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2010/08/23

羅臼沖 2010/07/17AM_01

09:00  曇り

 早朝は霧が濃く,出航しないのではないか,と心配していたが,定刻に出航となった。
 乗せていただいたのは,知床ネイチャークルーズの船,エバーグリーンだ。

 なにより,かにより,シャチとの出会いが強烈だったので,鳥の記憶がすっかり霞んでしまったが,タイトルがタイトルなので,まずは鳥の方からメモをしていこう。

<アホウドリ>

 アホウドリを見るために羅臼に来る人はほとんどいないと思うが,この前後の時期,この海域で何羽か観察されていたようだ。

 いる,という情報は事前に入手していたが,出会えることは全く期待していなかった。
 しかし,幸運にも,飛んでいる姿を2回も観察することができ,さらに,撮影することまでできた。

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 体のほとんどが黒いため幼鳥と思われる。

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 アホウドリは,10月から5月にかけて鳥島や尖閣諸島で繁殖し,その後ベーリング海やアリューシャン列島近海,アラスカ湾まで渡る,という。
 海鳥の渡りは一定の海域に滞在して栄養補給しながら移動する,というが,この個体は北上の途中,この海域にこの時期滞在していたのかもしれない。

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 アホウドリは群れで渡りをする鳥ではないのだが,誰に教えられるのでもなく,子どもでもそのルートを知って渡っている,というのは不思議だ。

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 船長によると,この幼鳥は船を見つけると寄ってくることが多いそうだ。すぐ近くに着水することもあるようだが,この日は船を覗き込んでそのまま遠ざかって行った。

 そういえば,以前室蘭のイルカウォッチング船に乗せてもらったときにも,コアホウドリが同じように近寄ってきて,そして,同じように遠ざかって行ったことがあったっけ。

 

<フルマカモメ>

 フルマカモメさえ近くから見ることができればそれで良い。
 そう思ってここにやってきたのだが,期待を大きく超えるシャチの出現があったので,フルマカモメ観察の方はおざなりになってしまった。

 それでも,近くを飛ぶフルマカモメや,停船しているときに船尾に寄ってきたフルマカモメと,わずかな時間遊んでもらった。

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 フルマカモメは,数え切れないくらい何度も出会っている鳥だが,外洋でフェリーから見ることが多いため,このような至近距離から観察できる機会はとても貴重だった。

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 どちらかというとミーハーな私は管鼻がとても気になっていた。
 フルマカモメを含むミズナギドリの仲間は全部管鼻があるが,くちばしが太いので,フルマカモメがもっとも目立っている。

 管鼻とは,くちばしの上にある管状の器官で,塩分を濃い塩水として排出する所だ。

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 上の写真をアップしてみよう。

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 管鼻は,斜めに切った管を2本合わせたような形状だった。
 遠くからではよくわからなかったが,近くに浮いてくれると,こうしたところまで詳細に観察できる。
 そうか,そうか。へぇ~。

 フルマカモメのトリビアをひとつゲットした気になっていたが,実はそうではなかった。
 これに続いて近くに浮いた個体の管鼻はこうなっていた。 

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 つるんとした1本の管だ。

 逆に,2本の管が合わさった形状の管鼻を持っている個体は,最初の個体だけだったようだ。
 個体差なのか年齢差なのか性差なのかわからない。一体何なんだろう。近くからもっと多くの個体を見る必要がある。

 今後の宿題となってしまった。
 早くもまた来なくてはいけなくなってしまっている。

 フルマカモメは黒っぽいのから白いものまで色のバリエーションもあるはずで,多くの個体を見てその違いなども楽しみたかったのだが,この日に出会った個体はどれも似たような体色だった。残念。

 これも次回への積み残しだ。

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<その他の鳥>

 ハシボソミズナギドリとウトウは確認できたし,ウトウの方はできは悪いが写真も撮れた。

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 他の鳥もいたかもしれないが,シャチに目を取られてしまい,いたかどうかもわからない。シャチの写真の端っこにハイイロウミツバメが写っているものもあったので,もっと種類は出たかもしれない。

 クルージングを終えて港に帰ってくると,外側の防波堤でこんな光景も見られた。

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 オオセグロカモメの親子だ。
 この場所は港の外側の防波堤の先端付近なのだが,ここに営巣し生まれたのだろうか。とすると,この時期に海が大荒れして防波堤を越えるような波がないことになる。
 

 さて,鳥に引き続きシャチの記録をメモしようと思っていたが,長くなったので,別記事にすることとする。

(→次に続く。)

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