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2007/10/20

飛島 2007/10/13

11:20 晴れ

 満を持しての飛島。残っていた夏休み1日を15日の月曜日に充て,2泊3日の鳥見行とした。

 往路,山形道を走っているとき,ラジオから事故情報が流れてきた。月山第1トンネル付近で大型トラック同士が正面衝突したという。通れるのか,とハラハラしたが,上手に道路の片側に寄せて正面衝突してくれていた。怪我人もなさそう。お陰ですんなり現場を通過。かえって,島での「当たり」を連想させてくれた。ワクワク感が一段と募る。

071013_07593 071013_07592 071013_07595  酒田港には予定時間に到着。乗船券を買おうと,建物に入ると,岩手のTmさんと宮城のSさんがいる。おぉ。その後,岩手のYeさんとも出会う。島ではよろしく。Sさんによると,宮城県支部の方々も島に入っているらしい。
 9:30の出航を待っている間,海鮮市場2階の食堂で,やや遅めの朝食をとる。朝定食だ。525円でこの質と量だから凄い。特に「どんがら汁」(秋田では「ザッパ汁」という。)がうまかった。この他に,刺身が沢山乗っている「スタミナ丼」などもあった。

 航路では,波が高く,横揺れ・縦揺れが凄かった。何かにつかまっていないと立ってられない。大きな波で,船が宙に浮いたかと思うような瞬間もあった。・・・,ということで,航路探鳥はほとんどダメ。船酔いする人は大変だったかもしれない。
 それでも,オオミズナギドリを10羽程度と小鳥類50羽程度の渡りを見ることができた。

 さて,飛島到着。
 宿に荷物を置いて,さっそく持ち込んだマイ自転車でポイントに向かう。島を反時計回りするように,まずは学校へ。

071013_1306 071013_1394  学校は裏の校庭がポイントだ。そろりそろりと覗き込むと,ミヤマホオジロとカシラダカの群れが見えた。久々の飛島の雰囲気。堪らない。ときどき飛び立つが,しばらくするとまた戻ってくる。何か混ざっていないかと探してみたが,この2種類のみしか見つけられなかった。しかし,この2種類も久しぶりなので,これだけでも良い。まずは,挨拶がわりにミヤマホオジロを撮影。左が♂,右が♀だ。

071013_1488 071013_1656 071013_1699  ミヤマホオジロには,この後も,ここでずいぶん遊んでもらった。いつものフィールドではなかなか出会えないが,今,ここには,山ほどいる。左端の♀は至近距離で撮影したもの。このクリーム色がチャーミングだ。右側2枚の写真は♂。餌をとるのに一所懸命で,こちらをあまり気にしていなかった。手前に草がある状況でのデジスコで撮影だったので,ピントが心配だったが,きちんと合焦してくれていた。右端の写真は,頭頂の傾け方とまだら模様が味わい深い。何か光線でも出てきそう。

071013_1414 071013_1945 071013_1933  カシラダカは,宮城県内で冬普通にいる鳥だが,なんせ今季初。久しぶりに出会えたら,やっぱり嬉しい。珍ホオジロを見つけるには,まずこのような普通種をしっかりと抑えておかなければならない。特徴を復習するつもりで観察。写真は,もっと沢山撮ったような気がするし,至近距離でも撮った気もするが,なくてがっかり。データ整理中に消してしまったかもしれない。

 次に坂道を登って,鼻戸崎へ。

071013_07597 071013_9675  ここの遊歩道を歩くと,切り立った崖からは海が見え,遠くには鳥海山も見える。お気に入りの場所だ。自転車を巨木の森の入り口に置いて歩き始めると,すぐに喧しい鳥の声に囲まれた。暗い場所が好きなシロハラの群れだった。驚くほどの数が入っている。しかし,その後,ほとんど何も出てくれなかった。松にキクイタダキの群れを見つけたのが救いだったか。

 ヘリポートは,巨木の森の入り口の少し先にある。傷病者が出たときなどの緊急時に,ヘリコプターが離発着する場所だ。真ん中のコンクリート舗装している場所以外は草地で,ホオジロ類などのポイントとなっている。

071013_1958  春のシーズンは,連休頃に草刈をしてくれるが,冬に向かう今の時期は草刈をしてくれない。草丈が20~30cm程ある。これでは中に鳥がいてもわからない。しかし,逆に考えると,鳥たちにとっては,姿を隠しながらたっぷりと餌を採れるので,絶好の場所かもしれない。
 ここを車や人が通ると,驚くほど近くから,驚くほどの数の鳥たちが飛び立った。少なくても100~200羽は入っていそう。そのほとんどがミヤマホオジロだった。飛び立っても,近くの電線や木の枝にとまって,すぐに草むらに戻っていた。

071013_1796 071013_1828  何か混ざっていないかと探すと,まもなくベニヒワが見つかった。まずは2羽。♂♀がいる。見つけたのは電線に止まっていたときだが,木の枝に移動し,まもなく草むらに入った。お腹がほんのりピンクに染まったのが♂。白っぽいのが♀だ。ホオジロ類は草むらに入ると地面に降りて,全く見えなくなるが,ベニヒワは見えるところに止まってくれた。細い葉にとまって餌を採れるのは,小さくって軽いお陰だろう。

071013_1885 071013_1927 071013_1906071013_1904_2  ベニヒワは,マヒワほどではないが,警戒距離が短いので,至近距離で観察できる。このときもすぐ近くの草むらで,植物の種子を無心で食べていた。猫じゃらしの森にいる赤い鳥。露出オーバー気味にすると,絵本にあるような雰囲気になる。夢中で撮影した。

 さんざん撮影し,人心地付いたところで,Sさんがやってきた。まもなく,支部のTkさんたちも。Tkさんはきれいな女性に囲まれ,うらやましい状態だった。ホームページに相互リンクいただいているKnさんもいらした。お久しぶりだ。

 Tkさんたちとおしゃべりしながらベニヒワなどを見ている間,Sさんは遅めの昼食。ほどなく,Sさんが変わったのを撮影したと言う。見せていただくと,シラガホオジロっぽい。いたんだぁ。間を置いて今度はシベリアジュリンらしき画像も。昼食を取りながらも珍ホオジロを難なくゲット。凄い人だ。

071013_2004  シベリアジュリンは,まもなく,皆の前に姿を現してくれた。私は初めて出会う鳥。小さくって,全体に色が薄く,ミルクをたっぷり入れたカフェオレのよう。目の周りが白っぽいので,目がくりくりして見える。図鑑写真では何とも思わなかったが,実物はとても,とても,と~っても,めんこかった。
 ここで,翌日以降も何回か観察することができたが,他のホオジロ類よりも,草の上に止まったり,枝に止まったりする機会が多かったように思う。

071013_2021 071013_2013 071013_2019 071013_2044  実は,引き続き出てきたこの鳥も,同じような大きさで,同じようにめんこかったので,疑うことなくシベリアジュリンと思っていた。しかし,後に写真を見るとどうも違うようだ。このような羽衣のシベリアジュリンは,海外の図鑑も含め,どの図鑑にも載っていない。調べていくうち,頭央線の記載にぶつかった。シベリアジュリンには頭央線がないという。ありゃ。コジュリンだったかなぁ。
 それにしても,てんてん手毬のような,このめんこさったら,ない。

 ここでもっと粘って,シラガホオジロなども見たかったが,後からやって来たTmさんなど,ここに集まっていた人みんなから,ゴドイモ畑の隣の畑にオジロビタキが出ているとお話を聞いていた。みんな見ているのに私だけ見ていない。もう夕暮れになる時間が近付いていた。ここは翌日また来ることにして,Sさんと共に移動することにした。

 私は自転車で一足お先に。

071013_2096 071013_2101  ポイントに到着して16:30頃だったか。それほど待つこともなく,まもなく現れてくれた。正面から見るとジョウビタキの♀のようで特徴が見えないが,横を向くと間違いなくオジロビタキ。これもめんこい小鳥だ。喉のオレンジ色がないので,♀成鳥か第1回冬羽。大雨覆先端が白く,幼羽が残っているので成鳥ではない。第1回冬羽のようだ。♂♀はわからない。

071013_2155 071013_2178  短い時間に何度か出てくれたが,この日の出るポイントは決まっていた。お気に入りの場所なのだろう。横を向いて,オジロビタキらしく尾をピンと上げた姿を撮りたかったが,なかなかそのようなポーズを取ってくれない。そのようなポーズを取っても顔が向こうを向いてしまったりする。なかなかうまくいかないものだ。

071013_2180071013_2228  しばらく見ていると,昨年10月にmametiさんが見つけたマダラヒタキにも雰囲気が似ているように見えてきた。近い種類かもしれない。
 両羽をパタパタしたり,尾を上げたり,いろんなポーズを見せてくれたが,1回だけ妙な声(音?)を聞かせてくれた。地鳴きなのか警戒音なのか。

 5時過ぎまでここで粘っていたが,だいぶ暗くなり,そろそろ周りが見えなくなりそう。名残惜しいが,明日もある。明日も居てくれることを願いつつ,宿に帰ることとした。

071013_2244071013_2240 宿では,速攻で風呂に入り,ビール1本と熱燗1本で,飛島ならではの夕食をいただく。サザエやギバサ(真ん中上の海草=アカモクを湯通しして細かく叩いたもの)などは,男鹿出身の私にとって懐かしい味でもある。ギバサは,最後,ご飯におつゆをかけて混ぜて食べた。
 酔って気持ち良くなり,また,満腹で眠くもなり,7時半には布団に入った。

【観察できた鳥】

マヒワ,ウグイス,ホオジロ,メジロ,ヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,ウミネコ,カシラダカ,ジョウビタキ,ミヤマホオジロ,トビ,ハシブトガラス,ツグミ,カワラヒワ,シロハラ,キクイタダキ,シジュウカラ,ベニヒワ,シベリアジュリン,コジュリン,コホオアカ,ノビタキ,オジロビタキ,ハヤブサ (25種)

【写真】(左上から,振り向くツグミ,ちらほらいたビンズイ,葉っぱとマヒワ♂,同じく♀,顔だけ見えるミヤマホオジロ♂,ちょうど目が見えた,横アップ,胸の黒三角が見える,後頭部はこうなっている,ここでは普通種のコホオアカ,夕暮れのジョウビタキ)

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コメント

yamameさん、今晩は~。飛島、首を長~くして待ってました。ズバリ、「当たり」ましたね。オジロビタキにベニヒワ、私も期待して行ったのですが会えず・・・。とっても羨ましいです。ミヤマホも、たっぷりサービスしてくれましたね。また行きたくなってしまいました。でも、ガマン・ガマン。二日目、楽しみにしていま~す。

投稿: NOBU | 2007/10/20 21:31

NOBUさん,おばんです。
今回はご一緒できなく残念でした。
何しろ3,500枚以上も撮影してしまったので,写真の整理が大変でした。2日目はまだ書き始めていませんが,2日目も良かったですよ~。

今日明日の土日は行事が入って身動きできませ~ん。(T_T)

投稿: yamame | 2007/10/20 22:58

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