともめんこい。

 特に,目をつむって,わき腹や背中を,こし,こし,している表情がなんとも言えない。
 羽に尾脂腺(びしせん)の脂を塗り込んでいるところだ。

 そして,羽づくろいには付き物の 「羽ばたき」 も披露してくれた。

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 最高。

 もうちょっとで忘れそうだったが,潜水時の写真もばっちりだ。

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 翼を開いて,そして,ヒレのように硬く小さくして潜っている。写真で見る限り,潜る瞬間の翼は,ウミガラスやウミスズメの翼の質感に近いようだ。

 水中ではどのように翼を使って行動してるのだろう。
 空を飛ぶときと水中を泳ぐときでは翼の使い方が全く異なっているに違いない。
 色々と想像してしまう。

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 しかし,上の写真のように,足もがっしりしており,蹼(みずかき)も大きいので,潜水時に足も使っていると考えるのが自然だ。

 翼と足の両刀使いなのだろうか。

 本当に,どうしているんだ???

 短い時間ながら山ほど撮影したので,チャーミングに撮れた写真をもう少し張っておこう。

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 このコオリガモはずっとここに居続けてくれたが,この鳥だけに関わっていたのでは先に進めない。

 ありがとう。

 車を動かして次に進もうとすると,後ろのコンクリート柱にシロカモメがまったりとしていた。

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 そして,シロカモメの向こう側の水面には,こんな鳥が入っていた。

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 こちらはウミアイサ。

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 こちらは,クロガモとホオジロガモだ。
 ♀同士がペアになっている。

 さらに岸壁を回り込むと,この鳥がいた。

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 斜里漁港でシロカモメに食われていたビロードキンクロだ。

 近くに車を止めると,一旦遠ざかってしまったが,すぐにまた戻ってきてくれた。

 たぶん岸壁に近い所に餌が多かったのだろう。

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 斜里漁港の個体とは異なり,こちらは元気一杯のようだ。

 コオリガモ同様,アップにしてみる。

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 ♂は幼鳥でもくちばしに赤味が出るようなので,この個体は♀で間違いないだろう。くちばし上面もすーっとしており,♂のくちばしにあるコブの兆しも感じられない。

 このカモも何度か潜る瞬間を見せてくれたが,コオリガモ同様,翼を開いて潜っているようだった。

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 今まで気付かなかっただけで,意外に,翼を使って水中を行動するカモの種類は多いのかもしれない。

 程度の多少はあるのだろうから,少しだけ翼を使う種も含めると,多くの潜水ガモがそうである可能性さえある。

 図鑑写真や普通のネット画像ではなかなか見られない「後ろ姿」も張っておこう。

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 こうして見ると,翼の縁が作る白い斜め線がとても目立つ。 この線は,遠くにいるときもよく目立つ線だ。

 ここから移動して,港南端の岸壁に行くと,釣り人が何人か入っており,その後ろの防波堤に大型カモメ類が並んでいた。

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 オオセグロカモメも多いが,シロカモメの割合がとても多い。本州以南では見られない光景だ。

 思わずシロカモメが密集しているところを撮ってしまう。

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 白いカモメで別の何か混ざっていないかさらによく見ると,「小さい」シロカモメを見つけた。

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 残念ながらアイスランドカモメではなく,シロカモメの小さなタイプだと思う。同じシロカモメでも,こうした小さなタイプを目にすることがある。

 さっきの河口でもシロカモメを楽しめたが,ここは,釣り人たちの後ろ5m位の防波堤にカモメ類が並ぶポイントで,人との距離がとても近い。

 また,個体数もそこそこ多いので,繰り返し来ていれば,面白いカモメ類と出会えるスポットかもしれない。

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 今回も,短い時間ながら充分に楽しませてもらった。

【ここで出会えた鳥たち】 

スズガモ,コオリガモ,シノリガモ,ビロードキンクロ,ウミアイサ,オジロワシ,ホオジロガモ,クロガモ,キンクロハジロ,オオセグロカモメ,シロカモメ,ワシカモメ

 

【写真】

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