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2011/02/10

大潟村 2011/12/30PM

12:00 曇り

 お昼からは大潟村に移動する。

 まずは,潟の店で「黒大豆みそラーメン」で腹ごしらえしてからガン類のポイントに向かう。

 車をゆっくり動かしていると,真っ正面に白い鳥が浮いている。体が白くて翼の先が黒かったので,「な~んだ,アオサギか。」と思ったが,いつもまでも同じように浮かんでいる。
 何か変だ,と思って良く見たら,ハイイロチュウヒだった。

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 いつもながらのおっちょこちょい人間だ。ハイイロチュウヒを見てアオサギと思う鳥見人は,たぶん,私以外にはいない。

 この周辺では昨季もハイイロチュウヒを見ていたので,頭に入れておかなければいけなかった。

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 ハイイロチュウヒはこちらにお構いなく,ゆっくりと旋回し,何か獲物を見つけたのか一旦降りた後,再び飛び立って遠ざかっていった。

 ここに車を止めたまま,周囲を見回すと,今度はシジュウカラガンの群れが目に入った。

 ガンたちの動きを見ながら,警戒距離の外に車を移動させる。

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 まずは数を確認しようと思い,何度か数えるが,数えるたびに数が増えていく。動くし,分散しているしで,数えにくいったらない。

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 最終的に,全部で31羽と確定する。
 珍鳥だった一昔前では考えられなかった数だが,昨年あたりからこれが普通に思えるようになってきた。

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 この群れには足環がある個体が少なくとも3羽入っていた。

 これは左足に緑色のリング。

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 これは左足に赤いリング。

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 これは右足に黄色いリングが見える。

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 残念ながら番号までは確認できなかったが,八木山動物公園(仙台市)の羽数回復事業の標識個体のようだ。この事業の成果で,昨季は計89羽ものシジュウカラガンが日本に飛来した,ということだが,今季はもっと数が増えているかもしれない。

 昨季のとおりに行動するとすると,2月中下旬からの北帰行で,この周辺に集結する可能性がある。100羽を超える群れになれば壮観だろう。

 下の写真は飛んで20mほど移動したときの写真だ。
 1羽のハシボソカラスが飛ばしたようだ。臆病にも思えるが,生きていくために必要な反応だ。

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 しかし,このカラスのおかげで,シジュウカラガンだけの純粋な群れになってくれた。

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 上の写真は去り際に撮影したもので,車の動きに反応してやや緊張している。

 この後,シジュウカラガンの群れをここに置いたまま,範囲を広げて探鳥してみる。
 しかし,いつものメンバーだけだ。新潟にいるというハクガンの群れが北陸の荒天で帰ってきていることを期待していたが,そうは問屋が卸さなかった。

 たまたま,ヒシクイの小さな群れの脇を通りかかったとき,日が差してきたので,パチリと撮影する。

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 宮城県の伊豆沼や蕪栗沼で出会うヒシクイと異なり,ここのヒシクイは警戒心がとても強く,かなり離れていても,このように首をピンと伸ばして警戒する。
 この距離でいるとすぐに飛んでしまうので,そそくさとここを後にする。

 大潟村の探鳥は午後からだったが,ハイイロチュウヒともシジュウカラガンとも出会えたので,それなりに満足だ。
 船越水道をもう一度チェックしてから実家に帰ることとし,車を走らせた。

 と,フロントガラスの片隅に怪しい群れが見えてきた。

 確認しようと,慌てて後続車の邪魔にならない所に車を突っ込むと,まん前に車が出てきた。なんと,ここでハクガンを見るとき,なぜかいつもいる秋田の鳥友だった。
 やはりこの群れはハクガンだという。

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 新潟からちょうど今帰ってきたところなのか。

 降りる所を迷っていたのか,しばらくの間,何度も何度も上空を大きく旋回しており,なかなか降りてくれなかった。
 おかげで,飛翔姿を充分に楽しむことができた。

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 正直,ハクガンは飛んでいるときの方がきれいだと思う。
 白い体に翼先の黒がとても良い。

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 上の写真では足を下に伸ばして降りそうな個体もあるが,降りるのをためらって再び旋回を始める。

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 このときは,間違いなく降りてくれるだろうと思った。

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 しかし,またさらに飛び続ける。

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 飛翔姿の大サービスだった。

 個体数も気になったので,やや短めの望遠レンズで群れ全体の写真も押さえておく。

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 重なって数えにくい写真もあるが,全部で38羽だった。

 ハクガンたちが飛んでいる背景には,寒風山とカントリーエレベーターが見える。
 大潟村らしい風景だ。

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 ようやく降りたのが,最初にハクガンの群れが飛んでいるのを見つけてから20分弱経過してからだった。
 この間,ず~っと,ハクガンが飛んでいるところを見ていたわけだ。

 最高。

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 すぐに近くに移動したが,警戒距離を間違って飛ばしてしまうとうまくないので,鳥友に先導をお任せする。ハクガンそのものより,一緒にいるヒシクイの警戒心が強いので,ヒシクイの様子を見ながら,だるまさんが転んだ式に近づく。

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 ありゃ,飛んでしまった。

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 しっかり確認する前に飛んでしまったのだが,幼鳥は38羽中5~6羽程度だったと思う。昨季,35羽中16羽が幼鳥だったことを思いかえすと,とても少ない。
 昨季の子どもが大きくなって大人の羽色になった,ということもあるだろうが,何となく寂しい感じだ。

 飛んだハクガンたちを目で追っていくと,向こう側の田んぼに降りたようだ。
 しかし,私はこれで充分。もう放っておこう。
 これだけ楽しめれば大満足だ。

 鳥友と別れて家路につく。

 帰り道,南部排水機場に寄ってみると,足元にハジロカイツブリがうじゃうじゃいて,私が覗き込むと,サ~ッと遠ざかっていった。

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 と言っても足元にまだ何羽か残っており,その中にミミカイツブリも2~3羽混ざっていた。

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 写真を見るとどれも幼鳥だ。幼鳥が集まって群れを作っていたようだ。

 右手のヨシ原にはダイサギの亜種ダイサギが餌を探していた。

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 冬は暗くなるのが早く,船越水道に差し掛かった午後3時半頃には,もうかなり暗くなっていた。

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 船越水道にいたメンバーは朝とほぼ同じ。

 ここ数年間,年末に大潟村に行っているが,このフィールドは,今回も充分に楽しませてくれた。帰り際,38羽のハクガンとの出会い,という早めのお年玉までいただいてしまった。

 今度こそ,一路実家へ。
 妻や子どもたちももう仙台から到着しているはずだった。

【出会えた鳥たち】

ツグミ,ノスリ,タヒバリ,ハシブトガラス,オオハクチョウ,ヒシクイ,ダイサギ,ハイイロチュウヒ,シジュウカラガン,ハシボソガラス,マガン,コハクチョウ,モズ,ハクガン,ハジロカイツブリ,ミミカイツブリ

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