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2010/12/10

斜里漁港 2010/09/26

09:00 晴れ(強風)

 この日が道東鳥見の最終日だった。

 何の予定も立てていなかったが,知床半島の羅臼側は天気が悪いようだ。
 網走湖畔の呼人半島に行ってコアカゲラに挑戦しようか,とも思ったが,遠くって時間がかかりそうだ。地図を眺めながら悩んでいたら,斜里,という地名が目に付いた。
 そっか。ここがあった。ダメ元でカモメ類に挑戦して見よう。

 行くところに悩んだおかげで出発が遅くなってしまったが,その分ゆっくり眠れたし,朝食もゆっくり食べることができた。

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 知床峠をウトロ側に降りると,斜里に向かって右手に海を見ながら走ることになる。右手に見えた海は大荒れだった。

 これは期待できるかも。

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 数年前斜里漁港に来たときは,流氷が接岸した後で,カモメ類がほとんどいない状態だったが,この日はたぶん大丈夫。

 港に着いて,港内で最初に出会ったのがユリカモメたち。

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 強風に向かって飛んでいるので,宙に浮いて止まっているようだ。成幼混じってさまざまなタイプを楽しめた。

 さらに車を進めると,港内の空地にカモメ類の群れが入っていた。

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 ウミネコが中心の群れだったが,群れの端っこにミツユビカモメが入っているのが見えた。前日,前々日に引き続き,この日もミツユビカモメに出会えた。
 道東では普通種のようだ。

 車をゆっくりと動かして近寄ったが,近すぎて,全身が入らない。

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 失敗だ。

 車を動かし,すこし離れる。

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 よし,全身が入った。
 夏羽バージョンの個体で,大福のような真っ白の頭がたまらなくめんこい。

 しかし,立っているだけで変化がない。
 その内,座り込んで寝てしまった。

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 寝ている鳥を眺めていても仕方ない。

 さらに港内を回ると,カモメ類の小さな群れを見つけた。

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 こちらはオオセグロカモメの群れにセグロカモメが混ざっている。

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 そして,やっぱりここにもミツユビカモメがいた。

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 他のカモメ類と混ざると,体の小ささと相まって,足の短さもめんこくを際立たせる。

 斜里漁港はそれほど大きな港ではないので,これでお終い。群れはこれだけだった。

 もう一度最初のミツユビカモメの所に戻ると,さっきと同じように寝ている。

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 寄っていくと顔を上げたが,別に驚かしたい訳ではない。

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 時間がまだあったが,もう行くところがなくなった。

 これでお終いか。

 諦めきれず,港外の河口を見に行ってみると,なんとなんと,実は,ここに群れの本体が入っていた。

 凄い数だ。

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 知らない,というのは恐ろしい。このまま帰るところだった。

 どこから見たら良いのか,あっちに行ったりこっちに行ったりし,対岸にも行ってみたが,やはり港側の防波堤から見た方が良いようだ。

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 オオセグロカモメも多いが,全体にセグロカモメが多いようだった。

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 この群れの中に,セグロカモメと似ている別種が混ざっていたのかもしれないが,識別力がないので,なんぼ見ても,探し出せなかった。

 数は少なかったがシロカモメの姿も見えた。

 群れの中では白い姿がとてもよく目立つ。

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 シロカモメは白くってとてもきれいなカモメだが,上の左側の写真のように,ときおり爬虫類のような恐い表情を見せることがある。
 幼鳥では爬虫類っぽい表情をよく見るが,成鳥もそうだった。

 ユリカモメも少数ながら見られた。

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 左が大人,右が子どもだ。
 大人の淡いグレーの羽衣も良いが,子どもの羽衣も良い。

 そして,ここにもミツユビカモメの姿があった。群れで行動しており,100羽以上はいたのではないか。これまでの私のカモメ人生では驚きの数だ。
 ツラ~っと並んだ短い黒い足が嬉しい。

 北海道ならではの光景だと思う。

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 北海道以外でこういう光景はまず見られないのではないだろうか。
 9月のこの時期からこんなに入っているとは驚きだった。

 群れには幼鳥も何羽か入っていた。

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 羽衣も独特だが,くちばしが黒いのが成鳥と異なる。

 ちょっと見づらいが,くちばしが黒い個体を下の写真で探すと,何羽か混ざっていることがわかる。

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 ミツユビカモメが大人の羽衣になるのは3年かかるようだが,2年目の羽衣は成鳥とほとんど同じで,わかりにくい。

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 上の写真はたまたま写っていたものだが,真ん中にいる個体の翼に幼鳥の名残があるようだ。これが2年目の個体か。

 飛んでいる写真をよく見ると,翼の模様に個体差も結構あるようだ。

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 中州に降りた群れをかなり真剣に探し,また,念のため写真でも撮影していたのだが,赤い足の個体は見つけられなかった。

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 ところで,この日はとても風が強く,外に出るとレンズが風にあおられて,なんぼ頑張っても,一点に固定できない。結局は車の中から撮影する他なかった。
 風が強く,海が荒れていたおかげで,これだけのカモメ類が入っていたのかもしれない。

 カモメ類を見ている間,海の方はこんな感じだった。

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 面白いほど荒れていた。
 冬の日本海のようで,懐かしく,嬉しい光景だ。

 さぁ,そろそろここはお終い。

 ミツユビカモメの群れと出会うことができ,充分に楽しめたので移動しよう。
 すぐに移動すると,羅臼で昼食をとれそうだ。

 移動しようと車を動かし,さっきの群れの脇を通ると,ミツユビカモメがいたのと全く同じ場所に足の短い鳥が入っていた。
 ミツユビカモメも足が短いが,もっと足が短い。

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 アジサシだった。カモメ類に混ざって,この1羽だけがいた。
 強風がこんな鳥まで連れて来てくれていたか。

 最後に,もう一度ここに入っていた群れを見渡すと,ワシカモメが目に入った。
 そういえば,この日はまだワシカモメを見ていなかったかもしれない。

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 ワシカモメに少し遊んでもらってから,斜里漁港を後にする。

 斜里漁港は,海が荒れた日で,かつ,流氷が着岸する前の時期に来たら,面白いのが入っているかもしれない。機会があったらまた寄ってみたい所だ。

 そういえば,ヒメクビワカモメが入る,というのもここだったようだ。
 いつ頃の時期が良いのだろう。
 いずれこの時期ではないようだ。

 この後,ウトロまで戻って,知床峠を越え羅臼まで戻るが,その途中,またもやエゾシカが道端にいた。
 もう至る所にいるので,正直撮影するのも飽きてきたが,目の前にいるの撮影しないのでは相手方に失礼だろう。

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 とは言え,エゾシカでなく,できればヒグマに出会いたかった。

(→ 続く)

 

【斜里で出会えたカモメ】

ユリカモメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,シロカモメ,ワシカモメ,ミツユビカモメ

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