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2007/10/05

石巻-鳥の海 2007/09/29

(石巻) 08:15 晴れ
(鳥の海) 11:50 晴れ後曇り

 やっぱり石巻。このブログを振り返ると,今季だけで7回目だ。来れる週は毎週来ているかもしれない。我ながら呆れてしまう。

 さて,古沼では,アオアシシギ2羽,ツルシギ2羽,ソリハシシギ1羽が観察できた。

070929a_196 070929_054 070929a_170 070929a_243  アオアシシギは活発に活動していて,デジスコでは追いつけない状態だった。普通に歩きながら嘴を水にさして餌を探す行動のほか,嘴を水に浸けて,突進するように走る行動(左から2番目の写真)が何度も見られた。やや上に反った形状はこんなときに役立つのか,と納得。しかし,こんなんで餌が採れるのだろうか。ツルシギとソリハシシギは遠めだったので,証拠写真程度だった。

070929a_229 070929a_221 070929a_216 070929a_299  カモ類は,前回に引き続きだいぶにぎやかになってきていた。今回はハシビロガモもいた。コガモの群れをチェックしたが,シマアジは見つけられない。今季は会えないまま終わるかもしれない。コガモなどの新顔が多くなってきた中,夏を越えて居ついていたスズガモとマガモが少なくなってきたような気がする。ここで夏を過ごしたものは,冬季,南下するのだろうか。(左から,ハシビロガモ,キンクロハジロ,スズガモ,カルガモ&マガモ)

070929a_280 070929a_286 070929_158 070929_162  次に,新沼に移動してシギチ探しをしたが,こちらでは1羽も見つけられなかった。場所を変えながら粘ってもダメ。今季こんなことは初めてだ。もうシーズン終盤なのだろうか。一方では,カモ類がこちらでも増えてきており,キンクロハジロの群れやヒドリガモ(今季初)が観察できた。
 前回来たときにもいたユリカモメが,今回は比較的近くに2羽いて,しばらく付き合ってもらって楽しませてもらった。こういう時間も心地良いものだ。

 まだ干潮時間になる前だったが,粘ってもあまり期待できないようだったので,思い切って鳥の海に移動することにした。

 鳥の海では,鳥を見つける前に,AIさんご夫婦を見つけた。最近どこに行っても出会ってしまう。あんたも好きねぇ,って感じ。言おうかと思ったら,先を越されて言われてしまった。お互い様だった。

070929a_330  聞くと,行こうと思っていたポイントにホウロクシギやダイゼン,アオアシシギなどが入っていると言う。しかも,アオアシシギは7羽も。これはすごい。久しぶりだ。ワクワク心躍らせながら覗き込むと,いた,いた。ちょっと遠めだったが,教えていただいたとおりだ。これだけの群れになると見ごたえがある。こんなシチュエーションは滅多にあるもんじゃない。

 まずはスコープで鑑賞して,さて,デジスコ撮影に入ろうとしたところで,携帯が鳴った。今別れたばかりのAIさんだった。浜にミヤコドリがいた,という。ん~,困った。ここも去りがたいが仕方ない。急いで数枚撮影してすぐに浜に向かう。

070929a_352  まずはAIさんたちの姿を探して,見ている方向を探すと,すぐに見つかった。誰が見てもミヤコドリ。見間違えようのないミヤコドリだ。スコープで見ると,嘴の先がまだ黒っぽく,また,背中の色も薄いので,子どものようだ。よくよく見ると,目の赤みもまだない。そういえば,今年の初め,蒲生経由で鳴瀬川河口に行った個体も幼鳥だった。蒲生で見つけたときもAIさんと一緒だっけ。縁があるのかもしれない。

070929a_759 070929a_754 070929a_748  私が着くとまもなく飛んだので,エッと思ったが,浜辺を50m位移動しただけだった。良かった,良かった。順光側に移動してくれたので,かえって観察&撮影しやくなった。鳴瀬川河口の個体は,打ち上げられたイソシジミを食べていたが,ここでは何を食べるのだろう。ここって,ミヤコドリの好む二枚貝が豊富だったっけ? いるにはいるのだろうが,あまり聞いたことがない。

070929a_709 070929a_411 070929a_425  しばらく見ていると,そのうち,砂浜からゴカイ(?)を引っ張り出して砂の上に置き,まとめて食べるのが観察できた。こいつは貝以外のものも食べるようだ。しかし,お気に入りの二枚貝はどうなんだろう。貝を捕食しているような仕草は確認できない。もしかすると,ここは長いこと居付ける場所ではないかもしれない。ちょっと寄って翼を休めているだけになるのか。

070929a_441 070929_187  ミヤコドリを観察&撮影していると,周辺のトウネンやダイゼンなどが,「私たちも構って。」と,騒ぎ始めた。トウネンたちに至っては,私のすぐ近くに寄って,ず~っと構われるのを待っている始末だ。仕方ないので,ミヤコドリを一旦ほっといて,彼らの相手をすることにした。AIさんたちもいるので,ミヤコドリに動きがあればわかるだろう。

070929_199  ハマシギの群れにトウネン1羽混ざっていれば,たぶんトウネンばかり狙うと思うが,今回は逆。トウネンの群れにハマシギが1羽混ざっていた。人間って,どうしても少ないほうに目が行ってしまう。ハマシギが,あたかも希少種のように大切な鳥と思えてしまう。もしかすると,きれいな人たちの中にそうでない人がいると,そのように思えるのかもしれない。妻はどうだったんだろう。・・・,思い出せない。

070929a_541_2 070929a_537_2 070929a_558_2  この3枚はちょっと面白いのが撮れていた。セリフを付けると,こんなんかな。
 左端の写真:「何か面しぇことないべかねぇ」,「んだなぁ。」。真ん中:「お,あの子,めんこいんでねぇ。」,「ほう・・・。」。右端の写真:「・・・。」,「あ,俺ちょっと用事思い出した」。

070929a_638 070929a_644 070929_224  ダイゼンは最初遠かったが,お祭りに参加したかったらしく,近くに寄ってきた。拒む理由はない。混ぜてやろう。こちら方面では,結構人見知りする奴だが,この日,このときは,そうでもなかった。私がいる方にどんどん寄ってきた。飛ぶ姿も見せたかったらしく,何度か行ったり来たりしていたが,脇の黒い部分はなかなか見せてくれなかった。まさか,皆,女の子ではなかったろうに。ちょびっと黒いのが見えたのが,唯一右端の写真だ。

070929a_775 070929a_780  こんな子たちについつい夢中になっている間,気が付くとミヤコドリははるか遠くに歩み去って行っていた。追いかけるほどのこともなかったが,せっかくここまで来てくれたので,気にかけてやるのも礼儀かな。そろそろと,様子を伺いながら近くに寄って行った。と,足元にトウネンたちの群れがいたのに気が付いた。黙っていると踏まれるぞぉ。

070929a_415 070929a_734 070929_254  適当な距離からしばしミヤコドリ鑑賞を楽しんだが,どうもAIさんたちは昼食がまだだったらしい。ここで,ミヤコドリ祭り解散。ということに。
 しばらく目を離していて,気が付くと,ミヤコドリがどこにも見えなくなっていた。後で,しびらっこく,ず~っと見ていたAIさんに聞くと,トビに飛ばされて海の方に飛んで行ったらしい。どこへ行ったやら。陸側に戻るとき,トウネンの群れに,今度はミユビシギの群れが混ざってきていた。

070929a_813  さっきのアオアシシギポイントに戻ると,車をここに置いていたAIさんがいて,もう出発しようとしていた。が,ふと見ると,すぐ近くにホウロクシギが来ているではないか。これを後にさせるのは気が引ける。申し訳なかったが,出ようとする車を引きとめてしまった。お腹空きすぎて夫婦喧嘩しなかったことを祈る。近かったが,いたのがごみの山の中だったのが残念だった。

070929a_827 070929a_849 070929a_842  この個体は,ホウロクシギってこんなめんこい声だったかな,というような声で何度も鳴いており,その写真が左端。喉を膨らませて鳴いているのがわかる。この個体は子どもだったが,親を呼んでいるかのよう。北海道に行った息子を思い出した。
 ホウロクシギが飛んだ後,近くに何か入っているかとそろそろ寄っていったら,岩場にメダイチドリの群れが入っていた。右端の写真は,目立ちたがり屋の子を皆で見ている所。

070929_275 070929_283  この後,岩沼を通ってみたら,10羽を超えるタカブシギの群れが田んぼに入っていてビックリ。タカブシギはもう通過してしまったと思っていた。ただ,相変わらず人見知りする鳥で,写真を撮る時間をもらえなかった。今度は観察する暇があったら撮影することにしたい。って,いつも繰り返し思ってしまう。反対側の田んぼには,いつもどおりアマサギを中心とするサギの群れがたっぷりと入っていた。

070929a_930 070929a_923 070929a_938  仙台市まで北上し,赤沼・大沼付近を回ってみると,キキキキキキキキキ,と鋭い声で繰り返し鳴く鳥がいる。声の出所を探してみると,電柱の上にチョウゲンボウがいた。一か所に場所を決めて鳴いている。モズは冬を越すために,♂♀関係なく,高鳴きでなわばり宣言し,自分の餌場を守るらしいが,チョウゲンボウもそんなことをしているのだろうか。と,すると,この冬はここに来ればこのチョウゲンボウと会えることになる。顔を良く覚えておこう。

 わずかに期待していたノスリやミヤマガラスは見つけられず,この日最後となった蒲生へ。蒲生では,支部の方々が調査の準備をしていることだろう。

070929a_949 070929a_957 070929a_982  着いたときはもう準備の真っ最中。本当にご苦労様だ。遊んでばかりいる私としては肩身が狭い。何でこんな所に来てしまったのだろう。支部長や知り合いの方々も一所懸命に働いていた。申し訳ない気持ちで一杯だったが,目の前にソリハシシギがいると,つい撮影してしまう。日が傾いて,光の角度が良くなり,ダイサギもとてもきれいだった。

 翌日は仕事だったので,この土日はこの日だけだったが,これだけ鳥に遊んでもらえば十分貯金できた。

【観察できた鳥】

(石巻)
ツルシギ,アオアオシシギ,トビ,ヒバリ,ハクセキレイ,ハシブトガラス,コガモ,ハシビロガモ,ツバメ,オナガガモ,ソリハシシギ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒドリガモ (14種)

(鳥の海)
ウミネコ,オオセグロカモメ,ダイサギ,コサギ,トビ,ハクセキレイ,ハシブトガラス,ダイゼン,アオアシシギ,ホウロクシギ,ハマシギ,ミヤコドリ,イソヒヨドリ,ミユビシギ,トウネン,メダイチドリ,ムクドリ,コムクドリ,チュウサギ (20種)

【写真】(左上から,アオアシシギの白い腰,首を傾げる,朝日が当たる嘴,コガモ,工場とユリカモメ,セイタカアワダチソウとヒメアカタテハ×2,モンキチョウの飛翔写真に挑戦,ムクドリの群れに混じっていたコムクドリの証拠写真,ダイゼンの背中×2,ダイゼンのお尻,ミヤコドリのお尻,ミユビシギのお尻,メダイチドリの群れ,メダイチドリ幼鳥)

070929_034 070929a_042 070929a_119 070929a_210 070929_160 070929_110 070929_102 070929_129 070929_269 070929_231 070929_222 070929a_608 070929a_734 070929_266 070929a_833 070929a_865

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