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2007/12/03

県南沿岸 2007/11/25

(鳥の海) 08:00 快晴
(釣師浜) 10:00 快晴

 はらこ飯を食べたいので,亘理方面に行くこととした。

 鳥の海に着くと,水面は鏡のように凪いでいた。

071125_037071125_042  周回道路を車で流しながら水面上を観察すると,マガモやヒドリガモの群れが目を引いた。車を停めて,車内からスコープで観察すると,ヒドリガモの群れに,違う色合いのカモが混ざっていた。翼に首を突っ込んで休んでいたが,全体にブドウ色だ。顔もわずかに見える。間違いない。アメリカヒドリ♂だ。

071125_053 071125_027  アメリカヒドリは,ヒドリガモとの交雑が多いが,この個体は純粋アメリカヒドリのようだ。ほとんどの時間,首を翼に入れていたが,何かの拍子の首を上げると,目の後ろの帯がきれいな緑色だった。朝日に輝いてとてもきれいだった。
 体の色が比較できるように,ヒドリガモ♂が並んで浮かんでくれていた。

071125_231071125_193  この群れと違う群れにも同じようにきれいなアメリカヒドリ♂がおり,さらに進むと,もう1羽いた。どれも純血だ。合わせて3羽のアメリカヒドリ。一時に3羽も見たのは初めての経験だった。前日に蕪栗沼でもアメリカヒドリを観察しており,大沼での観察情報もある。単なる偶然で,通過しているだけかもしれないが,今季はアメリカヒドリの「当たり」かもしれない。

071125_118071125_237 071125_158  2番目のアメリカヒドリも緑色光沢がとてもきれいだったが,やや遠い。3番目のアメリカヒドリは緑色がくすんでいたが,この個体が一番近かった。できれば緑色が濃いきれいな個体を撮影したかったが仕方ない。
 行動を共にしていた♀は,頭に赤みがあるので,アメリカヒドリではなく,ヒドリガモの♀のようだ。このまま繁殖期では交雑種が生まれることになってしまう。

071125e_026 071125_295071125_302  アメリカヒドリを観察していると,近くにミミカイツブリがやってきた。この周辺にカイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリもいたので,アカエリカイツブリが出れば日本産カイツブリ5種がすべて揃うことになる。5種の中では,このミミカイツブリが一番の器量良しと思う。盛んに潜っていたが,デジ眼では遠かったので,出てきそうな付近に当たりを付けて,デジスコ撮影してみた。こういう撮影方法もなかなか面白かった。

071125_280 071125_339 071125_340  他には,マガモやスズガモ,オナガガモ,ホシハジロなども入っており,ホオジロガモとカワアイサも観察することができた。ホオジロガモは,数が多くなかったが,♂がいて,首を天に突き上げる得意なポーズを見せてくれた。カワアイサは,まだ♂がきれいな色になっていなかったが,いつものように,首だけ水の中に入れて餌を探す行動を見せてくれた。

 次に南下して磯浜漁港を覗いてみたが,何もいない。クロガモもハジロカイツブリもまだ。さっさと諦め,釣師浜漁港に向かった。

071125e_034 071125e_093 071125_396 071125_407  釣師浜漁港に着いて車を停めると,すぐ目の前にワシカモメがいた。今季は早い時期からよく出会う。多くなってきたような感じがする。漁港の奥には,例年ミユビシギの群れが居つくのだが,この日は1羽だけいて,日向ぼっこしている風だった。
 また,ここはハジロカイツブリが近くで観察できるポイントなのだが,まだ入っていなかった。ハジロカイツブリは,全体に,来るのが遅れているような感じがする。

071125_733 071125e_167 071125e_223  漁港北側の砂浜に移動すると,いつものとおりカモメ類がどっさり入っていた。メンバーは,前回のウミネコ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,ユリカモメに,カモメが加わっていた。ただし,加わった,と言っても観察できたのは1羽だけだった。カモメ類の中で,いつも一番最後にやって来るのがカモメ。まもなく群れの本体も到着するだろう。

071125_473 071125_543 071125_545_01  ユリカモメは成鳥ばかりの群れで,きれいな個体が揃っていた。写真を撮っておこうとレンズを向けていると,このように大きな口を開けてくれた。鳴いている訳ではない。単に口を開けているだけだ。他の鳥でも見られるが,特にカモメの仲間ではこのように大きく口を開ける仕草が目立つ。伸びの一種なのだろうか。何度も同じように口を開いていた。
 ちなみに,のどちんこは見えない。

071125_577_2 071125_691 071125_489  背中の色が薄い大型カモメでは,ワシカモメのほかにセグロカモメもいた。関東の方ではごく普通にいるようだが,こちらではセグロカモメの方が少ない。最近の状況からすると,下手すると,ワシカモメより少ないかもしれない。だから,このように近くで観察できるととても嬉しくなる。背中の色を見て,きれいだな~,などと思う。

071125_675 071125_660 071125_664  海の方に目を転ずると,まず目に付いたのがアカエリカイツブリ。鳥の海で観察した4種と合わせて,この日だけで日本産カイツブリ類5種が揃った。2羽がつかず離れず行動していたが,親子なのだろうか。少なくとも内1羽は幼鳥のようだ。まだ顔に縞模様が残っている。波で上下するので,顔だけ見えるショットも撮れた。
 さっきのミミカイツブリ同様,よく潜るので,デジスコ撮影はとても楽しめる。

071125_619 071125_621 驚いたのがこの鳥。オオハムだ。ここでは,はるか沖にアビを観察したことがあるが,今回この鳥は比較的近くに浮かんでいた。最近奥松島方面に出た話は伺っていたが,まさかここで出会えるとは思ってもいなかった。頭が灰色がかっているのは夏羽の名残なのだろうか。脇にはオオハムの特徴である白色部が見える。

071125_706 071125_620 071125_618 近いと言っても比較の問題で,デジスコでもかなり遠い。左端の写真に黄色いブイが見えるが,その手前位の距離だ。また,潜水時間が長いので,見失いがちになってしまう。見失ってしまった,と諦めて力を抜いた頃に浮かび上がる,という感じ。1時間以上粘ったが,根気が底をついてしまった。チャンスはあったが,満足な撮影ができなかったのが残念だった。

 実は,お昼にはらこ飯を食べるつもりだったが,オオハムのせいでお昼を食べ損なってしまい,帰り道,夕食用に折り詰めにしてもらうこととした。
 そのために鳥の海に寄ったら,猛禽フリークで顔馴染みの方がいらっしゃっていた。今年もハイイロチュウヒが来ているらしい。今回はお付き合いできなくって残念だったが,次回お会いできたら,撮影した写真をぜひ見せていただきたいものだ。

【観察できた鳥】

(鳥の海)
ユリカモメ,ウミネコ,スズメ,コサギ,ハクセキレイ,カンムリカイツブリ,ヒドリガモ,オオバン,トビ,アオサギ,アメリカヒドリ,ハジロカイツブリ,スズガモ,カワアイサ,ミミカイツブリ,ミサゴ,ホオジロガモ,カルガモ,カワウ,オナガガモ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,オオセグロカモメ (23種)

(釣師浜)
ワシカモメ,オオセグロカモメ,スズガモ,ユリカモメ,ウミネコ,ホシハジロ,ミユビシギ,トビ,スズメ,ハクセキレイ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ウミウ,ウミアイサ,セグロカモメ,ハシブトガラス,カワウ,オオハム,ミサゴ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,カモメ (22種)

【写真】(左上から,カイツブリの潜った後,ミミカイツブリの潜った後,水面に佇むカイツブリ,カンムリカイツブリ,何か食べているハジロカイツブリ,カワアイサ,おしゃべりマガモ,カモ風景,朝の荒浜漁港,カモ風景その2,アカエリカイツブリ,ウミアイサ,釣師浜漁港では珍しいホシハジロ,ミサゴ,ユリカモメの伸び,ユリカモメの着地×2,歩み去るカモメたち)

071125e_022 071125_308_2 071125e_021_3 071125_007_2 071125e_228 071125_320 071125_080 071125_358 071125_002 071125_353 071125_590 071125_423 071125e_070 071125e_157 071125_539 071125e_103 071125e_104071125e_129 

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