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2007/10/26

飛島 2007/10/15

06:30 雨のち晴れ

 2泊3日の3日目。最終日となった。船が午後1時半に出港するので,午前中だけの鳥見となる。深夜は雨が屋根を叩いていたが,明け方にはだいぶ小降りになってきていた。雨が上がるのを待ち,カメラをバッグに入れて,宿を飛び出した。

071015_0012071015_9955_2 071015_9958_2  最初に鼻戸崎に行ったが,ここは今回あまり良くない。マヒワやアオジ,ミヤマホオジロなどが近くをチョロチョロしているだけだった。シロハラも相変わらずいたが,だいぶ抜けたようだ。ここは鳥たちが意を決して,島を離れていくのが観察できる場所だが,小鳥類がどんどん渡っていく姿が見えた。残念だが,やむを得ない。無事,越冬先にたどり着くのを願う。

071015_07604  この辺から,一旦上がったと思った雨がまた降り出し,ヘリポートに着いたときは,またしっかりと降っていた。島に来る前の天気予報からすると,持ってきていた折り畳み傘が活躍するとは思ってもいなかった。ヘリポートでは,傘を差して,折り畳みイスに座って,鳥が出るのを待つこととなった。前日の便で島にいた鳥見人はほとんど帰り,また,雨が降っていることもあり,咳をしてもひとり,だ。

071015_0140 071015_0165 071015_9986  私を慰めるように元気に草地を飛び回っていたのはアトリの群れ。前日,島にどっと入ってきた鳥だ。草地に入ったり,枝に止まったりと活動的だった。草地に入っているミヤマホオジロたちは,相変わらず,車などに驚いて飛び立ってはまた戻る,ということを繰り返していた。ただ,気のせいか幾分数が減ってきたような印象だ。
 上空をハヤブサが旋回しながら飛んでいたが,これは渡っていく小鳥たちを狙っていたのか。

071015_0106 071015_0050_2 071015_0075  雨はまもなく上がり,見る間に雨雲が飛び去って,青空も見えるようになってきた。そんな時間帯に出てきてくれたのが,ここでのお馴染みになってしまったシベリアジュリンだ。もう,シベちゃんと呼んでしまおうか。雨上がりの澄んだ空気。木々の葉には雨の水滴がまだ残っている。そんな中にいるシベちゃん。何ともいえない幸福な気持ちになる。

 ここだけで終わってしまっても良かったが,前日のヤマヒバリ情報が気にかかる。また,オジロビタキはまだいるのだろうか。移動することとした。
 ちなみに,ヘリポートは,シラガホオジロが一瞬遠くに出たのみ。シロハラホオジロは出なかった。ベニヒワは,とうとう抜けてしまったようで見えなかった。

071015_0203 071015_0208  オジロビタキのポイントに行く途中,岩手のYeさんに出会った。お聞きしたところ,オジロビタキは抜けてしまったらしい。ヤマヒバリも見ていないという。そうか。残念。念のためにその周辺を再度確認したが,地面でミヤマホオジロとカシラダカが餌を取っていただけだった。まさか,ミヤマホオジロとヤマヒバリを見間違える訳はないとは思うが・・。

071015_0099 071015_0123  この日は,抜けた鳥も多かったが,入ってきた鳥もあった。ウグイスだ。いたる所で見かけた。藪に入っている鳥なので,いつもなら撮影しようなどと思わないのだが,数が多いので,目の前に出てくるものもある。ごっつぁんゴールならぬ,ごっつぁんショットだ。ウグイスは,留鳥のイメージがあるが,北海道では夏鳥,沖縄では冬鳥,というように,渡っているものもいるようだ。冬,近所の藪でチャッチャ鳴いているウグイスが,地元でなく,北海道出身かもしれない,などと考えると面白い。

071015_0213 071015_0226  この周辺をふらふらしている間に,私が帰る船で渡ってきた鳥見の人が現れた。もうそんな時間だ。時計を見ると,どこに行くにも中途半端。今回は,前日までで十分に堪能していたので思い残すことはない。早すぎる時間だったが,宿代を清算し,港に行くこととした。今回も宿の方々には大変よくしてもらった。また,来春。
 往路とは異なり,帰路は穏やかな海。すっかり晴れ上がって,空も海も青が濃かった。

071015_0254  帰りの船はスカスカの状態。全部で10人も乗っていただろうか。鳥見人で帰るのは,私と岩手のYeさんの2人だけだった。盛期であれば,航路探鳥の人たちでデッキが一杯になるところだが,ゆったりと鳥見ができた。
 鳥が出たのは,勝浦港を出てから30分位の海域だっただろうか。春の航路で出たのと海域と同じだ。

071015_0272 071015_0287 071015_0392  最初は,遠くにちらほら舞っているのが見えただけだったが,まもなく至近距離を飛ぶようになってきた。オオミズナギドリだ。船がオオミズナギドリの群れに突っ込んだようで,舳先から船尾方向にどんどん飛んでくる。至近距離を飛ぶものは速くて撮影できないので,やや離れた個体を狙った。この間,まさにオオナギ祭りだ。興奮しながら,夢中でシャッターを切った。

071015_0232_2 071015_0415_2 071015_07609_2  オオナギ祭りの海域から抜けると,海はすっかり静かになった。1か所に固まっていたようだ。それでも,酒田港に着くまでの間,デッキから立ち去りがたく,鳥海山を見るなどして過ごした。良く見ると,鳥海山が,ほんのり赤くなっているように見える。日がまだ高く,夕焼けになる時間ではない。高山の木々が紅葉してきているのかもしれない。
 酒田港には定刻の午後3時に到着した。

 今回の飛島行でも,出会った多くの方々に大変お世話になった。情報がなければ見逃した鳥も多かったと思うし,何より,人との出会いがなければ楽しさも半減だったと思う。
 心から感謝申し上げる。

【観察できた鳥】

ウミネコ,イソヒヨドリ,ウグイス,トビ,ハシブトガラス,スズメ,ミヤマホオジロ,アオジ,マヒワ,シロハラ,メジロ,ヒヨドリ,アトリ,ヒガラ,オオセグロカモメ,シジュウカラ,ハシボソガラス,ホオジロ,ジョウビタキ,ノビタキ,シベリアジュリン,カシラダカ,コホオアカ,ジョウビタキ,キジバト,シラガホオジロ,ハヤブサ,サンショウクイ (29種)

【写真】(左上から,餌ゲットのウグイス,お尻,カシラダカのカシラ,ジョウビタキ,木に生っているメジロ,オオミズナギドリ×3,さよなら飛島)

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0401 山形県/飛島」カテゴリの記事

コメント

草加のつなです。飛島情報とっても楽しく読ませてもらいました。今年の秋は行けませんでしたが、行きの船の件は読んだだけで酔ってしまいました。それでも行きたい飛島ですねえ。
10年前の10月に行ったときも島中ミヤマホオジロだらけで、あのときの情景を思い出しました。今回羨ましかったのは「シベちゃん」です。
残念ながら私は見たことがありません。草加、越谷でもコジュリンの越冬はよく見られますが、シベちゃんは見られません。
追伸:11月3日朝は獅子が鼻の土手にいる予定です。

投稿: つな | 2007/10/26 21:40

お久しぶりです。
嬉しい書き込みありがとうございます。

シベちゃん,とってもめんこかったですよ~。今度は一緒に見たいですね。

> 11月3日朝は獅子が鼻の土手にいる予定です。

了解です。多分,この日は全国から人が集まって,凄いでしょうね。自分で探さなくっても,珍ガンの所在を周りの人が教えてくれる日なので,私にとっては,楽ちん鳥見できる日です。
お会いできるのを楽しみにしています。

明日,雨のようですが,下見に行ってきますね。

投稿: yamame | 2007/10/26 23:13

今晩は~。飛島、全部じっくり読ませていただき、写真も舐めるように拝見させていただきました。シベちゃん、私も見た~い!です。3日間、心ゆくまで堪能されたようで羨ましいです。早く、春にならないかなぁぁぁ。いやいや、その前に、雁詣でですね。ハクガン、ぜひ、下見よろしくお願いしま~す。

投稿: NOBU | 2007/10/26 23:49

NOBUさん,おはようございます。
いつもご覧いただき,ありがとうございます。
今回はホオジロ類が楽しかったのですが,島にはもっと様々な鳥が入っていたようです。変わったタヒバリやカラムジ,アカマシコ,ノゴマなどのお話も聞きました。また,時期をずらせばメンバーも変わると思います。飛島は億が深いです。島通いはやめられないですね~。

投稿: yamame | 2007/10/27 06:54

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