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2008/05/05

県南沿岸 2008/04/29

(松川浦) 12:00 晴れ
(鳥の海) 13:00 晴れ

 前回,石巻でシギチ始めを行ったので,鳥の海にも行かなければならない。
 その前にちょこっと松川浦も覗いてみよう。

080429e_0194 080429e_0162 080429e_0190080429s_017   松川浦に行く途中,道路沿いの田んぼにシギがどっさり入っているのが見えた。おぉ,チュウシャクシギだ。後続車がなかったので,ブレーキをグッと踏み,農道にハンドルを切った。鳥の海に近い田んぼだった。この周辺では田植え時期,このようにどっさりと入ってくる。
 チュウシャクシギは前々日に石巻でも見ているが,この鳥はやはり田んぼが良く似合う。

080429e_0024 080429e_0134 080429e_0078 080429e_0177  余裕がなく,車をすぐ脇に止めてしまったので,一旦は1枚向こうの田んぼに飛んでしまったが,すぐに舞い戻ってきてくれた。食べかけの餌がたくさんあったのだろう。ごく普通種とはいえ,大型のシギがこれだけの群れになり,しかも至近距離だと見ごたえがある。
 チュウシャクシギを見ていると,群れの中にチュウサギが飛んできた。これは今季初だった。

080429e_0319 080429e_0357 080429e_0364 080429e_0743  幹線道路に戻るとき,近くの田んぼにダイ・チュウ・コ(サギ)が1羽ずつ入っていた。そして,その全部が婚姻色だった。シーズンになると白いサギ類は目先の色が変わってきて,ダイサギが青緑色,チュウサギが黄緑色,コサギが赤になる。信号の3色だ。せっかくなのでこの3色を揃えようと思ったが,近くに寄ってきてくれたのはチュウサギだけだった。残念。
 左端はコサギ。目先の色は陰になってしまったが,足先の黄色が赤に変化しているのがわかる。中の2枚がチュウサギ。目先の色のほか,目自体の色も赤っぽく変化しているのが嬉しい。右端は,この後に鳥の海で撮影したダイサギだ。

 途中で時間を取ってしまったので,松川浦に着いてもうお昼を回っていた。松川浦では,気になっていたアカエリカイツブリを見たかった。目のケガはどうなったのだろう。

080429e_0453 080429e_0416 080429s_020  まずはカモメ類を観察すると,まだシロカモメが1羽残っていた。この時期にカモメを見に来たことがないのでよくわからないが,例年こんな時期までいるのだろうか。飛ぶと白い姿がとても美しい。ウミネコやオオセグロカモメが引き立て役になっていた。
 港はちょうど船が入ってきた所で,魚の残り物を狙ったカモメ類で一杯だった。近づくと周りにウン○爆弾がぴしゃぴしゃ投下されてきたので,すぐに立ち去った。

080429e_0478 080429e_0480  アカエリカイツブリは港のにぎわいのせいか岸辺に寄ってくることはなかったが,まだ残っていた。この前見たときは左目の怪我が治ってきているように見えたが,この日見たこの個体は左目がつぶれたようになっていた。全然治ってなんかいない。暗い気持ちになる。
 前回見た個体は別の個体だったのだろうか。やはり治らない怪我だったのだろうか。

 さて,この日は夕方が干潮なので,急がないとシギチが分散してしまう。

080429e_0537 080429e_0846 080429e_0534  着くとちょうど干潟が現れてくる時間帯で,オオソリハシシギの群れが近くに入っていた。冬羽のままの個体もあるが,レンガ色の夏羽に換わっているものもある。やはりレンズが向くのが夏羽の個体のほうだった。さっきのチュウシャクシギ同様,大型シギの群れは見ごたえがあり,嬉しい。
 オオソリハシシギに加え,チュウシャクシギも徐々に増えてきた。

080429e_0865 080429e_0924 080429e_0941  良い機会だったので,レンズにエクステンダーを付けて試写してみた。1.4倍のと2倍のものだ。1.4倍のは最近も使ったことがあるが,2倍のはここ何年も使っていなかった。デジスコをやるようになってからすっかりお蔵入りしてしまったものだ。元のレンズが500㎜だと,1.4倍で700㎜,2倍で1,000㎜のレンズを付けたことになる。
 デジカメ自体1.3倍になっているので,2倍のを付けるとデジスコ並になる。

080429e_0953 080429e_0957 080429e_0645  2倍のものは,付けるととても大きく見え,撮影しているときは楽しかったが,家に帰ってから確認してみると,画が甘くなって,きついものがあった。1.4倍の方も多少甘くなるものの,webに使うのであればこれで十分だろう。
 2倍の方は「どうしても」っていう時にしか使えないと思った。きれいな画を取ろうと思ったり,「作品」を撮影しようとしたときは,1.4倍も使わない方が良いかもしれない。

080429e_0651 080429e_0893 080429e_0824  ただ,今度ハイチュウの時期が来たら,福島のOさんの真似っこして2倍のと1.4倍のを連結したのも試してみたい。どんな画になるのだろう。
 ここに張っているのは両方のが混じっているが,切り取りの大きさを変えたりレタッチしたりしているので,どれがどれだかわからないと思う。

 さて,鳥の話に戻そう。

080429e_0758 080429e_0764 080429e_0774  鳥の海のシギチは,上に張った写真のものだけで,他には観察できなかった。
 この他では,アメリカヒドリ,カンムリカイツブリがまだいて,来た鳥では,コアジサシを3羽確認できた。コアジサシは飛んでいる姿のみだったので,ここに居つくものかどうかはわからない。鳴り砂保護のため,海岸に車の乗り入れが禁止になったので,何年か前のように営巣,繁殖することを祈る。
 北側の係留場ではササゴイも観察できた。

080429e_0964 080429e_0969 080429e_0978  鳥の海南側にあるサギ類のコロニーは賑やかになってきており,今年もここで多くのサギたちが誕生することになりそうだ。近隣の方々は,音や臭い,糞害などで大変なことだろう。
 コロニーの辺縁部にコサギやチュウサギ,ゴイサギ,アマサギなどが営巣し,中心部にダイサギが営巣するようだ。力関係があるのだろう。
 アマサギはもう来ても良い頃だが,周辺田んぼにもこの日は見当たらなかった。

 帰り道,広浦に寄って,夏羽になってきたというハシジロアビを探してみたが,見つけられなかった。前回もこの日もまだいたようだったが,探し方が悪かったのだろう。
 また挑戦してみよう。

 この日は種類こそ少なかったものの大型シギを十分に味わうことができた。
 特にチュウシャクシギは,田んぼにも鳥の海にも広浦にも,佃煮にしても良いほど,ごっそりと入っていた。
 チュウシャクシギの日だった,と言っても良い。

【観察できた鳥】

(松川浦)
オオセグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ,シロカモメ,スズガモ,ウミウ,ハシブトガラス,アカエリカイツブリ (8種)

(鳥の海)
オオソリハシシギ,チュウシャクシギ,ユリカモメ,コガモ,カルガモ,カワラヒワ,アオサギ,ヒドリガモ,カンムリカイツブリ,ウグイス,トビ,コサギ,オオセグロカモメ,ヒヨドリ,シロチドリ,ヒバリ,ハクセキレイ,コアジサシ,ウグイス,アメリカヒドリ,セッカ,オオバン,カイツブリ,オナガガモ,ウミネコ,スズガモ,ササゴイ,ハマシギ,チュウサギ,ゴイサギ,ダイサギ (31種)

【写真】(左上から,色気のないアオサギ,冠羽たなびくコサギ,飛んでくるチュウサギ,狙うダイサギ,岩沼のチュウシャクシギ×5,5月3日まで休み,砂,海)

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