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2008/10/17

石巻‐伊豆沼 2008/10/12

(石巻) 07:45 晴れ
(伊豆沼) 11:10 晴れ

 ガンのシーズンが始まったがシギチもまだ終わっていない。ガンに目が移って,「ヒメ」が付くシギや足が黄色いアオアシシギ(又はコ~)を逃してしまっては悔いが残る。シギチフィールドもしっかりチェックしておきたい。

081012s_001 081012e_135081012e_069  この日の干潮はちょうど8時だった。着いたときがその時間だったので,広大な干潟が広がっていた。前週とは大違いだ。
 南端に歩いていくと,今年いつもトウネンが溜まっている所にこの日も群れが入っていた。ざ~っと見たがトウネンとハマシギ以外には何も見つからない。

081012e_234 081012e_085 081012e_239  待っている手もあったが,気が短い私向きではない。南端を東から西まで2往復してみたが,いたメンバーの顔ぶれは前週と変わりなしだった。ホウロクシギ1羽はずいぶん長いこと留まっているようだ。コアオアシシギは6羽に減っており,アオアシシギやメダイチドリ,ツルシギ,アカアシシギなどは見つけられなかった。
 見えなくなったシギチはもう移動したのかもしれない。

081012e_130 081012e_173 081012e_141 081012e_201  この日のシギチは,ハヤブサ成鳥が何度も飛んだおかげで,ちっとも落ち着かなかった。シギチが落ち着かないと見ている方も落ち着かなくなる。うろうろしているうちに,かなり強い西風も吹いてきた。午前中一杯はここで楽しむ覚悟だったが,着いて2時間も経たない内に煮詰まってきた。

 で,予定より早く伊豆沼方面に移動することとした。
 引き上げる途中,久しぶりにAさんと出会ったが,この後粘ったAさんは至近距離からアカアシシギを観察したらしい。相変わらず鳥の「引き」が強い方だ。

081012e_307  途中早めの昼食を取って,伊豆沼に着いたのが11時過ぎ。いつものとおり最初に獅子ケ鼻を覗くと,沼にオオハクチョウたちが数羽入っていた。伊豆沼周辺には翼を傷めて渡れなくなったハクチョウが周年いるが,これは飛来してきた群れかもしれない。先を急いでいたので,車をちょこっと停めてパチリ。証拠写真だ。

081012s_042  三工区に行くとガンがずいぶん入っている。5日前にに来たときも増えたことに驚いたが,この日はさらに増えている。ここだけで数万はいたと思う。体がでかい鳥なので,これだけの群れになると迫力がある。
 県内の鳥見人は変な意味見慣れてしまっているが,初めてこの光景を経験する人は圧倒されてしまうと思う。

 この日は3連休の初日なので鳥見の車も数台入っている。

081012e_314 081012e_373 081012e_326  飛ばさないようにゆっくりと車が止まっている方に行ったが,油断してしまった。ゆっくり動いたつもりだったが,もっとじっくりと私の車を見せておいて,もっと安心感を持たせてから動けば良かった。近くにいた小群が飛んだと思うと,連鎖してどんどん飛んでしまい,数千羽が空に舞った。結果,近くの田んぼがすっからかん。申し訳ない。

 それでも車の中で待っていると,すぐ近くの田んぼに次々と戻ってきてくれた。あ~,良かった。

081012e_407 081012e_411 081012e_407_02  車の中からおびただしい数のガンの群れをチェックしたが,マガンばかりで何も混ざっていないようだ。しかし,何度か繰り返し見ていると,頭が黒いガンが目に入った。久しぶりの出会い。ほっぺの白がとてもかわいい。シジュカラガンだ。ただ,遠かったので30×のスコープでないと確認できない。証拠写真を撮ろうと思い,三脚からスコープを外し,カメラを取り付けてファインダー越しに見ると,途端にどこにいるのかわからなくなってしまう。

 今亜種ヒメシジュウカラガンタイプの個体が入っているようだが,これはどうだろう。首輪がないのに加え,体が小さくて,首が短く,頭が丸っこく,胸が褐色味を帯びているそうだ。う~ん,やっぱり微妙かな。

081012e_420 081012e_428 081012e_431 081012e_434  何度かスコープを付けたりカメラを付けたり繰り返したが,カメラのライブビューを使って拡大表示すればスコープ以上に大きく見えることに気が付いた。ピントをマニュアルで合わせ,レリーズも取り付けて,頭を上げるのを待った。
 さて,今度こそ証拠写真を撮れるぞ,と思ったとき,手前のガンが飛び始め,どんどん飛び立って行った。まずい,っと思いシャッターボタンを握りしめ,連写した。

 何とか写っていて良かった。

 今回飛ばしたは私のせいではない。近くにいた方が,ガンがぎっしり詰まっている側から回り込もうとして飛ばしたようだ。

 最初は全然気付かなかったが,KさんやKさんもここに来ていた。Kさんの方は石巻で久しぶりにお会いしたばかりだが,Kさんの方は本当に久しぶりだった。お元気そうで何よりだった。久しぶりにお話することができた。ガンたちが私たちの存在を認識してくれ,受け入れてくれると,車を降りて姿をさらしても,飛び立つことはなかった。

081012e_456 081012e_472  そのうちハクガンが蕪栗の方で観察できたという情報があり,Kさんは蕪栗方面へ。これを機に私は周辺を巡回することとした。
 ここに入っている膨大な数のマガンの中に,さっき見つけたシジュウカラガンもいるのだろうが,なかなか見つからない。カリガネも見つけだすことができない。
 この2枚は巡回中すぐ近くに降りて来てくれたマガンだ。背景に実った稲が写り込むのは今の時期だけだ。

 そのうち,さっき会ったKさんから連絡がきた。蕪栗から戻ってきた方の写真を見てほしいとのこと。

 ガンをチェックしながらゆっくり戻ると,何人か集まってカメラを覗き込んでいる。
 見せていただくと白いガンが3羽写っている。これをハクガンと思って撮影されたようだが,どうも雰囲気が違うようだ。全身白く汚れたように色が付いている。それでも,ハクガンの幼鳥と見ようとすれば,そのようにも見える。

 しかし,飛んでいる写真を見せていただくと,風切に黒い部分がなかった。これは決定的。ハクガンの特徴とは違う。普通のハクガンであれば,幼鳥でも風切が黒い。
 そういう目で見ると,頭の形も何となく違う。くちばしの色や体の色を見ると色素があり,アルビノではないので,何かのガンの白変なのか。3羽揃って白変ってあるんだろうか。いずれ3羽に共通することが原因で白くなったと思われるが,遺伝的なことが原因か。
 一体何なんだろう。

 後で聞いたところでは,マガンの白変ということに落ち着いたようだが,今季話題の3羽になりそうだ。いわゆる「珍ガン」より珍なガンだ。今年生まれのものなのか。

 その後も二工区や獅子ケ鼻,内沼など伊豆沼周辺を巡回したが,全く成果なし。

081012e_500 081012e_508  戻ってみると午前中にお会いしていたAさんも登場しており,蕪栗方面に行っていたKさんも戻ってきていた。皆,車の外に出てだべっていたが,ガンたちは飛ぶこともなく,近くの田んぼで餌を取っていた。警戒しているときはこうはならないが,馴染んでくるとこんなふうになる。
 すぐ近くの田んぼにはヒシクイの群れも入っていた。

 この日はこの辺でそろそろ切り上げよう。

【観察できた鳥】

(石巻)
ヒヨドリ,ハクセキレイ,ヒバリ,トビ,コガモ,スズメ,ハシボソガラス,ノスリ,チョウゲンボウ,キジ,シロチドリ,ダイゼン,トウネン,ハマシギ,ホウロクシギ,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアオアシシギ,オオソリハシシギ,ハヤブサ,スズガモ,アマツバメ (22種)

(伊豆沼)
ダイサギ,トビ,オナガガモ,カルガモ,マガモ,コガモ,マガン,ヒバリ,オオハクチョウ,ノスリ,ハシボソガラス,シジュウカラガン,カリガネ,アマサギ,オオバン (15種)

【写真】(このトビは何を食べていたんだろう?)

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