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2007/04/19

石巻-岩沼 2007/04/15

(石巻) 08:10  小雨時々曇り,一瞬青空
(岩沼) 15:00  小雨時々曇り

 前日のお花見は朝9時スタートで,始まってまもなくからの記憶がほとんどない。昔からの仲間に心を許してかなり飲んでしまった。しかし,明るいうちに解散したので,休養充分。すっきりと目覚めることができた。(後で聞いたら会場でも寝ていたとのこと。記憶がないわけだ。)

 この日の石巻の干潮予測が午前8時半。その時間に現地に着けば,潮が満ちるにしたがって,どんどんシギチが寄ってくるはずだ。久しぶりの鳥見でワクワクだ。
 ところが,現地に着くとあいにくの曇り空だった。風もやや強い。まもなく雨もぱらついてきた。びしょ濡れになるような雨でなかったのが救いだった。それにしても寒い。寒い。

070415_0027 070415_0129 070415a_626  マイ自転車で干潟に向かうと,岸近くにウジャウジャと小さな鳥が蠢(うごめ)いている。おぉ,シギチだぁ。心臓がドキドキ,手が震えた。シギチ狙いだったが,こんなに賑(にぎ)やかだとは想像していなかった。そっと自転車を置いて観察すると,ハマシギとメダイチドリの群れだった。ムナグロもずいぶんいる。オオソリハシシギも確認。遠くにダイゼンの姿も1羽見えた。クゥー,たまららん!

070415a_160 070415a_751 070415a_117  メダイチドリはすっかり夏羽に変わっているものもいた。時期が進んで見慣れてくると普通に思うのだろうが,今季初なので目に新鮮だ。曇天だったため,写真では色がくすんで見えるが,実際には,泥の背景にオレンジ色が映えていた。秋とは異なり,春の渡りではこのように夏羽を堪能できるのが嬉しい。動かずにいると至近距離まで寄ってきてくれる。ただ,薄暗くシャッタースピードが稼げなかったので,ブレ写真の山だった。

070415a_095 070415_0069  ハマシギも夏羽に換わってきていたが,すっかり夏羽に換わってはいない。ほとんどの個体がまだ冬の装いで,お腹に黒い班が出てきた程度だった。ただ,夏羽に換わってきた個体の中には,背に赤っぽい羽が出てきたものもあり,華やかになってきた感じだ。お腹の黒い斑点がつながって,真っ黒なお腹になれば立派な夏羽だ。ときおり一斉に飛び立つが,数が多いので迫力がある。とても雰囲気が良い。ハマシギが一番多くって,300羽はいたと思う。

070415_0100 070415a_205 070415a_456_01  オオソリハシシギはもっといたような気もするが,たぶんこの5羽だけだったのだろう。この群れには嘴が短めの個体もあった。若鳥なのだろうか。全部の個体がまだ冬羽だったが,お腹の辺りに赤っぽい羽も見えた。まもなく衣替えだろう。長い嘴を泥の中にずっぽりと差し込みながら歩き,餌を取っていた。何度か飛び立つことがあったが,元の場所に降り立つことが多かった。しかし,お昼に近くなり,潮が満ちてくる頃には,いつの間にか見えなくなっていた。

070415a_697 070415a_410 070415_0149  ムナグロも結構な数が入っていた。50羽以上はいたと思う。冬羽っぽい個体が多かったが,中にはもうすっかり胸が黒くなっている個体もあった。背中の黒と白と黄色が混ざり合って金色に見え,これがとても美しい。変な声を出し合ってじゃれ合っているような光景も見られたが,繁殖行動なのだろうか。右端の写真はじゃれあっていた2羽がじっとした後のものだ。左側のムナグロのポーズは一体何なのだろう。

070415a_534 070415a_553 070415a_567  キョウジョシギは,♂♀のペアが2組。計4羽観察できた。1組は盛んに活動していたが,もう1組は私がいる間,ず~っと同じ場所に佇(たたず)んでいた。京の女性のように美しいから,ということで「京女鴫」なのだろうが,英名では「Turnstone」。直約して名前を付けると「イシガエシ」か。たぶん他の人は違うと思うが,私は,英名の由来の方がしっくりくる。この日もかなり大きな石をひっくり返して餌を探していた。

070415a_711 070415b_147 070415a_622 070415a_317 ところで,鳥の喜怒哀楽は良くわからないが,確実に快・不快の感情はあると思う。見ていると時折,あ,今幸せそうだなぁ,と思えるときがある。それは,まどろんでいるときだったり,羽づくろいをしているときだったり,さまざまだ。特に,シギチでは,餌を取っているときにそのようなことを感じることが多い。キョウジョシギが石をひっくり返すとき,ハマシギやソリハシシギはズボズボと泥に嘴を突っ込んで餌を探っているときなどは,必死さも感じるが,こんな行動が快感なのだろうな,と思ってしまう。餌を見つけて飲み込んでも,すぐにまた同じことを繰り返す。

 石巻では,久しぶりにKさん,Sさんとお会いでき,楽しい時間を過ごさせてもらったが,貴重な休日に1か所に留まるのはもったいなかったので,お昼すぎには石巻を後にした。さらっと海も見てみたが,カンムリカイツブリはすっかりいなくなってしまったようだ。ミミカイツブリは夏羽になりかけのが1羽浮かんでいた。

 次に行った赤沼(仙台市若林区)は,はずれ。意外に色々入る所なのだが,シギチは何も入っていなかった。蒲生も時間が悪く,満潮で干潟が出ていなかった。それでも,さらっと見たが何も見つからない。すぐに岩沼に移動した。

070415b_416070415b_248 070415b_274  岩沼では,いつものポイントで,ムナグロ,コチドリ,タシギを観察した。先だってはコチドリ,タシギがいたが,ムナグロはいなかった。石巻でたくさん観察したことを考え合わせると,ちょうど今がムナグロの移動時期なのかもしれない。タシギは最初この1羽を見つけたが,その気になって探してみると,少なくとももう2羽いたようだった。ここから移動すると偶然Hさんとお会いでき,トウネンがいることを教えていただいた。

070415b_505 070415b_491 070415b_478  最後,鳥の海で締(し)めたが,ハジロカイツブリは見つからなかった。もう北に向かったのだろう。今季はずいぶん楽しませてもらった。ありがとう。カンムリカイツブリもだいぶ少なくなってきていた。まもなく姿が見られなくなるだろう。シギチではいつものハマシギだけ。観察したハマシギはまだ冬羽だったが,近くにいたユリカモメはだいぶ頭が黒くなってきていた。これは,アマサギたちもやってきて,田植えが始まる頃まではいてくれるだろう。

 この日観察したシギチは10種だったが,石巻ではシーズン突入を実感した。これから,種類もどんどん増えてくるだろう。楽しみ。

【観察できた鳥】

(石巻)
ヒバリ,マガモ,スズガモ,オカヨシガモ,カルガモ,オナガガモ,ヒドリガモ,ウミネコ,コガモ,ハマシギダイゼンメダイチドリムナグロキョウジョシギオオソリハシシギ,トビ,ハシブトガラス,オオセグロカモメ,ミミカイツブリ,シロチドリ,ハクセキレイ,キンクロハジロ,カワラヒワ,イソヒヨドリ (24種)

(赤沼)
オカヨシガモ,コガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ (4種)

(岩沼) ※ シギチのみ記録
タシギムナグロコチドリトウネン (4種)

【写真】(左上から,オオソリハシシギ,キョウジョシギ,正面顔は歌舞伎役者?,♀,付いている泥がめんこい,そういえばシロチドリもいた,そういえばダイゼンもいた,ズボっと嘴を突っ込むハマシギ,夏羽なりかけ,水浴中のムナグロ,夏羽まだら,後姿,ブルブルッ,顔があった良かった~,足は長い,全身金色,黒のコントラストがきれい,考えるメダイチドリ,首を伸ばせるぞ,嘴を曲げられるぞ,羽づくろい,晴れた一瞬,ヒバリは山ほど,大沼のダイサギ,結果は失敗,結局飲み込めなかった)

070415a_525 070415a_562 070415b_021 070415b_119 070415b_152 070415b_205 070415a_723 070415b_048 070415a_095_1 070415_0195 070415a_164 070415a_193 070415a_415 070415a_418 070415a_632 070415b_194 070415b_193 070415a_058 070415a_072 070415a_136 070415a_141 070415b_095 070415b_221 070415_0245 070415_0247 070415_0302

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