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2007/11/01

伊豆沼 2007/10/27

09:20 雨

 往路,東北自動車道で事故があり,通行止めとなっていた。もともと家を出るのが遅かったせいもあるが,到着時間が大幅に遅れてしまった。

 伊豆沼に到着後,いつもどおり獅子ケ鼻からチェックするが,雨足が強く,やや見づらい。どうやら沼の中にいるのはカモ類,サギ類だけのようだ。幾分がっかりして振り向くと,何と,背後の田んぼにハクチョウ類の大きな群れが入っていた。

071027_224 071027_237  土手から降りて,そろそろと車で寄っていくと,近くの田んぼから数十羽のマガンが飛び立った。びっくり。ハクチョウに気を取られて,近くにいたのに全く気付かなかった。雨天で暗かったので,灰色の田んぼの背景に溶け込んでいた。気をつけないと。
 シャッタースピードが稼げずブレているが,右のような動きのある写真も面白い。

071027_039 071027_02249 071027_074  ハクチョウの群れの近くに寄って観察すると,オオハクチョウとコハクチョウの両方ともいた。どちらも成鳥,幼鳥が混ざっている。北の繁殖地でできた家族ユニットの集まりなのだろう。人間で言うと,新興住宅地のご近所同士が集まって渡ってきたようなものか。数えてみると85羽前後だった。

071027_a_001071027_107 071027_a_033  季節が進むと,この光景を当たり前のように感じるのだろうが,このときは,今季初めてだったので,とても新鮮。水面に浮かぶハクチョウも良いが,田んぼなどでたくましく餌を取っている姿は,一段と良い。ハクチョウ本来の姿だ。空気を通して,息遣いや鼓動が伝わってくるように感じる。いつまでも,近くでこの空気に浸っていたいと思ってしまう。

071027_a_529 071027_a_010 071027_a_043  この群れにはヒシクイが1羽混ざっていた。ここにいるハクチョウたちと一緒に渡ってきたのだろうか。ハクチョウたちと行動を共にしており,すぐ近くにマガンの群れが降りても,マガンと一緒になることはなかった。ただ,ハクチョウたちと異なり警戒心が強く,ずっと遠めにいて,近付いてくることはなかった。右端の写真は,一見休んでいるようだが,目はしっかりこちらを警戒している。

 ハクチョウやヒシクイを楽しんでいると,はるか遠くをふわふわ飛ぶ鳥が見えた。こういう飛び方はタゲリしかいない。降りた所を確認して,移動。

071027_164 071027_a_196 071027_a_203 071027_a_168  ところが,ゆっくりと移動している途中,小鳥類がたくさん入っている田んぼに行き当たってしまった。タヒバリたちだった。これも今季初。今の時期,出会うと嬉しくなる鳥のひとつだ。一旦気付くと,いるわ,いるわ。掃いて捨てるだけいる。背景と同系色だが,絶え間なく動いているので,注意して田んぼを見ればわかる。しばらくすると,車のすぐ近くまで寄ってくるものもあった。

071027_209 071027_a_316 071027_a_370  タゲリの群れは,タヒバリのポイントから移動する途中,すぐ近くの田んぼに降り立ってくれた。全部で20羽弱。どれも羽縁が白くなっているので,子ども(第1回冬羽)のようだ。3月中旬に来たとき,盛んに繁殖行動をとっていた群れがいたが,その子どもたちだと思うと,なお楽しい。
 一般に鳥の子どもは警戒心が薄いのに加え,タゲリは大人でも警戒心が強い方ではない。車の中から動かないで見ていると,期待どおり,至近距離まで寄ってきてくれた。

071027_a_476_01 071027_a_476_02 071027_a_485 071027_a_500  この子たちは,コチドリなどがするように,歩いては立ち止まり,片足を細かく震わせて餌を探していた。車の中からスコープで見ていたが,近くまで来たとき,デジスコで撮影してみた。全身がファインダー一杯だ。せっかくなので,部分を切り取って残しておくこととする。左2枚は同じ写真だが,右2枚は見たとおり別写真。ピン甘だが,ちょっと面白いのが撮れた。こびとちゃんと宇宙人。

 スタートが遅かったせいもあるが,いつの間にかもうお昼。まだガン探しをしていないし,スタート地点の獅子ケ鼻から離れていなかった。翌日鳥見できないのを思い出し,未練たらたら移動した。

071027_374 071027_343 071027_338  内沼一周した後,三工区に行くと,ここにもハクチョウたちがいた。こちらのハクチョウはオオハクチョウだけのようだが,数が凄い。数える気にもならないほど。先ほどのハクチョウがご近所同士だとしたら,こちらは町内会丸ごとだ。雨のため,遠景が煙り,なかなか雰囲気が良い。右端の写真で上を飛んでいるのはマガンたちだ。

071027_a_718 071027_379 071027_a_686  集団の雰囲気も良いが,個別に観察しても楽しい。せっかくの雨でチャンスだったので,頭に雨粒がたくさん付いて,嘴からも水が滴っているような写真を狙ってみた。しかし,家に帰って成果を見てみると,どれも没。なかなかうまくいかないものだ。またのチャンスに再挑戦してみたい。

071027_297 071027_399 071027_417 071027_428  ガンたちもいるにはいたが,ここで凄かったのは,これ。オナガガモたちだ。数千羽のマスゲーム。渡りの途中なのだろうか。以前も,この周辺で,オナガガモやマガモの大きな群れを見たことがあるが,こんな凄いのは初めての経験。どこの餌場でも人馴れしてズーズーしく思われがちのカモだが,こんなパフォーマンスも見せてくれる。
 ガンどころじゃない。見とれてしまった。

071027_254 071027_a_549  しばらくの時間,オナガガモで楽しませてもらったが,時間は無限じゃない。
 その後,内沼周辺,三工区,二工区と巡回したが,ガンの群れを観察できたのが,先ほどの獅子ケ鼻周辺と三工区だけ。もう3時を過ぎ,ますます暗くなってくる状況だったが,場所を変えることとし,蕪栗沼に移動することにした。

071027_494 071027_522 071027_535  蕪栗沼周辺の田んぼに着くと,すぐに群れが見つかった。かなりの数が集まっている。さらっとチェックするが,マガンのみ。白鳥地区に接する野谷地地区に行くと,ちょうどどんどんガンたちが集結しているところだった。かなり暗くなってきていたので,この辺りに一旦集結してねぐら入りするのかもしれない。飛ばすことが多いので,どんどん増えてくるのを見るのは何ともいえない幸せな気持ちになる。

 薄暗くなってガンの識別ができなくなるまで見ていたが,マガン以外何も見つけられなかった。仕方ない。次週に期待しよう。

 この日は丸1日雨。帰宅後も降り続き,久しぶりの大雨となった。翌日仕事だったが,一転の快晴が恨めしかった。

【観察できた鳥】

オオハクチョウ,オナガガモ,トビ,ハシブトガラス,マガン,スズメ,アオサギ,コガモ,ヒシクイ,コハクチョウ,タゲリ,ノスリ,セグロセキレイ,モズ,ウミネコ?,ムクドリ,ハシボソガラス,タヒバリ,オオジュリン,ジョウビタキ,ヒヨドリ,ダイサギ,オオバン,カルガモ,ヒドリガモ,シジュウカラ,コゲラ,ヒバリ,マガモ,ハシビロガモ,ハクセキレイ (31種)

【写真】(左上から,雨のアオサギ,花の上の子ども,オオハクチョウの首,オナガガモin田んぼ,沼にもいた,セグロセキレイ,タゲリ×3,羽づくろい中のタヒバリ,タゲリの尾,ハクセキレイの子,ハシビロガモ,ヒシクイのバランス,冬の食べ物,マガモ,朝の伊豆沼,雨の伊豆沼)

071027_a_659 071027_a_644071027_a_696 071027_453 071027_459 071027_132 071027_a_524 071027_a_493 071027_a_476_00 071027_a_271 071027_a_298 071027_a_403 071027_147 071027_218 071027_a_023 071027_460 071027_a_667 071027_001 071027_664 

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コメント

大雨の中ご苦労様でした。
また伊豆沼情報大変参考になりました。
冬鳥今年は少し遅いような感じがしますが、いかがでしょうか?
今晩6名で出発します。
伊豆沼のひんやりした空気に触れるのを楽しみにしています。

投稿: つな | 2007/11/02 17:06

つなさん,おばんです。

もう出発されたでしょうか?
今回は忘れ物がないよう,また,車を側溝に落とさないよう,ゆっくりといらしてください。明朝は私も飛び立ちを見に行きたいと思います。
今の予報では日の出が見られそうで楽しみです。

投稿: yamame | 2007/11/02 18:08

yamameさん 早速返信ありがとうございます。10時30分に草加を出発します。長者原に4時過ぎに到着予定ここで少し時間調整して、いよいよ獅子が鼻を目指します。
今年は落ち着いて行こうと思います。
一年ぶりの再会楽しみです。

投稿: つな | 2007/11/02 21:23

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