« 県南沿岸 2007/12/23 | トップページ | 秋田南沿岸 2007/12/31 »

2008/01/05

男鹿南磯 2007/12/30

09:30 曇り

 本当は,大潟村で25羽のハクガンたちと遊ぶつもりだった。しかし,朝から2時間探しても見つからない。簡単に会えるイメージでいただけに意気消沈。気を取り直し,時間を置いて午後にまた来ることにし,男鹿半島の南側を巡回することとした。

071230ea_072 071230ea_070 071230ea_083  脇本のトンネルを抜け,左折し,船川港近くに来ると,海に無数のカモメ類が舞っていた。ここにカモメ類がこれほど多いのは珍しい。風が強く,海が荒れているせいかもしれない。港に入ってみると,オオセグロカモメの群れの中に,セグロカモメやシロカモメ,カモメが混じっていた。見つけたシロカモメは幼鳥が2羽。

071230ea_046071230s_124071230s_127 シロカモメ成鳥は北欧人のような雰囲気でとても奇麗だが,幼鳥は爬虫類っぽさが濃いように思う。他の人にはどう見えるのだろう。観察していると,きかん気が強く,近くのオオセグロカモメたちを追い払う光景が見られた。
 水面に浮かんでいるシロカモメを撮影していたら,ヒメウが近くに浮かんでいるのを見つけた。宮城沿岸にもいるが,秋田沿岸の方が数が多いように思う。

071230ea_102  船川の町を抜け,磯浜を左手に見ながら進み,最初の漁港に入ると,そこにコクガンがいた。3羽の家族だ。成鳥2羽に幼鳥1羽。男鹿でコクガンを見るのは本当に久しぶりだ。記憶があいまいだが,6~7年前に「鵜の崎」の磯で見て以来だと思う。あれは,まだ小さかった息子が助手席にいて見つけてくれたものだった。その息子は今年で成人式だ。この写真では左奥が子どものようだ。

071230ea_300 071230s_145 071230s_209 071230s_201  ガンの仲間はみんな警戒心が強いが,コクガンだけは例外だ。近くまで寄れるし,じっとしていると近くまで寄ってくる。今回も同様で,観察している私の前を親子二組が通過していったが,コクガンたちはあまり気にとめていなかった。港の波打ち際にある海藻(アオサ?)を無心に食べていた。

071230ea_384 071230ea_448 071230ea_522 071230ea_542  コクガンは椿漁港手前の磯浜にも入っており,こちらは成鳥2羽,幼鳥3羽,計5羽の家族だった。成鳥は黒い体に白いレースの首飾りがとてもエレガント。幼鳥は成鳥より淡い体色とあどけなさが漂う顔付がなんともめんこい。シャッターを山ほど切りながらしばらく楽しませてもらった。めまぐるしく天気が変わる中,雲の切れ目から日が差した時間もあった。

071230ea_611 071230s_397071231eb_137 071231s_517   この日は,椿漁港の先の門前,加茂の各漁港を巡回し,さらに戸賀まで行ったのだが,コクガン以外のさしたる成果なし。海が荒れていたので,港内にウミスズメやウミガラス,アビの仲間を期待したのだが,残念だった。探し方が悪かったのだろうか。
 ただ,門前の港でシノリガモ♂1羽を見つけたのが目新しかった。海では普通にいるカモだが,ここで見ると新鮮だ。

071230ea_577 071230ea_599 071230eb_168 071230s_493  カモメ類では,オオセグロカモメが一番多かったが,ワシカモメもいたる所で観察できた。この鳥は宮城県内でも観察でき,また,岩手県北部まで行けばやたら沢山いるカモメなのだが,出会うとついつい嬉しくなってレンズを向けてしまう。背の色が淡いのと翼の先端まで淡い色なのがなぜか嬉しい鳥だ。シロカモメは,戸賀湾で幼鳥よりもう1個年上らしい個体を見つけることができた。こちら(東北)ではなかなか成鳥と出会えない。

071230eb_096071230eb_119 071230eb_148071231eb_041   ウミアイサもこの海域ではとても多い。遠くに,近くに,多数観察でき,また,多様なシチュエーションで観察できた。シノリガモなども同様だが,太平洋側では青い海にきれいに映える個体を観察&撮影できるが,このように鉛色の海でたくましく生きる姿を観察&撮影できるのは日本海側ならではだ。秋田にいた頃は,太陽が見えない冬の空とこの鉛色の海の色が大嫌いだったが,離れてしまうとこの鉛色が懐かしい。
 冬の日本海は荒れて海が泡立ち,メレンゲのような「波の花」が大量に生まれる。門前港の海面には波の花がふわふわ浮いていた。(左がら2番目の写真)

071230eb_358 071230eb_400 071230s_220 071230s_567  沿岸探鳥を切り上げ,大潟村に戻ろうとしたところで,またコクガンに捕まってしまった。コクガンは何度も出会って,写真も山ほど撮影しているのだが,数年ぶりにここで出会えた嬉しさが勝ってしまう。海が穏やかなときは,少し沖の岩礁などで海藻を食べているのかもしれないが,このように海が荒れている日は漁港内で海藻を食べているのが,安全で,また,体力も使わないのだろう。

071230eb_489 071230eb_536  さて,大潟村でのハクガン探しだが,やはり見つけられない。終いには秋田の友人に電話をかけて確認してみたが,やはりこの周辺で観察していたという。いるポイントが変わったのか,それとも再び新潟に行ってしまったのか。薄暗くなるまで巡回してみたが,結局はだめだった。こういうことはよくあること。仕方ない。
 ハクガン探しの途中,ハイイロチュウヒ♀が飛んでいたので,スナップ写真を撮影してみた。ISO1600でも結構使える。

【観察できた鳥】(大潟村は含まない)

ウミネコ,オオセグロカモメ,カモメ,シロカモメ,セグロカモメ,ヒメウ,ワシカモメ,スズガモ,トビ,ハシボソガラス,ハジロカイツブリ,ハシブトガラス,コクガン,マガモ,ホオジロガモ,ウミウ,ハクセキレイ,イソヒヨドリ,ホシハジロ,ノスリ,ウミアイサ,シノリガモ (22種)

【写真】(左上から,イソヒヨドリ×2,ウミアイサ×6,カモメ類×3,コクガン×沢山,最後にヒメウ)

071230ea_265 071230ea_277 071230eb_069 071230eb_099 071230eb_114 071230eb_227 071230eb_232 071230s_300 071230ea_244 071230ea_044 071230ea_555 071230ea_071 071230ea_354 071230ea_355 071230ea_357 071230ea_364 071230ea_403 071230ea_406 071230ea_423 071230ea_436 071230ea_443 071230ea_467 071230ea_535 071230eb_316 071230eb_409 071230s_200 071230s_525 071230s_523071230s_583 071230eb_252

« 県南沿岸 2007/12/23 | トップページ | 秋田南沿岸 2007/12/31 »

0203 秋田県/男鹿南磯」カテゴリの記事

コメント

yamameさん、あけましておめでとうございます。
コクガンは十分楽しまれてよかったですね。
ハクガンは残念でしたね。りんごは23日晴天の空を
飛翔する25羽のハクガンを堪能して来ました。
Kさんに御案内いただきましたので・・・。
今年もよろしくお願いします。

投稿: りんご | 2008/01/05 12:30

りんごさん,あけましておめでようございます。
新年早々の初コメントありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

ハクガンは残念でしたが,またチャンスはあるでしょう。宮城に25羽のシジュウカラガンが来ているので,このハクガンと合流しないかと夢想しています。実現したら凄いですよね。

投稿: yamame | 2008/01/06 06:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 県南沿岸 2007/12/23 | トップページ | 秋田南沿岸 2007/12/31 »