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2010/08/24

羅臼沖 2010/07/17AM 02

09:00 曇り

 この数日前までは遭遇率が高いようだったが,こまめにアップいただいている最新情報では出会える確率が低くなってきていたようだった。そのため,飽和しそうになる期待にフタを閉めて,船に乗った。

 だから,まさか,現実に,シャチと出会えるなんて,夢のようだった。

 船の上のデッキの先端に近い場所にいて,スタッフのHさんが見つけてくれたのが最初だった。はるか遠くの国後島方向に,黒い小さな縦線が見えた。シャチの背びれ,だという。
 このときは遠すぎて双眼鏡でようやく確認できる程度。

 そして,その後すぐ,より近い所に群れを発見。

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 僚船の「はまなす」が先に見つけてくれていたようだ。

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 上は国後島を背景にしたシャチの♂だ。
 ♀は鎌型の背びれだが,♂の背びれはこのように真っすぐだ。大人になると2mにも達するという。

 素晴らしい。

 学生時代のサークルで野鳥の会に入っていたが,この頃からクジラ・イルカ類に憧れており,サークル内の研究発表で,鳥ではなく,クジラ・イルカ類をまとめたことがある。

 このとき,大学の図書館で当時数少なかった書籍を調べ,熱中してシャチも点描したが,自分の人生で,実際に出会えるなどということは,一片たりとも,考えていなかった。出会うことが叶うことがない夢の動物だった。

 それが,今,目の前にいる。

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 しかも,この群れは10頭を越えている。
 今思うと,刺激が大きすぎて,何が何だかわからなかったと思う。

 凄い,凄い。

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 シャチは母系家族で,母と子が集まって群れを作るという。

 何年で大人になるのかわからないが,群れの中には小さな子どもたちも混ざっていた。

 近くで見ると,小さな子どもたちが母親と思われる個体にまとわりつくようにしている姿が観察できる。人間の甘ったれの子どもと同じだ。

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 人間だったらこんなにまとわりつかれたら鬱陶しくてしょうがないと思うが,シャチの母は鷹揚だ。

 さて,シャチの群れは,最初こそはるか彼方だった,船が寄ってくれたので,すぐ近くから観察することができた。

 「はまなす」とシャチを一緒にフレームに入れるとこんな感じだ。

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 手前にこちらの船の手すりを入れるとこんな感じ。

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 シャチと出会えただけで夢のようなのに,複数のシャチを一度に見られて,さらにこんな近くから見ることができた。

 近くに来た♂の背びれはこんなだ。

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 ♀や子どもも凄い。凄い。

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 船は2時間強のクルージングで港に帰ったが,大満足。
 こんな凄いことは2度とないだろう。そう思って船長に言うと,まだこんなものではない,という。

 この後,午後の便にも乗せてもらったが,確かにこんなもんではなかった。

(→ 午後に続く。)

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 この後使うかどうかわからないが,個体識別できそうな写真を別に記録しておく。
 背びれの形と背びれの後ろの斑がキーだ。

【個体識別用写真置き場】

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