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2007/03/09

原崎沼-馬見ケ崎川 2007/03/04

(原崎沼) 09:00 曇り
(寺津) 10:55 曇り
(馬見ケ崎川) 12:30 曇り

 「春の音」を聞きたくなった。思い浮かんだのが,蕪栗のカシラダカのさえずりと,山形北部の田んぼでコハクチョウ群れがぴちゃぴちゃと餌を食べる音。コハクチョウの方は,北帰行途中に大群が寄っているものだ。最後まで悩んだが,家から近い山形を選んだ。

 国道48号を行くと途中で原崎沼の近くを通ってしまう。当初は寄るつもりがなかったのだが,ちょっとだけ覗いていこう。

070304a_038 070304a_005  車を降りて沼を覗くとカモ類がぐんと減っているのにびっくり。盛期の10分の1以下かも。双眼鏡で見る限りでは種類もマガモとカルガモだけ。コガモの声はするが姿が見えない。ほとんどが渡去してしまったようだ。前回来たときに沢山いたヨシガモの姿も見えない。それでも奧まで歩くと,まだミコアイサが残っていた。

070304_0049 070304_0017  しかし,沼周辺では,ホオジロやシジュウカラ,ヤマガラ,ゴジュウカラ,カワラヒワなどがさえずっており,また,フキノトウなども観察でき,春爛漫という感じだった。それより何より驚いたのがフクロウの声。まさかフクロウの声が聞けるとは思ってもいなかった。しかも真昼間から。ゴロスケホゥ,と鳴くほか,ホ,ホ,ホ,ホ,ホ,ホ,・・・と,面白い鳴き方をしていた。2か所から聞こえたので,2羽以上はいたと思う。このほか,ノスリもピューイーと鳴きながら飛び去っていき,しばらくすると,同じく鳴きながら戻ってきた。ノスリの声を聞けたのも嬉しい。

070304_0090 070304_0066  この後,寺津の三日月湖もちょこっと覗いてみた。まだオオハクチョウが渡去せずにいてくれたほか,期待どおり,コガモたちも細い水路に残っていてくれた。ここのコガモも至近距離から観察・撮影できる。人馴れしているのだろう。近くの田んぼではノスリやチョウゲンボウも観察することができた。

070304a_045  さて,主目的のコハクチョウだ。実は,途中から「もしかして・・・」と思っていたが,悪い予想が的中してしまった。乾いた広大な田んぼが広がっているのみで,な~んにもいなかった。そう,今年は雪がなかったんだった。雪があって雪解けがある。雪解けで田んぼがぐちゃぐちゃしているから,コハクチョウの大群が入る。毎度ながら愚かな私。がっかりしてタゲリを探す気力もなかった。

070304a_049  仕方ないので,盃山の下の馬見ケ崎川に行くことにしたが,その途中,ふらりと「そば屋惣右エ門」に寄ってみた。ここは辛味大根を使った「おろしそば」が有名。この日は「辛味大根おろし無料サービス」となっていて,惹かれたが,豪勢に鴨南蛮を頼んでしまった。汁に脂が浮かび,鴨肉もほどほどに固くって,味がある。ネギも甘い。これで蕎麦の味もしっかり楽しめる。鈴木製粉,健在なり!
 ところで,合い席になった人が,ざるそばに無料サービスの辛味大根おろしを付けて,げそ天と共に食べていた。人が食べているものはうまそうに見える。

 馬見ケ崎川は久しぶりだった。

 まず,イカルチドリがいないと聞いたので,注意して探してみたが,やっぱりいない。水量がずいぶん多く,イカルチドリが佇んでいるような場所が川の中だった。暖冬のせいで雪代が早まっているのかもしれない。
 イワツバメも内心期待していたのだが,見当たらない。ず~っと前であれば,もうそろそろ双月橋の下に山ほど来る時期なのだが,近年は営巣しなくなったようだ。

070304a_065 070304_0227 070304_0353  それでも,セグロセキレイやカワガラスは,期待どおり元気に動き回っていた。セグロセキレイは日本固有種という思いもあって大好きな鳥のひとつだ。広瀬川にも普通にいる鳥だが,なぜかここでは至近距離で観察できるので,私のお気に入りポイントとなっている。この日は,声が良く響く橋の下で盛んにさえずる姿も観察することができた。ホオジロのように胸を張ることなく,どちらかというと猫背になってさえずっていたのが面白かった。

070304_0262  カワガラスは,よくとまる石の前で30分くらい粘ってみたが,現われない。白く糞の跡が付いているので,今も何かの鳥がよくとまる場所のようだが,この日はタイミングが悪かったようだ。しかし,すこし歩くとチャラ瀬に石が沢山出ている場所があり,そこで餌を取っているところを見つけた。セグロセキレイを観察したのと同じ場所だった。

070304a_622 070304a_150 070304a_175 070304a_320  カワガラスは,石の上に乗っかってピッと尾を立てる姿がカッコいい鳥だが,何といっても,見て楽しいのは餌取光景。川虫を中心に食べているので,川に潜って餌を取る。ペコッと潜るところも良いが,頭だけを出してやや流され加減のところなど,何ともいえずめんこい。見ていて,撮影していて,時間を忘れてしまう。
 この日は餌を取ってはその場で食べていたが,あとひと月もしない内に,嘴一杯に川虫をくわえてせっせと運ぶ姿を見ることができる。

 キセキレイ,あわよくばカワセミもと期待していたが,こちらは見つけられず,次回のお楽しみとなった。

【観察できた鳥】

(原崎沼)
カルガモ,マガモ,ハシブトガラス,ホオジロ,ヒヨドリ,カイツブリ,コゲラ,シジュウカラ,モズ,コガモ,アカゲラ,ツグミ,ハシボソガラス,カワラヒワ,ミコアイサ,ミソサザイ,ノスリ,フクロウ,ヤマガラ,コガラ,エナガ,アオゲラ,ヒガラ,ゴジュウカラ,ベニマシコ,カシラダカ,トビ,スズメ (29種)

(寺津)
ノスリ,ムクドリ,スズメ,チョウゲンボウ,コガモ,オオハクチョウ,オナガガモ,キジバト (8種)

(馬見ケ崎川)
ムクドリ,ツグミ,ハクセキレイ,ホオジロ,カルガモ,ハシブトガラス,アオサギ,ハシボソガラス,カワガラス,セグロセキレイ,コガモ,カワラヒワ,シジュウカラ,ヒヨドリ (14種)

【写真】(左上から,原崎沼のエナガ,夏羽のカイツブリ,遠くでさえずるホオジロ,キノコ,羽づくろいするセグロセキレイ×2,水浴び,飛び立つ,飛び移る,後はぜ~んぶカワガラス)

070304_0041 070304a_030 070304a_016 070304_0020 070304_0165 070304_0190 070304_0243 070304_0258 070304a_111 070304a_423 070304a_119 070304a_189 070304a_241 070304a_286 070304a_346 070304a_357 070304a_575 070304a_628

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コメント

例年、今ごろの山形は田んぼの雪解けが進み、そこにたくさんのタゲリが
見られるんですが、今年は積雪ほとんどないんですよね。

投稿: まぐぴ | 2007/03/14 21:55

そうなんです。
白い色が全く見えなかったです。ここ数日は雪が降りましたが,ハクチョウたちはいなくなってしまいました。残念でした。

投稿: yamame | 2007/03/15 07:22

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