« 県南田んぼ 2010/08/29 | トップページ | 県南 2010/09/04 »

2010/09/07

石巻 2010/09/05

 現地では識別できなかったシギがいた。
 何だったのか早くはっきりさせたくって,この鳥を先に整理したので,通常の記録とは別に,先行して掲載する。

 大きさは近くにいたキリアイより明らかに小さい。
 最初はトウネンよりやや大きく感じたが,後でトウネンの近くに行ったとき,ほぼ同じ大きさに見えた。

 足は黄色く,嘴も黄色くみえる。この嘴は,ヒバリシギより太く,やや下に湾曲しているようだ。この嘴が混乱の元だった。

 たぶん,この内のどれかだ。

  1.  ヒバリシギ
  2.  ヒバリシギのハイブリッド
  3.  ヒバリシギ以外の何か

 しかし,写真を整理しているうち,上の「1 ヒバリシギ」以外の何者でもないと思うようになってきた。

 油か何かで顔が汚れており顔の印象が異なるが,ヒバリシギの中でも,嘴が太めで,黄色味が強い個体なのではないだろうか。
 どの鳥でも,幼鳥は嘴の色が薄いが,この位黄色い個体があっても良いだろう。

 めんこいお姫様のような印象とは異なるが,どう見てもヒバリシギに見えてきた。

 下に写真を貼っていこう。

100905_0345

100905_0346

 キリアイの群れを眺めていると,飛んできて目の前にポンと降り立った。
 ここの泥はすごく柔らかいようで,どのシギも足を取られ,翼を広げることが多かった。

100905_0361

100905_0364

 飛んできたとき,汚れているような顔が目立ったが,足も嘴も黄色いのにすぐ気が付いた。嘴が太めに見え,ヒバリシギとは全然異なる印象だった。

 手元のハンディ図鑑を見ると,足も嘴も黄色いのはチシマシギしかないが,チシマシギではない。

 上の写真を拡大してみる。

100905_0364_up

 やはり,一見ヒバリシギの顔には見えない。

 しかし,油(?)で顔が汚れて羽が寝ているせいで嘴が太めに見えているかもしれないし,黄色いといっても全体が黄色いのではなく付け根から2/3程度が黄色いだけだ。
 幼鳥にありがちの色の薄さだ。

100905_0376

100905_0386

 まもなく飛んでしまい見失ってしまったが,帰り際,また見つけた。

 さっきは左側の顔しか見られなかったが,今度は右側の顔も見られる。

100905_0513

100905_0513_up

 左側よりも汚れが少なく,顔がヒバリシギっぽく見えてきた。
 また,嘴の黄色味も少ないようだ。

 とはいえ,嘴が太い印象は残る。

100905_0532

100905_0532_up

 上の写真では背中が見えるが,白いV字模様を含め,体はヒバリシギそのものだ。

 さらに移動して近くから観察できたが,足が長く,プロポーションもヒバリシギのようだ。

100905_0543

100905_0548

 足の部分を拡大してみるが,これもやはりヒバリシギのようだ。

100905_0548_up

 結論。

 すでに上にも書いたが,ヒバリシギで間違いないだろう。

 顔が油で汚れていたので印象が異なり,加えて,嘴の色と太さでも惑わされてしまった。

100905_0584

 逆光気味で見づらいが,真ん中にいるのが対象の個体で,周囲にいるのがトウネンだ。ほぼ同じ大きさに見える。

 それにしても,この個体にはとても楽しませてもらった。

 ヒバリシギとわかれば,なぁ~んだぁ,という感じだが,その間,わくわくさせてもらった。

 油で汚れているのが気になるが,生活上それほど影響がないようなので,元気で生き延びていってほしい。

« 県南田んぼ 2010/08/29 | トップページ | 県南 2010/09/04 »

0513 宮城県/石巻」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 県南田んぼ 2010/08/29 | トップページ | 県南 2010/09/04 »