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2009/01/17

野蒜-加瀬沼 2008/12/31

09:50 晴れ

 腰を痛めて動けなくなってしまい,前日は丸1日横たわっていたが,この日は痛みはまだあるものの,何とか動けるようになった。せっかく息子が帰って来ているし,年納めの日なので,出掛けることとした。

081231s_001 081231s_002 081231s_005  どこに行こうか迷ったが,内陸の方は天気が悪く,雪模様のようだ。雪が降ること自体は良いのだが,雪のせいで通行止になったりすると身動きできなくなってしまう。そこで,比較的安全と思われる沿岸部に向かうこととした。奥松島のコスズガモを見せてやろう。
 家から出てしばらくは,前が良く見えないほどの雪だったが,奥松島に近づくにつれ,天気が回復してきて,着いた頃にはすっかり晴れていた。

 「嵐を呼ぶ男」の息子と出かけて,晴れたのは久しぶりだ。

 まずは,消防署の近くの土手に上がって,鳴瀬川の中を探すが,コスズガモは見つけられない。群れに確認できるのは,キンクロハジロとスズガモだけだ。この日は沼の方にいるのだろうか。

 すぐに沼に移動するが,こちらでも見つけられない。どうしたのだろう。別のところに食事にでも出かけたのか。

081231e_052 081231e_079 081231e_060  コスズガモがいないのはわかったが,どこにいくでもなく,漫然とオオジュリンや沼にいるカモ類などを見ていると,Aさんがやってきた。年末ギリギリまで探鳥に歩くとは鳥馬鹿以外の何者でもない。…って,人のことは言えなかったか。
 お聞きすると,やはり川の方にコスズガモはいなかったようだ。私が見つけられなかったというのではなさそう。

 Aさんは,サ~っと来て,サ~っといなくなったが,私たちはもうちょっとだけぐずぐずしてから,次に移動した。

081231e_087 081231e_096 081231e_207 081231e_197  次に来たのはすぐ近くの浜辺。
 ここから,はるか彼方にオオワシが見えたが,かなり遠い。最大限トリミングしてもこんなもんだ。
 この浜には,ミユビシギとシロチドリの小さな群れが入っており,ミユビシギが飛んでいた水面はキラキラ光り,とてもきれいだった。

081231e_263 081231e_267 081231e_289  この後,河口付近をチェックしてからもう一度川に戻ると,ちゃんとここにコスズガモが浮いていた。見つけられなかったのは私だけではないので,きっと朝はどこかに出かけていたのだろう。
 この日はダメかもしれないと思っていたが,いてくれて良かった。息子にも見せることができた。ただし,ず~っと寝たっきりで,顔を上げてくれたのはほんのわずかの時間だけだった。

081231e_338 コスズガモの後,近くの田んぼに居ついている亜種アメリカコハクチョウっぽいコハクチョウを見せに行った。この個体は,目先の黄色い部分が亜種アメリカコハクチョウの黄色の入り方と同じだが,黄色い部分がやや大きい。周囲にいるコハクチョウも黄色い部分が少ないが,こちらは明らかにアメリカ~ではない。息子には,「紛らわしいけど亜種アメリカコハクチョウではないよ。」,と偉そうに説明した。
 しかし,今,写真を見てみるとなんか微妙。自信なくなってきた。
 いずれ,種はコハクチョウには違いないので,それで勘弁してもらおう。どっちでも大勢に影響なし。

 この後,沿岸をず~っと南下して海ガモやカモメ類を見ようかとも思ったが,大晦日のスケジュールにしてはちょっと重すぎる。家に帰る途中だし,公園として整備された加瀬沼くらいがちょうど良い。

081231e_348 加瀬沼に着いて,まずは双眼鏡で見まわすと,すぐにアメリカヒドリ♂が目に付いた。
 アメリカヒドリは前回来たときに見つけられなかったので,移動してしまったとばかり思っていた。戻って来てくれたのか,ずっといたのかはわからないが,息子を出迎えてくれるように,ここにいてくれた。
 この日は微妙に鳥運が良かったようだ。

081231e_380 ただし,かなり遠かった。
 いつもいるはずの餌やりの人が誰もいなかったので,近付いてくるきっかけがない。餌をまけば近寄ってくるとは思うのだが,私たちは餌になるようなものを何も持ってきていなかった。お馬鹿な息子が餌をやるようなジェスチャーをしたってだまされるものではない。草をむしって投げてもダメに決まっている。

081231e_603 081231e_624 081231e_654  しかし,しばらくすると,親子連れやアベックが何組か続けてやってきて,カモたちに餌を与え始めた。救いの神だ。それにしても,大晦日なのに公園に遊びに来る人たちがよくもこんなにいるもんだ。家で邪魔にされた人たちだろうか。…,おっと,神様に対して失礼だった。

081231e_697 081231e_782  アメリカヒドリは,現金なもので,給餌でお祭り状態になったこちら側に次第に近づいてきた。待っていたかいがあった。良い写真が撮れる。
 と,思いきや,途中で止まってしまった。ある程度寄ってくるが,それ以上にはなかなか来てくれない。どうしたんだろう。クラスに来たばかりの転校生が,クラスメートの中に入りたいんだけど,入れないような,そんな感じ。…,これは息子の言葉。

081231e_392 081231e_576 081231e_414  この鳥は1羽の♀と仲良くペアになって一緒に行動していたが,♀の方はヒドリガモっぽかった。アメリカヒドリ♀は頭部に赤みがないはずだが,この♀は頭部に赤みがある。羽ばたくと腋羽と下部大雨覆が白いはずだが,これも灰色がかっている。
 アメリカヒドリとヒドリガモの交雑を良く見かけるが,こういう光景を見ると,納得してしまう。

081231e_460 081231e_905 081231e_345 081231e_384  もちろん,ここにはアメリカヒドリとヒドリガモだけがいた訳ではなく,他のカモ類も山ほど入っていた。マガモたちは遠くにいて近づいてくることはなかったが,他のカモたちは手の届くような近くで観察できた。
 晴れた日の午後は光の状態が良く,ここは「図鑑写真」撮り放題の好ポイントになる。

081231e_386 081231e_375  コスズガモと出会うまでは気にも留めたことがなかったが,キンクロハジロでも頭部が緑色光沢の個体が普通にいた。どの図鑑にも紫色光沢とあるが,このキンクロハジロはうっかり間違っているのか。でも,この個体に,「間違いだよ。」と,注意してやっても治らないだろうなぁ。
 マガモの緑色頭も光の状態によって紫色に見えるときがあるが,これはそんな感じではなかった。

081231s_033 081231s_029 081231s_028  ハシビロガモは相変わらずグルグルと水面を回っていた。
 「何でグルグル回っているの」,と息子から素朴な質問をされて,「ハシビロガモは水面に浮かぶ餌を取るので集団でグルグル回っているんだよ」,と教えてあげたが,考えてみるとグルグル回るとどうして水面採餌が容易になるかよくわかっていなかった。
 棒でグルグル水面をかき混ぜると,浮いているゴミなどが中心に集まってくるが,そういうことなのだろうか。それとも水流を起こして,水中にある餌を浮き上がらせているのだろうか。

081231e_822 081231e_824  あいにく写っている写真はなかったが,このグルグルにオナガガモが混ざることもあった。ここは「そういうカルチャー」(息子の言葉)なのかもしれない。そういえば,潜水ガモが盛んに潜っている場所にいたオナガガモは同じように盛んに潜っていたっけ。
 こうしたカモたちを見ていると,上空をノスリが飛んで行った。青い空に白いノスリがとてもきれいだった。

 いつもここに来ると居心地が良く,今回も2時間くらいいたかもしれない。

 この後,久しぶりに蒲生に行ってみたが,工事期間中で中に車が入れない。近くに駐車する場所も見つからない。カラシラサギやズグロカモメがどうなっているのか気にかかったが仕方ない。工事中では今季はダメか。

 まだ時間は早かったが,ここで2008年の鳥見はお終いとした。

【観察できた鳥】(野蒜のみ記録)

ヒドリガモ,コガモ,オカヨシガモ,オナガガモ,スズガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,ハシボソガラス,ミコアイサ,カシラダカ,カワラヒワ,カイツブリ,アオジ,オオジュリン,ホオジロ,ミサゴ,トビ,アオサギ,ダイサギ,ヒヨドリ,ハシブトガラス,ウグイス,オオバン,ハシビロガモ,カワアイサ,シジュウカラ,ノスリ,チュウヒ,ツグミ,ベニマシコ,キジバト,ジョウビタキ,シロチドリ,ミユビシギ,オオワシ,スズメ,カワウ,ホオジロガモ,カモメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ウミウ,セグロカモメ,オオハクチョウ,コハクチョウ (41種)

【写真】(7番目の羽ばたきはキンクロハジロ/かきラーメンの牡蠣は5個入り)

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