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2007/06/30

羽黒山 2007/06/23

06:00 晴れ

 羽黒山探鳥は毎年恒例となった。羽黒山は,オオアカゲラやアカショウビン,クマタカなどが棲んでいる山で,小鳥類では,キバシリやコルリ,イカルなども期待できる。運悪く鳥と出会えなくっても,他の生き物も豊かだ。

 いつもどおり,荒択寺(こうたくじ)前の登口から林道を登る。

 今回は,アカショウビンの「キョロロロ~」という声が盛んに聞こえてくる。声を楽しみながら歩いていたが,あるところまで登ると,至近距離から鳴き交わす声が聞こえてくるようになった。たまらず,立ち止まって姿を探してみた。

070623_0020  しばらく時間がかかったが,ようやく見つけた。餌場にいるときのイメージで林の中層を探していたが,思っていたよりずっと上の方だった。観察していると,同じ枝に2羽とまった場面も目撃できた。ラッキー。この瞬間も別の場所から声が聞こえたので,周辺に3羽以上はいたようだ。木の枝が邪魔をし,また,やや遠かったので撮影は無理。証拠に赤い染みを写して,後は双眼鏡で姿を堪能した。

 鳴き交わす声は,通常のキョロロロ~という鳴き方ではなく,キョ,と前置きを置いた短めの鳴き方だった。繰り返し何度も同じ鳴き方をしていた。警戒音のような鋭い声も聞くことができた。鳴き方はワンパターンでなかった。

070623a_004 070623_0005 070623a_012  他の鳥は時期がやや遅かったせいか,にぎやかさはなく,クロツグミ,キビタキ,イカルなどのさえずりが散発的に聞こえた程度だった。姿を見ることができた鳥も少なかった。杉木立を歩くだけで気持ち良かったため,粘っこさが全くなかった。
 それでも,お約束のオオアカゲラは何回か姿を現してくれ,目の前の地面から飛び立ったこともあった。左から,イカル,キビタキ,オオアカゲラの証拠写真。

070623_0031_1 070623_0040 070623_0110 070623_0045  気持ちよくすたすた歩いてきたので,ずいぶん早く山頂に着いてしまった。神社前にある鏡池を覗くと,今年もモリアオガエルが元気に鳴いており,コウホネの黄色い花も咲いていた。
 日本代表のアジア予選突破を願って,日本サッカーのシンボル,「八咫烏」(やたがらす)も記念撮影。

070623a_036 070623_0172 070623_0125  参道を降りていくと,まもなく左手に林道に通じる分岐点がある。ここが南谷の入り口(左端)だ。
 南谷の池では,水生昆虫やイモリ,カエル,トンボなどが観察できた。水生昆虫では,ミズスマシ,マツモムシ,コオイムシ(写真中)が観察できた。網ですくえばもっと色々見られるだろうが,ここでは止めておいた方が良いだろう。イモリ(写真右端)も多数観察できた。

070623a_048 070623_0109 070623_0223 070623_0183  カエルは,写真左端のモリアオガエルのほか,写真の中2枚のようなカエルも多数観察できた。トノサマガエルとトウキョウダルマガエルは識別がややこしいが,とりあえずトノサマガエルということにしておこう。このカエルがもっとも多かった。また,周辺の林ではニホンアカガエル(写真右端)も観察できた。

070623_0098 070623_0146 070623_0128  このトンボも識別がややこしい。正直良くわからない。腹部がルリ色と黒の縞模様になっているイトトンボのうち,ルリ色部分が多い方から順に,ルリイトトンボ ~ エゾイトトンボ ~ オゼイトトンボ のようだ。図鑑の写真を見ると,ルリイトトンボはルリ色部分がほとんど,オゼイトトンボは黒色部分がほとんど,となっている。と,すると,これはエゾイトトンボか。左端の写真と中の写真の♀(首筋を尾の先で掴まれている方)が異なるのは,タイプが違うだけか?
 ♀が水中にすっかり沈んで産卵する「水中産卵」(右端の写真)も観察できた。水中に沈んでいても,この後,♂とともに普通に飛んでいった。

070623_0159 070623a_064 070623_0240 070623_0064  トンボの仲間では,このほか,シオカラトンボとモノサシトンボも観察できた。モノサシトンボは大型のイトトンボで物差しの目盛がお腹にある。トンボ以外では,タニシも池の中などに多数見られた。
 帰り道の林道では大きなヒダリマキマイマイを観察することもでき,上を仰ぎ見ると葉がとてもきれいだった。

 この山は,本当に,歩くだけでも気持ちが良い。

 ところで,以前にどこかに書いたかもしれないが,学生時代から,アカショウビンの声って,ウルトラマンの最終回に出てきた怪獣「ゼットン」の声と似ていると思っていた。「ゼットン」は,カラータイマーを壊して初代ウルトラマンを倒した最強怪獣(宇宙恐竜?)だ。
 そういえば,アカショウビンの声は毎年何回も聞いているが,ゼットンの声はもう何年も聞いていない。どんな声だっけ??
 山では,アカショウビンには会えても,ゼットンにはなかなか会えない。

【観察できた鳥】

アカショウビン,ヒヨドリ,ヒガラ,ホオジロ,キセキレイ,ハシブトガラス,ツツドリ,メジロ,ヤマガラ,ウグイス,キジバト,イカル,キビタキ,カルガモ,アカゲラ,オオアカゲラ,オオルリ,コガラ,ヤブサメ,クロツグミ,シジュウカラ,カッコウ,トラツグミ,カワラヒワ,アカハラ,ゴジュウカラ,コゲラ,カケス,クマタカ?,エナガ,アオサギ,ノスリ (31種)

【写真】(左上から,青いアジサイ,泳ぐイモリ,木漏れ日に光るキイチゴ,キビタキをバックにした木の枝,林道にあった芸術,蕎麦畑,タニシ,殿様蛙?,ホオジロ王子,変身中,めんこい花,杉木立)

070623_0189 070623_0119 070623b_223 070623a_056 070623a_042 070623_0282 070623_0229 070623_0210 070623b_234 070623a_028 070623_0217 070623a_003 070623a_257

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