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2007/11/17

奥松島ほか 2007/11/11

(奥松島) 08:50 雨のち曇り
(加瀬沼) 12:45 雨
(赤沼) 13:40 雨
(大沼) 13:45 雨

 前日はベガルタ仙台の天王山,東京ヴェルディ戦だったので,朝から気になって,家に引きこもってしまった。翌日のこの日は,朝からザーザー降りの雨だったが,休日に2日も家にいたら病気になってしまう。

 三陸道の鳴瀬奥松島ICで降りてまもなく,カモが道路でひっくり返って,じたばたしているのを発見。跨いで通過したが,何だったのだろう。車にはねられたのか?

071111_041071111_018_2 071111_325_2  鳴瀬川河口に向かう途中,対岸を見ると,カモメ類が結構入っていた。オオセグロカモメとウミネコが多いようだが,オオセグロカモメより背の色が薄いセグロカモメも混ざっている。ユリカモメもいる。このときは気がつかなかったが,帰りに再び寄ったときは,カモメも数羽入っているのを見つけた。カモメは今季初。

071111_046 071111_042071111_377  鳴瀬川河口付近は,工事が入っており,中に入れないようになっていた。以前ミヤコドリが入っていた場所だが,工事やサーファーで何もいそうにない。それでも,傘を差して,さらっと覗いてみたが,タヒバリがいた程度だった。ここはオカヨシガモのポイントなのだが,まだ観察できなかった。今後に期待しよう。

071111_068 071111_069 071111_050  公園の脇にある塩田跡の沼では,奥にキンクロハジロやホシハジロ,オナガガモたちの群れが見え,手前にはマガモたちが見られた。近くのマガモを撮影してみたが,何をしていたんだろう? 踊っているかのようだ。ジーン・ケリーの「雨に唄えば」か。
 ここにある桜は,寒い時期に咲く種類のようだ。この日は雨のしずくが花に付いて,とてもきれいだった。

071111_072 071111e_024 071111e_030 071111e_047  遊覧船乗り場のところから野蒜海岸に入ってみると,雨のせいか,いつもいる釣り人たちがおらず,この鳥が1羽,ポツネンと佇んでいた。ホオジロガモだ。♀に似ているが,嘴の先にオレンジ色が全く見られないので,♂の子どものようだ。ただ,この個体は,虹彩が濁った色で,図鑑の記述と異なっている。「ホオジロガモ」とう名の由来となった嘴の付け根の白斑は,その兆しさえない。

071111_086 071111_126_01 071111_143 071111e_058  車の中からとはいえ,至近距離から観察できた。海鳥でこんな近くで観察できるのは,釣り糸がからまったり,油で汚されたりと,それぞれ理由があるもの。釣り糸が絡まっている場合は,良く良く見ないとわからないことも多いが,なんぼ見ても,弱っている理由がわからない。単に渡りの疲れなのか。
 そのうち,うずくまって動かなくなってしまった。しばらく見ていたが,ピクリともしない。

071111e_059 071111e_066 071111e_078  心配になって,もっと良く見ようと,車を降りて近付いても反応がない。ありゃ,落鳥してしまったか,と,思わずさわろうとしたら,首を上げ,海に飛んでいった。結果として,貴重な休憩を邪魔してしまったようだ。申し訳ない。
 しかし,飛んだり泳いだりは正常にできるのがわかった。帰りにもう一度寄ったときは,もういなくなっていたので,どこかに飛んでいったのだろう。元気で仲間に合流できたことを祈る。

071111_232 071111_203  奥松島縄文村付近の入り江には,例年どおり,ヒドリガモの群れが入っており,緑色の海草を食べていた。アマモなのだろうか。藻類ではなく種子植物のようだ。季節が進むとヒドリガモを撮影することは少なくなるが,今この時期はまだ新鮮な気持ちで接することができ,十分に楽しめる。アメヒなどは混ざっていなかった。
 ここはホオジロガモやハシビロガモ,ヨシガモも入る所だが,このときはヒドリガモとカイツブリしか観察できなかった。

 その後,うろうろしている内,雨が小止みになって,天気が回復しそうだ。雨なら車での探鳥も可能な伊豆沼に移動しようと思っていたが,近くの加瀬沼に行くことにした。

071111e_120 071111_265 071111_295  移動途中,田んぼに入っていたハクチョウの群れに出会った。鳴瀬川の土手から見える田んぼで,以前もこの周辺に入っているのに出会ったことがある。彼らの餌場になっているのだろう。コハクチョウ主体の群れで,オオハクチョウはわずかに混ざっているのみ。コハクチョウでは,嘴の黄色部分がとても少ない個体もあった。亜種アメリカコハクチョウではないが,このような個体と出会うとちょっと嬉しくなる。

 加瀬沼公園に着き,車のエンジンを止めたら,カラ類の声に囲まれた。シジュウカラにヤマガラ,エナガ,コゲラの群れだ。

071111e_212 071111e_232 071111e_191  特に,エナガのジュルジュルいう声が賑やかだ。見回すと,駐車場の脇の木に群がっているのが見えた。この鳥は,姿形もめんこいが,人をそれほど恐れず,すぐ近くで観察させてくれるのが,とてもめんこい。このときも,近いときは2~3mの距離まで寄ってくれた。動きが速いので,近すぎると正直撮影しにくい。ぜいたくか。食べていたのは小さな虫のようだった。

 エナガとしばらく遊んでいる内に,雨脚が強くなってきた。一旦車に戻って,雨が止むのを待ったが,どんどん強くなっていく一方だ。判断を誤った。しかし,せっかく来たので,傘を差して,スコープやらカメラを持って,沼に向かった。

071111_439 071111_427 071111e_289  ここは,公園を訪れる人々が餌を与えるので,カモ類を至近距離で観察できる場所になっている。特に,ハシビロガモが近いのが嬉しい。ヨシガモやアメリカヒドリが入れば,これも至近距離から観察できる。この日も,近くにオナガガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,ハシビロガモ,ヒドリガモ,オオバン,ユリカモメなどの常連さんが揃っており,はるか遠くに,マガモやオオハクチョウの群れが観察できた。

071111_402 071111_407 071111e_324071111e_410  ハシビロガモ♂は,もうだいぶ色が付いてきており,まもなく衣替えが終わりそうだ。衣替えが終わると,胸の辺りがもっと白くなるようだ。近くで観察すると,相変わらず迫力のある嘴だ。この嘴で水面の餌を漉して食べるのだが,多くのハシビロガモがくるくる回って餌を取る光景は,とても楽しいものだ。この日も,3羽の♂が組んで,ユーモラスな餌取り光景を見せてくれていた。

071111e_264 071111e_337 071111e_359  ここでは,オナガガモも,ハシビロガモと同じように,水面に腹ばって餌を取る光景が良く見られる。他の場所でも見られる行動かもしれないが,どうもハシビロガモの採餌行動の影響を受けているような気がしてならない。数年前,阿武隈川親水公園(福島市)にコオリガモが入っていたとき,川の流れに乗って,コオリガモと同じように盛んに水に潜っていたのを思い出した。このカモ,学習して,他人(他鳥)の真似っこできるのだろうか。ただ,嘴の構造が違うので,ハシビロガモと比べると,うんと効率が悪いと思う。

071111e_267 071111e_252 071111e_422 071111_412  他にも,ホシハジロ,キンクロハジロ,オオバン,ユリカモメを至近距離で観察&撮影できた。雨の中,傘を差しながらの不自由な撮影だったが,とても楽しかった。水滴一杯の鳥たちの翼を撮影するには,このような天気でないと,できない。左から,ホシハジロ,キンクロハジロ,オオバン,ユリカモメの順。

 まだ時間が早かったので,赤沼~大沼方面も覗いてみることにした。

071111e_431 071111_462 071111_552 071111_570  赤沼では,先日観察できたシギたちは見当たらず。大沼に移動すると,こちらに3羽のアオアシシギがいた。雨の中,一所懸命に餌を探している。ずぼっと,顔まで泥に突っ込む仕草が何ともめんこい。近くの岸辺にはマガモの群れが休んでおり,その合い間を3羽のハマシギたちがチョロチョロ動いていた。

 この後,大沼周辺をさらっと回ってみたが,あまり芳しくない。早めに切り上げ,帰途に付いた。

観察できた鳥】

(奥松島)
オオセグロカモメ,セグロカモメ,ウミネコ,ユリカモメ,カワウ,ヒヨドリ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,ハクセキレイ,ヒドリガモ,タヒバリ,アオジ,スズメ,ホオジロ,カワラヒワ,トビ,ヒガラ,ジョウビタキ,マガモ,オオバン,カイツブリ,オナガガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,ハシビロガモ,オオジュリン,モズ,ダイサギ,ホオジロガモ,イドヒヨドリ,コハクチョウ,オオハクチョウ,カルガモ,シジュウカラ,ヒバリ,ウグイス,ウミウ,カモメ,カンムリカイツブリ (39種)

(加瀬沼)
エナガ,コゲラ,シジュウカラ,ヤマガラ,モズ,オオハクチョウ,ホシハジロ,キンクロハジロ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オオバン,ユリカモメ (13種)

(赤沼)
スズメ,トビ,ハクセキレイ,コガモ,オナガガモ,マガモ,ハシブトガラス,アオサギ,ヒドリガモ,カルガモ,コサギ,ダイサギ (12種)

(大沼)
コサギ,アオアシシギ,トビ,オナガガモ,ユリカモメ,ハクセキレイ,ヒドリガモ,ハマシギ,マガモ,キジバト,ヒヨドリ,ムクドリ,ハシブトガラス,ハクセキレイ,ノスリ,カワラヒワ (16種)

【写真】(左上から,塩田跡のカモ風景,鳴瀬川のカモメたち,鳴瀬川に浮かぶキンクロハジロ,羽ばたくホオジロガモ,がっしりした足,ちょうど紅葉×2,加瀬沼公園のエナガ×4,雨粒を背負ったオオバン,オオバンのいる雨風景,雨粒だらけのオナガガモ,油をすりすり,オナガガモのいる雨風景,これもイタリア国旗の3色,カルガモのいる雨風景,飼い鳥,シャベル,漉して食べる,いつも一緒,ヒドリガモ,ホシハジロ♀,ホシハジロ♂,公園の風景×2,大沼のアオアシシギ×3,マガモ×2,オナガガモのいる大沼風景×2)

071111_052 071111e_001 071111_382 071111e_019 071111e_035 071111e_056 071111_157 071111_165 071111e_159 071111e_180 071111e_204 071111e_237 071111e_291 071111e_377 071111e_256 071111e_364 071111e_379 071111e_395 071111e_348 071111e_305 071111_405 071111e_282 071111e_273_2 071111e_340 071111e_302 071111e_303 071111_436 071111_387 071111_485 071111_517 071111e_441 071111_546 071111_540 071111e_470 071111e_469

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