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2011/02/03

苫小牧‐仙台航路 2010/12/12

06:30 晴れ

 八戸から苫小牧まで船に乗って,そのまま仙台行のフェリーに乗り換えた。夜7時に苫小牧を出る便で,航路探鳥は,翌朝の夜明けから仙台に着く10:00までだ。
 と,言っても,金華山,網地島,田代島付近が最後のポイントで,石巻港が見える付近の海域からはあまり鳥が出なくなるので,08:30頃までが勝負となる。

 いつもは船の右舷側にいて順光の鳥たちを観察するのだが,この日は季節風が強かったため,左舷に陣取った。
 南下する船なので,左舷は,太陽が昇ってくる東側だ。

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 夜が明けたばかりのまだ薄暗い時間帯から,ミツユビカモメたちが海上を飛んでいた。
 船の左舷側に沿って飛び,ゆっくりと船を追い越して行く。

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 大きな船が風避けになっていたのかもしれない。船に沿うように海上を低く飛んでいた。

 前日の八戸‐苫小牧航路と同様,成鳥に混じって幼鳥の姿も観察できた。

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 逆光のおかげで翼が透き通るように光る。 

 朝日で光った海面に差し掛かると,金色の海にシルエットが映えた。

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 朝日の中,ほんのりピンクに染まった白い体が美しい。

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 この時間帯,きれいな姿のミツユビカモメたちを堪能させてもらった。
 これだけでもう満足だった。

 ミツユビカモメは,南下するにつれ,近くを飛ぶ個体が減ってきた。

 代わりに頻繁に観察できるようになったのがオオミズナギドリだった。
 前日の八戸-苫小牧間の海域では1羽も観察できなかった鳥だ。

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 オオミズナギドリは,周年,この海域で観察できているように思う。

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 金華山沖と言えば「金華サバ」だ。そして,金華山に渡るフェリーが出る鮎川港は,沿岸捕鯨を行っていたことで有名だ。
 クジラやサバの生活を支える小型魚類などが豊富な海だ,ということだ。

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 このオオミズナギドリたちもこの海に支えられて生きている。

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 金華山沖を南下して網地島沖に差し掛かると,大きな群れも観察できた。

 この日は,ミツユビカモメが主役で,あとはオオミズナギドリが観察できた程度。

 朝のミツユビカモメだけで満足していたので,それだけでも良かったのだが,トウゾクカモメもポツポツと現れていた。

 トウゾクカモメは,成鳥・幼鳥の別があり,また,淡色型・暗色型・中間型があり,そして,生殖羽・非生殖羽,さらに,個体差や換羽があって,いちいち確認して分類していくのが面倒な鳥だ。そもそも,よくわからない,というのもある。

 もしかすると,撮影しづらい鳥になっているのは,こういう潜在意識があるからなのかもしれない。

 しかし,今回は少しだけがんばってみよう。

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 上の個体は,成鳥・中間型の非生殖羽だろうか。
 幼羽は,翼上面・下面に細い淡い線が密に入るようだが,この個体はそれがない。短いものの,中央尾羽もしっかりと見える。
 また,淡色型であれば顔の後ろにレモン色がかった白い部分がほしいし,暗色型であればお腹までしっかりと黒くあってほしい。

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 これは,成鳥・中間~暗色型の非生殖羽か。
 逆光のせいだけではなく,実際にお腹まで黒っぽい。最初の個体より明らかに黒い。ただ,真っ黒,ではないので,中間型と暗色型の中間,としよう。

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 これは,成鳥・淡色型の非生殖羽,か。
 個体差のせいかレモン色っぽくは見えないが,顔の後ろがしっかりと白くなってる。

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 上の個体は,中央尾羽がスプーン状に長く伸びている。これは生殖羽の特徴だが,時期が時期なので,生殖羽の特徴が残っている非生殖羽としておこう。
 成鳥・中間型か。

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 こういうのがいるから嫌だ。
 尾が楔状だし,2番目の写真では翼の羽縁が淡いようにも見えるが,お腹にしっかりと白い部分がある。子どもっぽい大人なのだろうか。
 エイヤッ,で,成鳥・中間型,非生殖羽,としておこう。

  ある程度分類できる写真が撮影できたのは上の5個体だけだったが,他にも結構な数の個体が飛んでいた。

 遠くに,ミツユビカモメに対して「盗賊行為」をしているトウゾクカモメも見えた。
 ダメ元で撮影してみたが,ピントが全部後ろの海面に合ってしまい,やはりダメだった。

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 今回の航路は往路の前日がメインで,復路のこの日はオプションと考えていた。
 ミツユビカモメでこれだけ楽しめれば充分。

 そういえば,はるか彼方を不明種が何度か飛んだが,これはハシブトウミガラスっぽかった。 

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【出会えた海鳥】

ミツユビカモメ,オオミズナギドリ,トウゾクカモメ,カモメ類

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