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2007/05/12

飛島 2007/05/05

航路 08:45 曇り,島 10:15 曇り

 4月末にも島に渡ったのだが,いまいち盛り上がりに欠けた。欲求不満がたまってしまったので,思い切って,再度渡ることとした。

 今回は,酒田にやや早めに到着。近くのコンビニに寄ったら山形のSさん,Kさん,Oさん一行と出会った。同じ日同じ船で行くことがわかっていたが,まさかコンビニでお会いするとは。皆さんは朝食を仕入れていたようだ。

070505_a_003  港ビル2階の「海鮮どんや とびしま」では,いつもの朝定食のほかに,づけ丼や刺身定食なども出していた。しかも安い。朝定食も安くて豪華なのだが,今回は,づけ丼を試してみた。写真ではよくわからないが,ご飯の上に,づけにした刺身がてんこ盛りになっていてボリュウム満点。激ウマ。づけはマグロだけではなかった。みそ汁は酒田名物「どんがら汁」だ。値段は忘れたが,600円でおつりが来たと思う。

 出航を待っている間,居ても立ってもいられず,島にいるYさんやⅠさんに連絡をとり,島の最新情報をいただく。お聞きすると,なかなか良いようだ。楽しみ。走って行きたいような心持ち。鳥仲間に感謝。

070505_0004 070505_d0011 070505_d0039  航路では,前回と同じように,飛島寄りの海域でイルカやミズナギドリの群れと遭遇した。ヒレアシシギやウトウも現われた。カマイルカは前回の往復2回と今回を合わせて3回連続の遭遇だ。これまでも,遠くを群れで泳いでいるのを見たことがあるが,今季は,毎回,こんなに近くで見られる。名前どおり,背びれが鎌のようだ。

070505_a_020  島には定刻どおり10:45に到着。宿に荷物を置いて,この日の朝カラアカハラとコウライウグイスが出た,という場所に向かう。しかし,道端に鳥の姿があるので,なかなか先に進めない。これはその中の1羽,オオルリ♀だ。霧が立ち込めていたので,こんな画像になってしまった。
 ようやくたどり着いたら,ポイント周辺にツアーの団体さんがごっちゃりと集まっていた。これじゃあダメだ。時間を置いてからまた来ることにした。

070505_a_130 070505_a_143  周辺をふらふらしていると,畑に変なのがいる。よく見ると,ムネアカタヒバリだった。上半身がレンガ色のとてもきれいな個体だ。一旦畑から飛んだが,すぐ近くの木に落ち着いてくれた。ラッキー。霧のため,クリアに撮影できなかったが,仕方ない。こんなにじっくりゆっくりと撮影&観察したのは初めてだった。

 ここで宮城のNさんとお会いした。奥さんは昼食に宿に帰ったようだが,この日に帰るとのことで,ご本人は宿に戻らずに歩いていたようだ。このムネアカちゃんは,Nさんがおもむろにカメラを取り出したとき,その辺に飛んでしまった。私のせいじゃぁない。

070505_a_173  同じ場所でぐずぐずしていると,今度はさらに変なのが出てきた。何と,なんと,カラアカハラじゃないの~。前回(4月末)は,出ているという場所で粘っても出てくれず,早朝まだ暗い時間帯にゴミ焼却場の辺りでチラッと出てくれただけだった。今回は,あまりにもあっけない出会いだ。バッグからゴソゴソ図鑑を取り出して見比べると,喉~胸が白く黒班があるので,♀のようだ。見るには見たが,モタモタしていて満足な撮影はできなかった。でも,しっかり観察できたので,気持ちは大満足。

 この辺りで,岩手のYさん,Tさんと遭遇。お久しぶり。飛島に来ると鳥仲間に出会えるのも楽しみだ。ここでさらに具体的な情報をいただけた。Yさん,Tさんは,朝にコウライウグイスを撮影できたようだった。うらやましい。この後,アカマシコ狙いに行くという。幸運を祈る。彼らもこの日に帰るという。

070505_a_211_1 070505_a_251_1 070505_a_458_1  さて,ツアーの団体さんがいなくなったようなので,最初のポイントに引き返した。カラアカハラ狙いだ。コウライウグイスは,出が悪いようなので,運が必要のようだ。
 カラアカハラを待っている間,退屈しない程度に,様々な鳥が現われてくれた。キビタキ♀1羽がチョコチョコ出てくれたほか,マヒワやアトリの群れがすぐ近くの地面で餌を取っていた。ニュウナイスズメも混ざっていた。

070505_a_358 070505_a_543  これがカラアカハラ。待ちかねていた鳥だ。1回出ると何度も出てくれた。しばらく地面で餌を採って,一時林に戻り,また餌場で餌を採る,ということを繰り返していた。林から餌場に戻るときや警戒したと思われるとき,木の枝にとまっていた。基本的に愛想が良い個体だった。通常出会うツグミの仲間は暗いところが好きで,また,警戒心が強く,姿を見るのに難儀するのだが,もしかすると,元々カラアカハラは開けた場所によく出てくる鳥なのかもしれない。

070505_a_614 070505_a_618_01 070505_a_638  ギャラリーが少なくなってくると,かなり近くまで寄ってきてくれる。至近距離で観察することができた。背中の色に褐色味がなく,アカハラとは全く違う。パッと見の色合いはイソヒヨドリに近いかもしれない。この個体は♂なのだろうが,喉から胸が白っぽく,黒っぽい班が見える。かすかに白い眉班,顎線も見える。成鳥ではなく,昨年生まれた若鳥のようだ。
 少なくともさっき見た♀とこの♂の2羽が入っていたが,情報によると他にもいたようだ。成鳥♂もいたのだろうか?

070505_a_657 070505_a_596  私の他にこんなにここで粘る人はいなかったが,カラアカハラをこんな近くでじっくりと観察する機会は滅多にないことと思い,ついつい長居してしまった。私にとっては,この鳥だけで普通種の100種に相当する。思い切って来た甲斐があった。このときは,もう何も見なくっても良いような気持ちになっていた。来年しっかりと大人になって,またここに寄ってほしいものだ。

070505_a_223 070505_a_229 070505_0093  カラアカハラを見ている間,他にも様々な鳥が姿を現してくれた。日頃は歩き回って「犬も歩けば棒にあたる」式に探鳥するのだが,こういうときには待機して鳥を待つ楽しみも理解できる。姿を現してくれたのは,アカハラ,マミジャジナイ(左側2枚),サンショウクイ(右端)など。特にサンショウクイ♂はすぐ近くの木にとまってくれた。木の枝が邪魔をして後姿しか撮影できなかったのは残念だった。
 しばらく粘ったが,コウライウグイスは出なかった。朝が良いのかもしれない。

 キマユホオジロとコホオアカがいるというヘリポートに向かう。こちらでは情報どおり,キマユホオジロとコホオアカがいた。ただ,ここもツアーの団体さんたちが先に入っていたため,満足な撮影はできず。翌日にまた来ることにした。
 近くの鼻戸崎~巨木の森は,人もいなかったが,特筆すべき鳥もなし。

 もう夕方5時を過ぎ,だいぶ日が傾いて来たので,学校周辺を覗いて ラストにすることにした。川崎のⅠさんにヨーロッパビンズイのことを聞いていたので,ダメ元だった。

070505_b_207_1 070505_b_263 070506_b_556_1  ここで出会ったのは,ヨーロッパビンズイではなく,これ。ハギマシコだ。
 顔が真っ黒で頭が白っぽいので,一瞬何だろうと思ったが,こういう鳥はハギマシコしかいない。夏羽になるとこんな風になるのだろうか,とも思ったが,帰ってから調べるとそうでもない。夏羽は,嘴が黒くなって,全体に淡い色になるのだという。590の図鑑を見ると,良く似たタイプを別亜種としている。

040208_0165 040208_0095 040208_0102_2  さらに以前に撮影していたデジタル画像をチェックすると,ハギマシコは1羽1羽の個性が強く,判断に迷ってしまった。この3枚の写真はすべて以前に青森で撮影したものだが,頭の色や顔の色がさまざまだ。一番右側が最も今回のタイプに似ている。ただ,今回の個体のようなジョウビタキのような色合いではなく,頭には褐色味が若干はある。亜種かもしれないが,単に個性のある普通ハギマシコかもしれない。ヨーロッパに分布していない鳥なので,北アメリカの図鑑を見てみたが,良くわからなかった。謎だ。

 この日の鳥見はこれでお終い。宿に帰らないと迷惑をかける時間になってしまう。

 夕食後,ウィスキーを持って山形の方々の部屋に押しかけて行き,楽しいひとときを過ごさせてもらった。おかげ様で,いつものように朝まで爆睡だった。

※ 6日の記事に続く。なお,【観察できた鳥】と【写真】は次の記事(5/6分)にまとめて記載することとする。

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