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2008/02/04

蒲生 2008/02/03

14:20 曇り

 体調不良のため自宅で休んでいたが,ようやく昼過ぎに回復してきた。夕暮れまで時間があまりなかったので,近場に行くことにした。しばらく蒲生に行っていなかったので気になっていたところだ。

080203_e_052 080203_e_059 080203_e_061  蒲生干潟はちょうど干潮に向かう時間帯で,どんどん潮が引いていくところだった。広がっていく干潟やその縁にたくさんのシギチの姿が見えた。先週,石巻や鳥の海で多数のハマシギを観察したが,そのハマシギだった。100羽は超えていたように思う。佇んでぼんやり眺めていたら,どんどんこちらに寄ってきた。

080203_e_007 080203_e_011  ハマシギに混ざって,シロチドリとミユビシギもいた。シロチドリは周年ここにいる鳥で,毎年ここの砂浜で繁殖しているので,この中にも地元っ子がいるかもしれない。デコイを置くなどしてもコアジサシの繁殖はなかなか叶わないが,コアジサシ用に囲われた小サンクチュアリがシロチドリの繁殖には役に立っているようだ。

080203_e_105 080203_e_140 080203_e_146 080203_e_155  ミユビシギは春・秋の渡りの時期にも通過するが,今ここにいるのは,この周辺で越冬しているグループだ。相変わらず慣れっこくって,浜辺にいるのを観察していたら,タッタカ走りながらどんどん近付いてきた。そして,すぐ近くまで来ると,自分の写真を撮っている変な奴に気が付いたのか,今度は同じように走りながら遠ざかって行った。
 せわしないが,めんこい奴らだ。

 カモメの仲間は思ったほどバリエーションがなかった。ほとんどがユリカモメで,数羽オオセグロカモメが混ざっている程度。ユリカモメのなかにズグロカモメが混ざっていないかと探したが見当たらない。以前は続けて来ていたのだが,この2年位は見ていない。ちょっと寂しい。

080203_e_167  日和山の下に戻ると,ここではカイツブリとタシギが観察できた。タシギも越冬シギチのひとつで,ここに居ついているはずだが,地味な鳥なのでなかなか見つけられない。この日も飛んできて近くの地面に降り立ったが,どこにいるかすぐに見失ってしまった。
 その点,このカイツブリは,ちゃんと自己主張してくれて好きだ。

080203_e_175 080203_e_225 080203_e_235  養魚場までの道では,両側のヨシ原からオオジュリンの声が盛んにしていた。しかし,なかなか姿を見ることができない。声のする方を探すと不規則に揺れているヨシがあったので,その下の方にいたのだろう。ベニマシコもいたが,これも移動しながら餌を取っており,じっくりと観察できなかった。撮影したのは♀だが,ピンク色がきれいな♂も観察できた。
 ベニマシコだけでは寂しいので,近くにいたジョウビタキも横に張っておく。

080203s_005 080203s_002  養魚場の方は防潮堤を設置する工事に入っており,しばらく来ない間に,大きく景色が変わっていた。びっくりした。散歩に来ていた方にお聞きすると,昨年末から工事に入ったらしく,平成20年度(~H21.3)に完成する予定だという。蒲生の町は津波が来たらひとたまりもないので,地元の方々は心待ちにしていた工事だろう。
 完成後どのようになるのか楽しみだ。

080203_e_210 080203_e_214 080203_e_215 080203_e_219  ところで,♪に~どぉがさんどに~繰り返されて~,す~きぃになったのぉ,あなたのことがぁ~♪ ってのは奥村チヨの「恋泥棒」。この歌が流行った時代は,男の子はみんな大人の色気にドキドキしたもんだった。今考えると皆純情で健全な時代だったなぁ,と思う。
 話がずれたようだが,このミサゴを見ていてこんなことを連想していた。こちらはコイはコイでも魚の「鯉泥棒」だ。困ったちゃんだ。

080203_e_184 080203_e_200  工事中のせいか,養魚場内にはカモ類もあまり入っておらず,猛禽もミサゴのほかはノスリしか見つからなかった。ケアシノスリやオオタカ,ハヤブサもいないし,チュウヒさえ見かけなかった。ただ,いつもいるオオバンたちが土手の上に進出してきて地面の餌を探していたのが面白かった。工事の影響もあるのだろうが,人の安全のためなら,やむなし。

080203_e_237  この後,夕暮れの中,大沼周辺も巡回してみたが,コミミもコチョウゲンも見つからず。あちらこちらにノスリを見かけただけだった。
  ただ,嘴の黄色い部分が少ないタイプのコハクチョウがずいぶん増えてきているようだったので,探せばアメリカコハクチョウも来ているかもしれない。ここはアメコの観察確率が高いと思う。

 この日は2時間程度の探鳥だったが,やはり外に出るとリフレッシュできる。
 寒いは寒かったが,お風呂に入ったように,ほっこりと良い気持ちになっていた。

【観察できた鳥】

ユリカモメ,ハマシギ,シロチドリ,マガモ,ミサゴ,ハシボソガラス,ハクセキレイ,ミユビシギ,オオセグロカモメ,ハシブトガラス,ウsp,カンムリカイツブリ,オナガガモ,ヒドリガモ,トビ,カワラヒワ,ダイサギ,カイツブリ,ヒヨドリ,ノスリ,シジュウカラ,オオジュリン,キジ,カルガモ,ベニマシコ,アオジ,オオバン,ムクドリ,ウグイス,ジョウビタキ,モズ,ツグミ,ミソサザイ,タシギ (34種)

【写真】(左から,蒲生のヨシ原,ハマシギ,ミサゴに捕まった大きなボラ,梅田川合流点に集結はじめたカワアイサ)

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0503 宮城県/蒲生」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
前日に蒲生に行ってきました。
ミサゴが私の見ている時に池に向かってダイビングをしました。
よほど大物を掴まえたのかと思ってしばらく見ていたのですが,そうではなかったようです。
ちょっと可愛そうな気がしました。

投稿: konpas | 2008/02/04 20:02

konpasさん,いつもお世話様です。
アップしたばかりで早速のコメントありがとうございます。

ミサゴは冬になると多くなりますが,多い年は養魚場の上に9羽まで数えたことがあります。私はコイを奪われる人の方が可哀そうに思いました。罪な鳥です。

河口付近に行けば大きなボラがなんぼでも獲れると思うのですが,ボラだけでは飽きるんでしょうか。

投稿: yamame | 2008/02/04 21:15

yamameさん,おはようございます。

私のコメントは言葉足らずでした。
yamameさんが書かれているとおり,ミサゴが頻繁に鯉を捕っていくので,養魚場の人も堪らんだろうなぁ。と思って見ていました。
見ていたところ1羽のミサゴがダイビング後に水面から飛び立てませんでした。
30分位もがいていましたが,だんだん力尽き弱ってくるのを目の当たりにしたものですから,可愛そうだなぁと思った次第です。
その時の光景が思い出されたもので,つい言葉足らずに可愛そうとの書き込みをしてしまいました。ごめんなさい。

投稿: konpas | 2008/02/05 08:01

konpasさん,おばんです。

なるほど,そういう訳だったんですね。この池は巨大なコイもいますから,爪を立てすぎて飛び立てなくなったんでしょうか。
ところで,「ごめんなさい」なんて書かれると,とても心苦しくなってしまいます。私の返信でそのように思われたのなら,こちらこそ,ごめんなさい,です。
「鯉」より「恋を奪われる人」の方が可哀そう,ってことで締めましょう。(^^ゞ

投稿: yamame | 2008/02/05 21:58

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