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2008/01/06

秋田南沿岸 2007/12/31

07:30 曇り時々あられ (風:象潟で平均7.4m/s,最大12m/s)

 この日は風が強く,車を運転しているとハンドルを取られそうだった。海も大荒れで,鉛色の海がうねり,磯で大きな波が砕け散っている。冬の日本海らしさ一杯だった。

071231ec_042071231ec_019 071231ec_062 071231ec_056   平沢漁港は相変わらずカモメ類で溢れかえりそうなほど。オオセグロカモメとウミネコが中心で,それにセグロカモメやカモメ,ワシカモメが混ざっている。シロカモメもいたかもしれないが,強風のため,探しだす根気に欠けた。降りているカモメたちは,体を低くし,皆同じ方向を向いている。

071231ec_083 071231ec_085  いつもは漁港中心部の高台でゆっくりとカモメ観察をするのだが,この日は砕け散る波が岸壁を乗り越えてきていた。かなり高い場所なのだが,海の荒れ方がこれを超えていた。それでも,波がかかりにくい場所に立ってみたが,構えたレンズが強風で持って行かれそうになる。なので,ここでの観察時間はほんの1~2分程度となった。
 ここはカモメが多いところだが,今回とても少なかったのが気になった。

 漁村内の細い道路を少し南下すると,道路右手に広い駐車スペースが現れる。ここに車を止めて防波堤沿いに南端の小さな港まで歩くと,カモメ類やシノリガモ,ウミアイサ,ヒメウ,運が良ければアビ類やウミスズメ,ウミガラス類が観察できる。

 ここは風向きと地形の関係からか先ほどの場所ほど波が大きくなく。防波堤沿いを歩くことができたが,南からの風が強かったので,風に逆行して歩くのが大変だった。

071231ec_116 071231ec_157 071231ec_385 071231ec_387  シノリガモは,駐車スペースのすぐ近くの岸辺と南端の漁港が観察しやすい。防波堤沿いを歩く途中も観察できるがやや遠くなってしまう。この日は駐車スペースの近くが比較的波が穏やかで観察しやすかった。いつもすぐ近くに観察できるが,この日も同様。ゆっくりと楽しめた。波の動きにシンクロして動くのが面白かった。

071231ec_217 071231ec_319  防波堤沿いの通路からは多くのカモメ類のほか,ウミアイサやヒメウが近場の海に観察できた。海が荒れていても元気に餌を取っていた。荒れた鉛色の海でのこんな姿が大好きだ。アビ類などもたぶん遠方にはいたのだろうが,波が高いのに加え,風のためスコープの三脚を立てられず,探すことができなかった。

071231ec_290 071231ec_276 071231ec_300  南端の港にはカモメ類がたくさん入っていた。近くにいた群れを中心に観察したが,ウミネコ,オオセグロカモメに,セグロカモメ,カモメが混ざっているだけ。ここでは,ワシカモメやシロカモメも見つけられなかった。しかし,車に戻る途中,ワシカモメが飛んできたのに出くわした。上から見下ろす角度だったので,翼の先まで淡い色なのが良く見えるショットが撮影できた。
 ちなみに,この日は,暗かったので手ぶれ防止のため,ISO800を基本に撮影した。

071231ec_475 071231ec_471071231ec_466   この後,南下して金浦漁港を覗いたが,ここのカモメ類で一杯。他の鳥は何も見つけられなかったが,カモメ類が至近距離で観察できた。風が強い時,鳥は風に向かって立つものなので,風上側に回ると,すべてのカモメ類がこちらに顔を向けることになる。普通種だけだったが,これは面白かった。ひとりで受けていた。

071231ec_422 071231ec_446 071231s_012 071231ec_442  日本海側ではいたる所で波の花が観察できるが,金浦港のやや北側には,大量に発生するポイントがある。小さな湾のようになっている場所だ。この日も風に乗ってふわふわと道路まで飛んできていた。あまり車が通らない所なので,車を降りて海岸まで出てみた。
 鳥を見なくっても,このような海を眺めているだけで時間を忘れてしまいそうになる。波打ち際には波の花が山のように溜まっていた。

 さらに南下して象潟海岸,象潟漁港へ。

 象潟海岸のやや北側の磯にはシノリガモやヒメウで楽しめるポイントがあるのだが,この日は強風のため体ごと飛ばされそう。近い所にヒメウが見えたが,カメラを固定させることも難しい。すっ飛ばして,漁港に回る。

071231ed_025 071231ed_112 071231ed_150 071231ed_310  象潟漁港にもカモメ類が山ほどいたが,その他に,シノリガモ,ヒメウ,ウミアイサなども入っていた。ここは元々ヒメウが多い所なのだが,外海が荒れているせいか,いつもより多数観察できた。中には岸辺に近い所まで入り込んでいるものもいた。
 左から2番目の写真では,手前のヒメウが赤い口の中を見せている。溺れかけて助けを求めているようだ。体色が薄めの幼鳥や,冠羽が出かけた成鳥も観察できた。

071231ed_032 071231ed_033 071231ed_174 071231ed_129  シノリガモは平沢漁港でも観察できたが,ここの漁港内にも入っていた。漁港と外海をつなぐ付近は波がやや高かったので,波に乗るシノリガモたちを楽しめた。もっと波が激しければ,波がくるごとに潜ってしまうので,このような光景は見れなくなる。撮影には程よい波だった。写真で手前に飛んでいる白いものは雪ではなく,風に飛ばされた波の花だ。

071231ed_388 071231ed_267 071231ed_277  カモメ類では,この時期ここでワシカモメをはずしたことがない。この日も複数の個体が入っており,このようなパフォーマンスも見せてくれた。風でバランスを崩してしまったようだ。初列風切や翼裏面が良く見える。
 くちばしの赤班が不明瞭で,先が黒くなっている個体は,成鳥一歩手前の若鳥だ。

071231ed_336 071231ed_328 071231ed_354 071231ed_356  思いがけなかったのは,このミツユビカモメ。そろそろ切り上げて仙台の自宅に向かおうと考えていたら,目の前に浮かんでいた。今季2回目だが,狙って頻繁に会えるカモメではない。この年最後のフィールドからのプレゼントだった。
 飛ぶと,翼の先が炭に浸したようにまっ黒だった。

【観察できた鳥】

カルガモ,ウミネコ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,マガモ,カモメ,ヒメウ,ワシカモメ,シノリガモ,ウミアイサ,イソヒヨドリ,オナガガモ,ヒドリガモ (13種)

【写真】(左上から,ウミアイサ,カモメ類の群れ×2,♀1を追いかけるシノリガモ♂3×3,平沢漁港の海,波の花,金浦漁港のカモメ類,平沢漁港のカモメ類,象潟漁港の風景,セグロカモメ,ヒメウ×4,ミツユビカモメ×4)

071231ec_196 071231ec_030 071231ec_006 071231ec_154 071231ec_182_2 071231ec_349 071230eb_006 071231ec_424_2 071231s_018 071231s_009 071231ed_259 071231ed_218 071231ed_123 071231ed_137 071231ed_189 071231ed_304 071231ed_351 071231ed_352 071231ed_357 071231ed_356_2

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