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2010/03/21

八戸港-種市海岸 2010/02/07

(八戸漁港) 07:30 曇り後晴れ
(種市海岸) 13:30 晴れ後曇り

 八戸駅前近くの宿で目が覚める。
 前日三沢漁港でダイバー2種をお腹一杯に楽しんだので,この日はデザートみたいなものだ。八戸や種市にいるコクガンでも眺めて早めに家に帰ろう。

 八戸漁港にはオオセグロカモメが山ほど入っていた。

 この朝は気分がとても良く,オオセグロカモメを見ても嬉しくって,初っ端からシャッターを切りまくった。いつもは悪者顔に見えるオオセグロカモメの顔も,目が美しく見える。

 下に張ったのは全部オオセグロカモメだ。

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 こうして写真を並べてみると,同じオオセグロカモメでも色んなのがいるものだ。
 全身が黒っぽいのもいるし,逆に白っぽいものもいる。顔の斑がくっきりはっきりと冬羽のものもあれば,斑がなくなり目のふちが赤いのもある。後ろから5番目の個体などは嘴に黒い斑が乱雑に入っている。面白い。

 次のオオセグロカモメたちは求愛をしているように見えた。
 口を大きく開けているのは鳴いているからなのだが,いつもの喧しい声ではなく,甘い,ささやくような声だった。声がごつい顔付きと体格にマッチしていなかった。

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 もちろんいたのはオオセグロカモメだけではない。
 カモメ類では,ワシカモメとカモメ,ユリカモメ,そして,セグロカモメもいた。セグロカモメは探してようやく1羽だけだったが,ワシカモメは何羽か見かけた。

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 上のワシカモメは,水色の柱に止まろうとして,ずるっと滑って慌てて態勢を立て直したところだ。左端の写真では左足が滑って踏み外しているのがわかると思う。
 爆笑の光景だった。

 次の飛翔写真は近くに飛んできてフレームに全身が入り切らなくなったものだ。

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 ワシカモメの飛翔写真は上面ばかり狙って撮影していたので,下からのショットは貴重だ。翼下面の模様がよくわかる。

 カモ類は,スズガモが一番多く,ホシハジロ,ヒドリガモ,シノリガモ,クロガモ,オカヨシガモも観察できた。このうちクロガモとオカヨシガモは各1羽だけだった。
 下の写真は左から,スズガモ,ホシハジロ,クロガモ,オカヨシガモだ。

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 シノリガモは,不思議に♂第1回冬羽があちらこちらで観察できた。♀成鳥に似ているが,目の後ろの丸い白斑の後ろに,さらに縦長の白斑があるので区別できる。

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 上のシノリガモ最初の写真はシノリガモの(私の)定番写真。
 眉毛まであるのは♂だけだ。

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 ヒメウは求愛オオセグロカモメの脇の海に浮かんでいた。
 前日も三沢漁港で出会っているが,この日の個体は近く,また,光の条件も良かったので,わかりにくい目もしっかりわかる。これで金属光沢があって冠羽があれば言うことなしだが,ぜいたくは言うまい。
 ウミウやカワウと違い,全身が黒く模様がないのが良い。

 こうして巡回しているうち,前日に引き続き,またダイバーと出会ってしまった。
 前日はシロエリオオハムとオオハムだったが,今度はアビだ。幸運この上なし。

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 最初,白っぽいものが浮かんでいるのを見て,ゴミかと思ったが,双眼鏡で確認して見るとアビだった。
 アビは比較的近くの海面に浮いており,長いこと見ている内,目の前で潜水を繰り返すパフォーマンスまで見せてくれた。

 日が出てきて白い色が飛んでしまったのが残念だったが,充分に楽しませてもらった。前日の2種のダイバーと合わせ,詳細は別記事にまとめることとする。

 アビの後ろにはウミアイサたちがいて,例の派手なパフォーマンスを繰り返していた。
 アビが肉や魚のメインディッシュだとすると,ウミアイサは酢の物や漬物の「箸休め」。アビ観察をより楽しくさせてくれた。

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 最後の写真はおまけ画像だ。

 次は八戸漁港に隣接した蕪島だ。

 蕪島はウミネコ繁殖地として天然記念物になっている場所だが,冬は,ハギマシコの大群が入ることがあり,また,周辺の海や港,岩礁にはシノリガモやコクガンが観察できる。

 この日は,蕪島に着くなり,ハギマシコと出会った。

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 蕪島神社に向かって右手の斜面に群れが入っており,草むらに溶け込むようにして餌を取っていた。何年か前には,百羽単位の群れがいくつか入っており,見事な群飛が観察できたことがあるが,残念ながらそこまでの個体数はなく,数十羽程度の数だった。

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 ハギマシコも大好きな鳥なので,実は出会えただけでとても嬉しいのだが,出会えたら出会えたでさらに欲が出てしまう。
 しかし,探しても探しても見つけられなかったときのことを考えると,贅沢は言えない。そこそこの群れではあるが,出会えただけでも良しとしなければならない。

 群れ全体が斜面におり,どこから撮影して良いか悩んだが,「八戸小唄」の石碑の裏に回り込んで,フェンスの青い網にレンズを押し当てて撮影した。間に網があっても何とか写る。

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 撮影しながら観察していると,下を向き,勢いよく土をはね飛ばしながら餌を探している。探していたのは落ちた草の実なのだろうか。首を上げたときにタイミングを合わせて撮影するが,嘴に土が付いているのが何ともめんこい。
 1羽は焦点距離ぎりぎりの近さにいた。

 撮りにくいので,上に登り,神社を周回する歩道から撮影することとする。フェンスの上から撮影できるのでこちらの方が良い。

 ハギマシコは一見地味に見えるが,よく見るととてもきれいな鳥だ。オオマシコの鮮やかな赤やベニマシコのほんのりした赤も良いが,ハギマシコの赤もとても味わい深い。
 和名では萩が名前に入っており,英名ではバラが名前に入っている。
 しばらく見ているうち,岩の上に乗って全身を見せてくれた。

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 ハギマシコを撮影している間,目の前の岩にイソヒヨドリもやってきた。

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 さぁ,次はコクガンだ。

 蕪島の近くにある水産科学館マリエント前の磯浜にはコクガンがよく入るが,この日はここにいなくって,近くの恵比寿浜漁港に6羽入っていた。

 見つけたときはオオセグロカモメの群れにまぎれていたが,待っていると次第に近寄って来てくれた。

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 コクガンは,首を低くし他の個体に突っかかるような行動を見せることがあるが,このときもそんな行動を見せてくれた。黒い体にピンク色の口の中が見えるのが何となくうれしい。このポイントでは不思議にこんな光景を目撃することが多い。
 家族げんかみたいなものなのだろうか。

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 コクガンは,宮城県にも秋田県にもそれほど数多く来ていなくて,とても貴重な鳥に思っていたが,青森から岩手にかけてのこの周辺ではごくごく普通の鳥だ。この時期にこの周辺に来ればいつもいるので,ありがたみがなくなってきた。
 遠出するのも良し悪しかもしれない。

 ここの港にはいつものとおりシノリガモも入っていた。

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 アビでかなり時間を使ったので,この時点でお昼近くになってしまった。もうゆっくりと各港を見る時間がなくなったので,種市に直行しよう。
 去年短期間いたクサチヒメドリを夢見ながら車を進める。

 途中寄るつもりはなかったのだが,大蛇漁港南側の磯に差しかかるとカモメ類が舞っているのが見えたので車を止めてしまった。相変わらずここはワシカモメが多いところだ。

100207f_0837100207f_0840100207f_0875 ワシカモメだけ撮影してすぐに車に戻ろうと思って車から降りたら,目の前をコクガンの群れがサーっと通過していった。青い海を背景に黒い体がとてもきれいだ。まさかここで出会うとは思っていなかったので,不意を突かれてしまった。撮影できたのは飛び去る後ろ姿のみだった。

 200mほど先の磯に降りたようだが,ゆっくり歩いていく内,姿を消してしまっていた。

 急いで撮影したワシカモメは次の写真だ。
 この時期,もう少し換羽が進んでいると思っていたが,成鳥の頭にはまだもやっとした斑があった。

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 さて,県境を越え,岩手県。種市だ。

 最初に北側の河口の方を覗いてみる。大きな防波堤の方だ。
 カモメ類が入るポイントで,コクガンの群れが入っているときもある。周辺にはタヒバリやハギマシコが入るポイントもある。

 しかし,この日はコクガンの姿はなし。カモメ類の姿もそれほど多くない。面白そうな個体も見つからない。

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 上の写真は最初のオオセグロカモメ以外は全部カモメだ。一度飛ばしてしまったが,すぐに戻って来てくれた。

 港の方に移動し,昨年,クサチヒメドリ(サバンナシトド)が出たというポイントをチェックする。タヒバリを見ていたらいつの間にかクサチヒメドリに変わっていた,ということだったが,このタヒバリはいつまで見ていても変わってくれなかった。

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 上の写真の下段には後趾の爪が長いことがわかる写真を並べてみた。長すぎて邪魔なようにも思うが,何の役に立っているのだろう。泥など柔らかい地面に埋まりにくくするためか?

 港の中を覗くと,いつもいるシノリガモがこの日もいた。
 この日何回目の出会いかわからないが,またもや撮影を始めてしまった。日がちょうど当たってとてもきれいだった。
 ここにも♂若鳥がいた。

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 コクガンは港の北側に広がる磯浜にいることが多い。
 この日もそうだった。

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 いくつかの群れに分かれていて数えづらかったが,全部で75羽だった。

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 しばらく眺めていると,ぱらぱらと北の方に飛び立ち,終いには全部いなくなってしまった。行ったところはわかっている。最初に覗いた河口のポイントだ。
 ここのコクガンは,この磯浜と河口を行き来し,そのときに飛翔写真を撮れるのだが,群飛の見事さに目を奪われて撮影のタイミングを逃してしまうこともしばしばだ。

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 待っていても戻ってくるのに時間がかかると思い,ゆっくりと行った先に向かうと,こちらに帰ってくるところだった。向こうに長居しなかったようだ。
 遠くに飛ぶ姿が見えたと思ったら,目の前の空を通過し,元の場所に戻っていった。

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 ここでもう午後2時半過ぎになっていた。昼食がまだだったので,腹ペコだ。
 コクガンも見たし,もう良い。

 家に帰ろう。

 最後に撮影したのは,ここにもたくさんいたワシカモメだった。

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 ただ遠くに行きたいばかりで,何の目当てもなくふらりとやってきたのだが,思った以上に楽しめた遠出となった。

【観察できた鳥】

(八戸漁港)

オオセグロカモメ,ハシブトガラス,スズガモ,ウミウ,ワシカモメ,ホシハジロ,ヒドリガモ,ユリカモメ,ウミアイサ,カモメ,シノリガモ,ヒメウ,ハシボソガラス,ウミネコ,オカヨシガモ,トビ,アビ,ミミカイツブリ,ハギマシコ,コクガン,スズメ,ハクセキレイ (22種)

(種市)

オオセグロカモメ,カモメ,ワシカモメ,ツグミ,スズメ,シノリガモ,スズガモ,カルガモ,コクガン,ホオジロ,ウミアイサ,シロチドリ,シジュウカラ,ヤマガラ,ヒガラ,ベニマシコ,アオジ (21種)

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