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2010/03/26

大潟村 2010/02/28 【前編】

10:30 曇り

 年末にハクガンと出会えなかったので,3月初めに大潟村に行くこととしていた。
 曜日の関係で2月末となってしまったが,ハクガンもシジュウカラガンも群れが入っているらしい。

 あまり早い時間に着いても,まだねぐらから移動していない可能性がある。ゆっくりめに仙台の家を出て,天王の道の駅に着いたのが10時頃だった。
 慌てず騒がず,トイレ休憩し,周辺にたくさんいたシメと遊んでから移動する。

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 途中,船越水道の水門近くの水面を確認したら,年末にもいたコオリガモが同じようにしてまたいた。ここで越冬したようだ。
 帰る時も同じようにしていたので,ここに朝と夕の分をまとめて張っておく。写真を見ると前回よりはなんぼか近かったようだ。

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 コオリガモが潜るとき,やっぱり翼で潜っているのが見えたのが嬉しい。

 大潟村のポイントに到着したのが10時半過ぎだった。

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 年末に来たときは,道路の積雪に加え雨がザーザー降っており,探鳥するには最悪のコンディションだったが,この日は積雪も雨もなく,前回を思えば天国のような状態だった。何よりぐちゃぐちゃの雪が道にないので,普通に動き回れるのが良い。

 大潟村はヒシクイがほとんどでマガンが少ないフィールドなのだが,この日はマガンもたくさん入っていた。そろそろ北に帰る時期で,ここに立ち寄っているのだろう。
 なかなか雰囲気が良い。

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 この日は,最初にNHKアンテナ塔の北側エリアを巡回し,次に「菜の花ロード」を挟んだ反対側のエリアを巡回した。

 最初のエリアでは,ヒシクイ,マガンだけで,ハクガンもシジュウカラガンも見つけられなかった。さっさと移動する。

 次のエリアで,マガンの群れに首輪(緑A113?)がある個体を見つけ,撮影しているとき,シジュウカラガンの群れが遠くの田んぼに降りて行くのが見えた。ヨシッ!

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 事前情報はあったが,本当だった。
 一体何羽いるのだろう。
 1羽見つけて大興奮する鳥が,こんなにもたくさんいる。

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 警戒距離からかなり離れた所までは大急ぎで行ったが,ある程度の距離からは,そ~っと,じわじわと近付く。

 数を数えると67~69羽いるようだ。すごい数だ。

 じっくりと構える。

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 しかし,どうも雰囲気が良くない。
 いつの間にかほとんどの個体が首をもたげている。何とか落ち着いてくれることを願って,じっと待つ。

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 うゎ。飛んだ。

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 一斉に飛んでしまった。
 何とか群れ全体を撮って数を確認したい。

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 さて,何羽いただろう。

 上空をしばらく旋回していたが,まもなく同じエリアの少し離れた田んぼに降りるのが見えた。
 遠くに飛び去ってしまわずにホッとする。

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 さっきはヒシクイやらマガンと一緒だったが,飛んで移動したことで,シジュウカラガンだけの群れになっていた。

 降り立って間もなくはまだ緊張が解けないようだ。

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 また数えなおすが,重なり合っているためなかなか数が特定できない。

 じっと見ているうちに徐々に首を下げ,餌を取りながら行進を始めた。よし,よし。

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 と思う間もなく,突然,一斉に首を立てた。

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 何だ? と思い周囲を見回すとノスリのせいだった。
 この周辺にはノスリがたくさんいるが,ノスリ程度で警戒するのか。上の写真の左端にノスリが写っている。
 いずれ飛んでしまわなくって良かった。

 すぐに警戒を解いて,再び餌を取り始めた。
 今度はさっきのように飛ぶことはないだろう。かなりくつろいだ様子が見える。私の車も安全だと認めてくれたようだ。

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 シジュウカラガンの向こう側に人が見えるが,これも気にする様子はない。

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 警戒を解いた状態だと言っても,全部の個体が下を向いて餌を食べているわけではなく,何羽かは必ず首を上げていた。見張り番になっているのだろう。

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 これだけ数が多いと,群れの中ではときどきいさかいも起きる。

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 これらのシジュウカラガンは,まちがいなく八木山の羽数回復事業の成果だ。

 この群れの中にも赤や緑の足環を付けた個体が何羽か観察できた。撮影して後で番号を確認しようと思って,意識して撮影したのだが,遠かったのと,光の角度の関係で確認できる写真はほとんどなかった。白っぽく褪色して番号が見にくい足環もあった。

 たぶんこれは左赤足環36番。
 八木山動物公園のホームページ情報によると,5年連続で飛来している個体のようだ。

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 これは,「099」と見えたが,八木山動物公園のホームページを見ると,「0」ではなく「D」のようだ。左緑足環D99番だとすると,11月に宮城県内でも確認されている個体で,3年連続飛来しているようだ。

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 2~3年前に伊豆沼で十数羽の群れを見たとき,足環が付いている個体の方が多かったような印象があるが,今回の群れでは足環がない個体の方が圧倒的に多かった。
 足環がある個体群が呼び水になって,その子孫や配偶者を連れて来ているのだろうと思う。渡りのルートが確立されたようだ。すごいことだと思う。

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 全部の個体をなめるように何度も見たが,全部亜種シジュウカラガンで間違いなし。亜種ヒメシジュウカラガンっぽいのは混ざっていなかった。

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 この大きな群れはこのまま突き進んで畔を乗り越えて行く。
 ちょっぴり高くなっているので,畔は田んぼの中のステージのようだ。
 ここにレンズを固定して,どんどん通過していくシジュウカラガンたちを撮影する。全部の個体を記録しようと思った。

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 このときは,後で写真を見て点検する時間が家では取れない,ということを思いつかなかった。

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 同じような写真の陳列になってしまったが,数のすごさだけは思い起こすことができる。

 みんなどんどん左方向に行ってしまい,後ろ姿になってしまったので,先回りするように移動した。警戒されるかと少しどきどきしたが大丈夫だった。

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 見ていると,こちらに向いて歩いてくる個体もあった。

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 こうしてみると,1羽1羽個性があるのがよくわかる。首の付け根を取り巻く白いリングの太さやその周囲の黒い部分,また,頬の白斑もバリエーションがある。

 これは幼鳥だ。頬の白斑や首のリングがぼやけているように見える。
 羽数回復事業により幼鳥も混じって飛来してくる,というのはとても嬉しいことだ。

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 この後しばらく見ていたが,同じような距離を右に行ったり左に行ったりだけで変化がない。誰かいれば良かったのだが,1人だけでは間が持たない。
 また飛ばないかな~,などど期待したが,すっかり落ち着いてしまいその気配は全くない。

 見ていた時間はちょうど1時間程度だったようだ。
 お昼が近くなりお腹がすいたので,ここで切り上げ移動することとした。

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 午後はハクガン狙いだ。

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