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2008/10/14

伊豆沼 2008/10/07

08:25 曇り

 伊豆沼にガンたちが飛来したのが9月22日だったろうか。
 初飛来からさほど経っていないのに,カリガネ,シジュウカラガン,ハクガンとどんどん情報が入ってくる。今季は一体どうなっているんだろう。ここで残った夏休みを取らずしてどうする。
 一路,伊豆沼へ。

081007s_001 081007e_0034  この日もいつもどおり獅子ケ鼻で沼にご挨拶してから巡回する。
 沼にはガンの姿がなかったが,後ろを振り向くとびっくりした。もの凄い数のガンが入っていた。いや,良く見るとガンだけではなく,オナガガモもずいぶん入っているようだ。何かの拍子に飛び立つと凄い迫力だ。

 獅子ケ鼻の堤防から降りて,近づいてみる。

081007e_0071 081007s_005 081007e_0177 081007e_0218  前回は初雁を見たものの,タイミングが悪い日で,しっかりとは見ることができなかった。今日が本当の再会だ。慣れてしまえばこのような光景は普通になるのだろうが,今はとにかく嬉しい。稲刈り後の田んぼに沢山入っているのも嬉しいし,車が通る農道にまでいるのも嬉しい。
 まずはご挨拶の写真撮影だ。

 さて,本命の3工区に移動する。

081007e_0303 081007s_013 081007e_0382  カリガネ,シジュウカラガンは難易度が高いので,いればわかるハクガンから探そう。
 しかし,大きな群れがあるとついついじっくりとカリガネ探しをし始めてしまう。これではいけないと思っても,そういう習性になってしまっている。中途半端な気持ちで探すのでは,カリガネだって見つかるわけない。
 それにしても短い間に驚くほど数が増えた。毎年こんなんだっただろうか。

081007e_0397 081007e_0407 081007e_0478  ハクガンを見つけたのはもうお昼が近い時間だった。3工区で見つからないので道路の反対側を覗き込んだら,あっけなくそこにいた。雪がないフィールドでは白い体がよく目立つ。
 すでに先客の車がとまっていたので,飛ばさないようにそろそろと近づくと,毎年ここでお会いする方だった。ガンとともにこのフィールドに現れる方だ。

081007e_0535 081007e_0537 081007e_0551  情報があったものの,自分の目で見て初めて実感できた。この時期からハクガンを見れるなんてすごいことだ。
 ハクガンは下を向いて餌を探しながら右側に移動して行ったが,畔を乗り越えるとき,そこにいたマガンをどかして先に進んだ。白いきれいなガンだが,姿に合わずきかん気が強いようだ。

081007e_0613 081007e_0616 081007e_0640 081007e_0647  しばらく見ていると,何やら緊張感を漂わせてきた。そろそろ飛ぶぞ~,と思って見ていると,…,飛んだ。飛ぶと,白い体に黒い風切がとてもきれいだ。
 山がバックだとオートフォーカスが効かないので,焦点合わせはマニュアル頼み。ひとつの物がふたつに見える位の強度乱視なのだが,念ずれば通ず。数打ちゃ当たる。

081007e_0660 081007e_0668 081007e_0671 081007e_0672  飛んでいるハクガンをファインダー越しに追いかけていくと,旋回して向こう側の田んぼに降りてくれた。
 降り立つ瞬間,ジュディオング風に翼を広げてくれた。やや遠かったが,トリミングすると,初列風切の黒い部分がしっかりと確認できる。

 向こう側の田んぼに行ったってことは,回り込むと順光から撮影できる。距離も近くなるかもしれない。

081007e_0772 081007e_0764 081007e_0719  ぐるっと回りこんで,ガンたちの緊張度を見ながら,ゆっくりゆっくりと「だるまさんが転んだ」風に車を近づける。しかし,小心者なので,飛ばれるのが恐い。満足のいく距離ではないが,プレッシャーを与えるのは本意ではなかった。
 それでも,若干シャープをかけてトリミングするとこの位に拡大できる写真は撮れた。

081007e_0871 081007e_0839 081007e_0848  ガンの時期が始まったばかりでガツガツしてはいけない。程よく楽しんだところで立ち去ることとした。ゆっくりと車を後進させて切り返し,去ろうとしたところで,もう一度ハクガンの方向を見ると,前景と後景に稲穂が写り込むナイスな構図がそこにあった。
 ハクガンそのものでなく,ハクガンがいる風景を撮影するのであれば,距離は遠くっても差し支えなし。ハクガンが稲刈り前に来てくれないと見られない貴重な光景だ。

081007s_039 081007e_1014  この後,再び獅子ケ鼻に戻ってみるとビックリ。沼の中にガンたちがどわ~っと入っていた。落ち着いている風だったので,油断して寄ってみたが,警戒姿勢が急に強まり,一気に5,000羽位は飛んでしまった。大失敗。それでも半分以上は残っていたので,今度は小さくなってスコープで1羽1羽確認を始めた。
 と,いうタイミングで,通りかかったAさんに見つけられてしまった。見つけられてしまった鳥の気持ちがちょっとはわかった。

081007e_1083  Aさんによると三工区にはやっぱりカリガネがいたらしい。私が一所懸命探して見つけられなかったのにあっさりと見つけたようだ。情報のありがたさより悔しさの方が勝ってしまった。素直にすぐに三工区に行けば良いのに,獅子ケ鼻西側のガンの群れをもう一度確認してから,三工区に移動した。

 行けば行ったで,不安が募る。1回見てしまえばこだわりはなくなると思うのだが,もしかすると今季ず~っとカリガネと出会えないのだろうか。

081007e_1140_2 081007e_1152  しかし,回り始めるとそんなの忘れてしまう。ハクガンを見つける前に見ていた亜種ヒシクイとは出会えなかったものの,亜種オオヒシクイはあちらこちらに入っていた。
 マガンの中にいると堂々たる体躯が見ごたえある。数羽でつるんでいたのもあったが,マガンの群れに混ざっていた1羽はすっかりリーダー格になっているようだった。

 この日はハクガンと出会えたことで目的は達成したが,ガンのシーズンはまだ始まったばかり,これからが楽しみ。ガンの楽しみは珍ガンとの出会いだけではない。

【観察できた鳥】

マガン,ハシブトガラス,トビ,モズ,オナガガモ,ダイサギ,ツルシギ,カルガモ,マガモ,コガモ,ハシボソガラス,スズメ,セグロセキレイ,ハクセキレイ,アオサギ,ヒバリ,ヒヨドリ,タシギ,ノスリ,ヒシクイ,チドリsp,ハクガン,ヒドリガモ,シジュウカラ,キジ,コゲラ,チョウゲンボウ?,アマサギ,カケス (29種)

【写真】

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