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2011/01/30

八戸‐苫小牧航路 2010/12/11

08:45  晴れ後曇り

 10月,11月に続いての八戸航路だ。

 今回も,八戸港発08:45のシルバークイーンに乗って苫小牧港まで行き,苫小牧港発19:00のきそで仙台に帰るルートだ。

 この航路では,10月にハジロミズナギドリを堪能し,11月はミナミオナガミドナギドリで楽しむことができた。
 ダイナミックな鳥の動きを感じることができて,さらに面白くなってきた。

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 今回は,10月,11月にはまだ見られなかったシロエリオオハムが多数現れ,ミツユビカモメも,これまでに比べると,幼鳥の割合がとても多くなった。
 そういう鳥たちがいた一方で,苫小牧近くの海域では,相変わらずコアホウドリやフルマカモメ,トウゾクカモメが多数観察できた。

 例によって鳥の種類ごとにメモしていこう。

<シロエリオオハム>

 今回のメインはこの鳥だった。10月以前は全く姿が見えなかった鳥だ。

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 最初に出たのは13:30頃で,かなり北海道に近い海域だった。一旦出ると,その後次々に現れた。

 海面に浮かんでいる個体が,近づいてくる船に驚いて飛ぶパターンが多かった。

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 この広い海の中で,航路は「線」に等しい。
 「面」に散らばっているであろう個体に「線」で出会う確率がどのくらいのものかわからないが,「線」上にこれだけいたのだから,「面」にするとかなりの数がいたのだろうと思う。

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 船が至近距離まで近づかないと逃げようとしない個体もいたので,タイミングが合えばこんなに大きく撮影することもできた。

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 海が荒れていて,また,飛び立つシロエリオオハムも慌てていたので,生き生きとした動きのある写真も撮れた。

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 こういう写真はそのときの状況をストレートに思い出すことができる。

 苫小牧に近づいてくると,どんどん個体数が増え,浮かんでいるだけでなく,近くや遠くを飛ぶ個体も観察できた。
 ただし,大きな群れは見られず,単体,又は,数羽の小さな群れだった。

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 同じダイバーの仲間でも,アビやオオハムが見当たらなかったのは,渡る時期がずれているのだろうか,それとも,個体数やルートの問題なのだろうか。

<ミツユビカモメ>

 ミツユビカモメは前回に引き続き,今回も数多く見られた。ただ,大きな群れを形成していた前回とは異なり,分散したような感じだ。

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 また,前回はほとんどが成鳥だったが,今回は幼鳥の割合がとても多くなっていた。

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 ミツユビカモメは船の脇を飛んでくれることが多いので,飛翔写真を撮影できるチャンスも多くなる。

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 幼鳥は,黒い嘴や翼の黒いラインがとても魅力的だ。

<トウゾクカモメ>

 トウゾクカモメは,09:30頃,下北沖の海域から現れた。

 ここ何回かの航路探鳥では毎回トウゾクカモメと出会っているが,私にとってこれほど撮影しにくい海鳥はない。ピントがとても合わせにくい。午前中は自分の下手さ加減に落ち込んでしまうほどだった。

 背景の海を含めて風景写真として見ておこう。

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<コアホウドリ>

 トウゾクカモメの出現よりやや遅れたが,コアホウドリも下北沖から姿を見せ始めた。

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 大きな鳥が荒れた海上を飛ぶ姿は素晴らしい。

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 とても魅力的な鳥であることに加え,体が大きく,飛び方がゆったりとしているため,撮影しやすく,どんどん撮影枚数が増えてしまう。

 苫小牧に近づくにつれ個体数が増えてきたが,これは前回,前々回と同じ傾向だ。

 山ほど撮影した写真の中に,同じポーズの2個体の写真があったので,並べて張ってみよう。

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 翼裏面の模様が違うのがとてもわかりやすい。互いに似ている個体も多いが,この2個体は一見して違うのがわかる。
 下の個体は,上の個体よりも,黒い部分がかなり多い。特に翼前方の黒がくっきりしている。

 1羽1羽詳細に観察すれば,個体の特定も可能と思う。少なくともコアホウドリに限っては,捕まえて印を付けなくても,ある程度は,見ればわかる,のではないか。特徴の出やすい部位やパターンを整理して,見分け方を分類してはどうだろう。

 

<クロアシアホウドリ>

 同じアホウドリの仲間だがコアホウドリに比べるととても少なかった。これも前回,前々回と同じ傾向だ。

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 アホウドリの仲間特有の長い翼で,しかも,黒い体がクールだ。

 尾の後方に足が突き出して見えるが,これはアホウドリもコアホウドリも同じだ。
 上のコアホウドリの写真では足が突き出して見えないが,これはすっかり飛翔モードに入って,足を格納しているからだ。飛行機でも離着陸時以外は車輪を格納するのと同じ。
 と,考えると,この個体はこのちょっと前まで海に浮いていたのだろうか。

<フルマカモメ>

 減ってきたような印象もあるが,まだ苫小牧沖に多数残っていた。

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 コアホウドリ,トウゾクカモメ同様,この鳥も荒れた海を背景にした写真を残しておこう。

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 海鳥も好きだが,海そのものも好きなのだと思う。
 鳥が海の魅力を引き立ててくれているようだ。

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<ウミスズメ>

 前回,前々回も出会えているが,出会いの頻度が多くなったと思う。

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 この群れの中にこんな個体もあった。

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 ウミスズメの冬羽は目の上にある白い線がなくなるはずなのだが,このウミスズメはしっかりと白い線が入っている。

 航路での鳥との出会いはほとんどの場合一瞬なので,こういうのはその場で気付かず,写真を整理していて気付くことが多い。
 気付いたとしても画像の記憶があいまいになってしまうので,その場の観察ばかりでなく,撮影もしておかなくてはならない。

 

<混群>

 今回の航路では,すごい場面と出会うことができた。

 やはり苫小牧に近い海域だったが,海鳥が何羽か浮かんでいるのを見つけて双眼鏡で確認すると,1か所に何種類もの海鳥が集まっていた。

 数自体は多くなかったが,1か所にこれほどの種類の海鳥が集まっているのと遭遇したのは,記憶にない。

 興奮して,夢中でシャッターを切った。

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 上の写真を,今,拡大してみて,ミツユビカモメ,コアホウドリ,オオセグロカモメ,ハシボソミズナギドリ,セグロカモメ,シロエリオオハム,フルマカモメ,ウミスズメ,シロカモメ,ウトウの10種は確認できた。
 後でもう一度見直してみよう。

 凄かった。

<その他>

 これは何だったのだろう。遠くってよくわからず,写真をトリミングしても不明だ。ウミツバメの仲間だったように思う。

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【出会えた鳥たち】

ウミネコ,ウミウ,ヒメウ,オオセグロカモメ,ハシボソガラス,スズガモ,セグロカモメ,カルガモ,カンムリカイツブリ,カモメ,ミツユビカモメ,トウゾクカモメ,ハクチョウsp,コアホウドリ,フルマカモメ,シロエリオオハム,ミズナギドリsp,ウミツバメsp,クロアシアホウドリ,ウトウ

【雑写真】

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