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2009/12/26

伊豆沼ほか 2009/11/21

07:15 曇り後雨のち晴れ

 草加から鳥友がやってくるというのに寝坊してしまった。がばっと起き,慌てて支度をして家を出たが,獅子ケ鼻に着いたらもう誰もいない。ご連絡したら,お仲間たちとともに別の場所で朝食を取っているという。申し訳なかった。

091121c_005091121c_006091121c_007 天気があまり良くなくて心配していたが,運が良いことに地平線付近だけに雲がなく,日の出はきれいに見えたようだ。遠方からいらっしゃった方々には本当に良かった。
 私が着いたときはもう7時を過ぎており,日が昇るとともに分厚い雲に「日没」してしまった。水面に太陽が2個映っていたのがとてもきれいだった。

091121c_010 091121c_008 091121e_019  獅子ケ鼻から三工区に移動すると,まもなく雨が降ってきた。
 気を取り直して車の巡回を始めると,暗いのに安心したのか,キジが多数田んぼに出ていた。パラパラとではあるが,全部で20羽位は出ていたと思う。見通しの良い場所にこんなにたくさんのキジを見たのは初めてだった。

091121e_050 091121e_113 091121e_140  とはいえ,近づいていくとほとんどが遠ざかって行ってしまった。
 不思議に思うときがあるが,ほとんどの個体が遠ざかってしまっても,狙っていた個体だけはそのまま近くに残ることがある。気のせいだろうか。今回も,レンズを向けて狙っていた個体だけは遠ざからずに近くに残ってくれた。

091121e_160 091121e_184 091121e_207  カメラでなく,私が持っていたのが猟銃だとすれば,この個体はすでに撃たれて死んでいたことになる。群れでいるときに危険が迫った場合,こうした個体が生贄となってほかの個体を逃がすのだろうか。それとも,レンズを通して私と心がつながって,安全だと理解してくれたのだろうか。
 どちらも説得力全くないな。

 三工区の土手にカシラダカを探したが,ホオジロしか見つけられず。
 移動することとした。

091121e_249 091121e_251 091121e_252  この後どうしようと思ったが,まだガンたちが落ち着く時間ではないので,蕪栗方面に足を伸ばすことにした。蕪栗の方であれば,朝にガンたちが一時羽を休める所に心当たりがある。
 車で向かう途中,この季節から多くなるノスリを見かけた。結構距離が離れていたが,車を止めただけで飛んでしまった。

091121e_270 091121c_016 091121c_017  ガンたちは,思っていた付近にいたにはいたが,それほど多くない。数百羽単位だ。1羽1羽確認したが,白化個体もカリガネもシジュウカラガンも混ざっていない。
 しかし,この頃から天気が回復してきて,青空も見えるようになってきた。太陽の反対側には大きな虹がかかっていた。

 その後,周辺をひと回りしてみたが,大きな群れそのものがあまりない。もちろん珍ガンも見つけられない。

 そうこうしているうち,仙台の鳥友からご連絡いただいた。南の町の田んぼにシジュウカラガンの群れがいる,という。場所がわからなくて,たどり着くまでに何度か電話してしまったが,何とか現地に到着。申し訳ない。

 現場では良く見知った顔の鳥友が4人,群れを観察していた。まずはごあいさつ。

091121e_358 091121e_360 091121e_366  皆が望遠鏡やレンズを向けている方を見ると,シジュウカラガンがいた。住宅地に接した田んぼで餌を取っている。下を向いて餌を食べているおり,チャームポイントの白いほっぺがなかなか見えないのが,もどかしくって,逆にわくわくして嬉しい。
 数えてみると15羽。両手の指で足りなくって,片方の足の指も動員しないと数えられない。こんなに多くのシジュウカラガンを一度に見たことがない。凄い。

091121e_375 091121e_383 091121e_368  新聞報道によると,伊豆沼に56羽の群れが入っている,ということだったが,この15羽はその一部なのだろうか。とするとねぐらからずいぶん遠くまで来ている。こんなに広範囲に散逸してしまっているのでは単独でで探し出すのは至難の業だ。
 私のことを思い出してくれてご連絡いただき,本当にありがたかった。人からいただいた情報なので,草加の鳥友にご連絡できないのが残念だった。

091121e_390 091121e_392 091121e_403  このシジュウカラガンたち,撮影を始めたら,まもなくふわっと浮いた。
 あ~,来たばかりで飛んでしまうのかぁ,と気を落としかけたが,そのままふわりと近くに降りてくれた。良かったぁ。何に驚いたのかわからなかったが,大したことではなかったのだろう。
 結果として,飛び立ちと降り立ちのデモを見せてもらった形になった。幸運だった。

091121e_456 091121e_459 091121e_462  しかし,その後,犬を連れて散歩に来た人がおり,近くに来てもなかなか飛ばなかったので,大丈夫かな,と思ったが,やっぱり飛んだ。今度は近くに降りることなく向こう側の田んぼに降りたようだった。
 その後,降りた付近を探してみるが,どんどん移動してしまい,最終的には見失ってしまった。

 後で聞いたところでは,粘っこく探した方々はこの15羽のほか10羽の群れも見つけたということだった。さすがだ。

091121e_348_up091121e_375_up 091121e_447   珍鳥になってしまったシジュウカラガンだが,ここ数年は,年々数を増している。昨季の最大45羽が,この時期で56羽に増えている。八木山動物公園のHPによると5期連続の飛来らしい。たぶん渡りのルートが定着したのだと思う。
 自然に増えた結果の光景ではなく,関わった方々の長年の努力の成果だと思うと,じ~んとくるものがある。

 この後,寄り道しながらだらだらと北上し,再び伊豆沼に向かう。

091121e_500 091121e_516_01 091121e_524  途中ではガンたちの群れがにぎやかに何度も頭上を飛び,また,田んぼに降りている群れもいくつか観察できた。ガンが風景に溶け込んでいる。なかなか雰囲気が良い。
 シジュウカラガンはもう見つけられなかったが,マガンに混じって,ヒシクイは見つけることができた。マガンと並ぶと体がずいぶん大きく亜種オオヒシクイのようだが,顔付きは亜種ヒシクイのようでもある。どっちなんだろう。

 伊豆沼に着いて,まず三工区に行ったが,ガンが全然いない。本当に今年は三工区に入らない。どういうことなんだろう。

091121e_550 091121e_551 091121e_559  二工区に移動すると,大きな群れが入っていた。ちょっと安心。
 しかし,人が車から降りて近づき,飛ばしまくっている光景も見られた。ガンが警戒心が強い鳥だということを知らない人たちのようだ。ハクチョウを見に来て,そのついでにガンを見ていたのかもしれない。餌付けを止めた結果,ハクチョウが田んぼに分散し,それを追いかけて観光客も入るようになったようだ。

091121e_599 091121e_639 091121e_651_2  人がいる場所を避けて小学校の方に移動すると,そちらにも大きな群れが入っていた。
 少しずつ移動しながら端からチェックしていくと,中にほっぺが白いガンを見つけた。シジュウカラガンだ。3羽いる。ちょっと遠めだが,自分で見つけると喜びも格別だ。
 今度は何の遠慮もなく草加の鳥友にご連絡できた。見ていただくことができ,ほっと一安心。

 ねぐら入りもご一緒したかったが,この日は用事があり,早めに引き上げなければいけなかった。この場でお別れし,私は仙台の自宅へ。

 振り返ってみると,この日はシジュウカラガンの日だった。
 とは言え,シジュウカラガンそのものより,ガンたちと一緒の空気を味わうことができ,とても気持ち良い1日だった。

 お世話になった鳥友に感謝。

【観察できた鳥】

オオハクチョウ,モズ,マガン,セグロセキレイ,ホオジロ,トビ,キジ,ツルシギ,エキマキシギ,コガモ,ハシビロガモ,アオジ,ベニマシコ,カワラヒワ,ハクセキレイ,ツグミ,シジュウカラガン,ハシブトガラス,ハシボソガラス,ウグイス,ヒバリ,シジュウカラ,アオサギ,マガモ,コハクチョウ,ヒヨドリ,オナガガモ,ホシハジロ,カンムリカイツブリ (30種)

【写真】(ミヤマガラスがキスしています。)

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