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2007/07/16

県南方面 2007/07/07

08:00 晴れ

 石巻にまだアボセットがいるかどうか確認に出かけた。

070707a_017 070707a_021  現地に着き,アボセットがいつもいた場所に行くが,姿が見えない。海側の埋立地も見に行ったが,こちらにもいない。移動してしまったか。残念だが仕方ない。どこかで元気に過ごしていることを祈る。
 シギチでは,6月末にいたウズラシギやムナグロの姿はもうなかったが,思いがけず,メダイチドリやトウネンを確認できた。

 正直,この後のことは全く考えていなかったが,とりあえず蒲生まで戻る。
 干潟では相変わらず家族連れが水遊びや貝掘りをしている。幼児がウミネコを飛ばして喜んでいる。映像にすれば微笑ましい光景になるのだろうが,いつも腹立たしく思ってしまう。多分,人間ができていないのだろう。

070707_0007 070707a_046  私が微笑ましく思った光景はこちらの方。
 大きな魚を前に,ハシボソガラスの子どもが親に餌を「おねだり」している光景だ。子どもはまだ口の中が真っ赤だが,親と見分けが付かなくなる位まで成長している。餌(魚)が目の前にあるのに親にねだっているのだから,あきれたものだ。自分で直接食べるより親からもらった方がおいしいのか。親も親馬鹿で餌をちぎって与えていた。もっと厳しく育てろ,と言いたくなるが,他人(他鳥?)のことは言えない。

 お昼を過ぎ,どこも行き先が考え付かなかったが,たまたま付けていたカーラジオから,阿武隈川河口にアザラシが来ている,というニュースが流れた。場所の詳細は聞き逃したが,とりあえず行ってみることにした。河口周辺は,岩沼-亘理のシギチのメッカで,鳥の海にも近接している。私には慣れ親しんだフィールドだ。

 まずは順光側の南岸に行ってみたが,水辺まで遠い。歩いて川岸まで10分以上かかってしまった。こちら側には人が誰もいなくって,対岸に集まっている人が見えた。しばらく見ていると,対岸近くの水面からぽっこり頭が見え,子どもたちがジャブジャブと追いかけていた。ポイントは向こう側だったか。

070707a_097 070707a_118  ぐるりと回って北岸に行くと,車がたくさん駐車しており,人が大勢集まっていた。マスコミのカメラも2台見える。アザラシは水面下におり,呼吸のためにときどき頭を出していた。3回計測したが,間隔は7~9分だった。周囲の人の話しによると,岸に上がることもある,というが,これだけ大勢の人がいると寄って来ないだろう。子どもたちに至っては,岸辺で元気に水遊びをしている始末だ。

 仕方ないので,時間を置いて,また来ることにした。

 時間つぶしに来たのは,コアジサシのコロニー。抱卵し始めの頃に来たっきりだったが,どうなっただろう。無事孵化して大きく育っているだろうか。

070707_0128 070707_0037 070707_0056  車を降りると,キリキリと多数のコアジサシの声が聞こえる。いてくれた。ホッとひと安心。双眼鏡で覗くと多数のコアジサシが飛んでいる。前回来たときと同じくらいか,それより多いような感じだ。前回は曇っていて条件が良くなかったので,あまり飛翔写真を撮影しなかったが,今回は条件はバッチリ。しかし,飛ぶのが速くって,ファインダーに姿を入れてAFで追いかけるのは大変だった。

070707a_216 070707a_221 070707a_222 070707a_227  海辺に移動すると,波打ち際に近い所にも多数降り立っている。
 見ていると,1羽が姿勢を低くしているカップルがいた。もしかして,と思ってデジスコ越しに観察していると,姿勢を低くしている方にもう1羽が乗っかった。おぉ,今の時期にも,…ってことは,二期作目か。このコンデジは連写できるので,このような写真も撮れた。撮影条件も良く,運が良かった。終わった後の♀の表情がまた良い。頬を紅く染めている風で何かめんこい。

070707_0168 070707_0175 070707_0158  波打ち際には,ホバリングして魚を見つけると,海に飛び込んでいるコアジサシもいた。何度飛び込んでもなかなか魚をゲットできない。若い頃,就職した会社が倒産して秋田の実家に帰ったとき,雄物川河口でこんなコアジサシをず~っと見ていたのを思い出す。
 あちらも蒲生海岸と同じく,近年はコアジサシを見かけなくなっている。今年はどうなんだろう?

070707_0210 070707_0212 070707a_251  車に引き返す途中,飛んでいる若鳥を観察できた。ホワホワのヒナをイメージしていたが,もう飛ぶようになっていた。卵が海岸に入った車に轢かれている,という情報があったが,こいつは無事に育っていた。良かった良かった。また,抱卵しているコアジサシたちも観察できた。やっぱり2回目の子作りが始まっていたようだ。ガンバレ!
 蒲生で繁殖するのも遠い未来ではないかもしれない。

070707a_175 070707_0220  コアジサシ以外の鳥では,シロチドリの子どもがだいぶ大きくなってきて,親と見分けが付かなくなってきていた。写真整理するまで,大人だと思っていたが,これは子どもだろうなぁ。
 また,驚いたことに,キョウジョシギを見つけてしまった。いたのか,来たのか,迷ったのか? 興奮して近寄り過ぎ,飛ばしてしまった。申し訳ない。

070707_0294 070707a_328 070707a_354  さて,阿武隈川河口に戻ってみると,岸辺には誰も人がいなくて,いる人は皆行儀良く堤防の上から観察していた。エライ! 「アザラシは?」と探すと,おぉ~,岸辺のテトラポットの上に乗っかっているではないか。やはり大勢の人間がプレッシャーになっていたのだろう。
 報道ではワモンアザラシということだったが,ようやく全身を観察できた。

070707_0349 070707_0352 070707_0366  しかし,この平和も長く続かず,1人の若者が近寄っていくと,それを見た親子連れなどが続き,至近距離から携帯で写真を撮る人も出てきた。アザラシはあまり気にしていないようだったが,ある親子が興奮のあまりすごい勢いで駆け寄ったら,さすがに驚いたようで,川の中に姿を消してしまった。
 姿を消した直後に来た人が,「せっかく家から望遠鏡を持ってきたのに…。」,と残念がっていたのが気の毒だった。

070707b_015 070707b_035  一部の新聞記事によると,このアザラシは去年の11月頃に現れたものらしい。2月と3月に目撃されている,と,書いてある新聞もあった。取材源が違ったのだろう。いずれ,この数ヶ月間,のんびりこの周辺で過ごしてきたようだ。
 マスコミに伝えられたお陰で私も会えたのだからありがたいことだが,情報がオープンになった以上,大切にしてもらいたいものだ。宮城県人の「品格」が試されているかもしれない。

 太陽がだいぶ傾いてきたところで終了。この日は,あっちこっち飛び回って,何だか良くわからない日になってしまった。

【観察できた鳥】

※ 本文参照。(記録していなかった。)

【写真】

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0504 宮城県/岩沼-亘理」カテゴリの記事

コメント

Hです。お世話になっています。
月曜日に見てきましたが、台風4号の影響で多くの巣が砂に埋もれていました。風雨が強いと直接波がかぶらなくても駄目なんですね。残念です。
飛べないヒナの多くも見当たらず、無事なのか分からなかったです。
ですが11+羽の飛べるようになった幼鳥を確認できました。
台風がこんなに早く来なかったらもっと成功していたと思います。

投稿: H | 2007/07/18 11:57

Hさん,おばんです。

あの雨風でやられてしまいましたか。残念です。全国的にも悲惨な状態になったかもしれないですね。巣立った子供たちが元気にいるのが救いです。

ところで,この交尾していたコアジサシたちってホントに2回目なのでしょうか?

投稿: yamame | 2007/07/18 20:48

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