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2007/02/23

県南沿岸 2007/02/18

(鳥の海) 08:00 雨,16:50 晴れ
(磯浜漁港) 10:45 雨
(釣師浜) 11:00 雨,13:45 晴れ
(松川浦漁港) 11:30 雨
(そうま港緑地公園) 12:00 小雨のち曇り

 のんびりしていると,カモメシーズンが通り過ぎてしまう。他の鳥も期待しつつ,県南沿岸に向かった。

070218_0052 070218_0021  鳥の海から巡回することにしたが,現地に着いても,みぞれ混じりの雨が止まない。天気予報は曇りのち晴れだったがはずれたようだ。幸い,外に出て歩かなくっても鳥見ができるフィールドだから,ま,いっか。まずプレジャーボート・ハーバーに行くと,漁港側の船着場にハマシギ(写真左)の群れが入っているのを見つけた。固いコンクリートで採餌している。何を食べているのだろう? 海藻? 近くにいたオオバン(写真右)たちは,コンクリートに張り付いた海苔を食べているようだった。

070218a_108  鳥の海の水面にいるカモ類などは,スズガモやホオジロガモなど,いつものメンバーと同じだったが,マガモの数が少なくなっていたような気がした。そういえば,コガモもいつもいるポイントに見つけられなかった。荒天時時に山ほど入っていたハジロカイツブリも観察できなかった。鳥が動いてきているのかもしれない。カワアイサ♂(写真)が面白い格好を見せてくれた。プロポーズの練習か。

070218_0103 070218_0121 070218a_138  工事中の河口付近に行くと,ハマシギ(写真左)の大きな群れが観察できた。少なくとも300羽は入っていたと思う。前日蒲生で50羽以上の群れを見たことを考え合わせると,ハマシギも移動する時期になってきたのだろう。海岸に移動すると,いつものミユビシギ(写真中)のマスゲームが観察できた。いつ見てもせわしない奴らだ。その後,防波ブロックの上にウミウを見つけたが,カワウ(写真右)も混ざっていた。海にいるからといって,ウミウだとは限らない。

070218_0337 070218_0162 070218_0276  松の防風林では相変わらずヒガラ(写真左)が多い。ヤマガラやシジュウカラもいる。アオジやカシラダカ,ツグミなども結構な数入っているようだ。マヒワ(写真中,右)たちも,独特の声で鳴き交わしながら集団で動き回っていた。「ヒワ」を「鶸」と書くように,渡りの時期,飛島で一度ならず落鳥したマヒワを見たことがある。たくさん栄養をつけ,強い体になって渡りに備えてほしいものだ。

070218_0368 070218_0391  次は磯浜漁港へ移動。しかし,ここでは何も観察できず。すぐに釣師浜に移動した。まだ雨が降っていたので,浜のカモメ観察は後まわしにして,漁港のみを覗いてみる。ん~。あまり良くないなぁ。居付いているミユビシギも2羽だけだった。ここまで来ると,相馬港や松川浦漁港がすぐ近くだ。ミユビシギやハジロカイツブリに遊んでもらってから,すぐに移動する。

070218_0477 070218a_237 070218_0464  松川浦漁港ではちょうど漁船が帰ってきたところで,おこぼれを目当てに集まったカモメ類を観察することができた。ユリカモメにオオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ。この辺りでは定番カモメだが,この日カモメ類と思うように会えなかったので,ようやく,という感じ。この時期なので,オオセグロカモメやワシカモメはもうすっかり夏羽のものもいた。写真は左からオオセグロ,ワシ,ウミネコ。これらの個体は夏羽に変わっていて,しかも,目の周りが赤く,色気づいている。

 カモメ類を楽しんだ後,また順繰りにポイントをチェックしながら鳥の海に戻ろうと思ったが,何気なしに相馬港の奥に車を入れてみた。最近,相馬港は立ち入り禁止区域が多くなって入れなくなったので,行ける所にスルっと行ってみたのがホントのところ。

070218_0520 070218_0517  まだ雨が降っていたので,車を降りる気がなかったのだが,車窓からジョウビタキが見えたので,ちょっとだけ車を出てみようと思ったのが運の付き。ジョウビタキに近寄る前に,至近距離をアカハラが横切っていった。しかも,程近い草むらに入った。この後,純情な男の子をからかう女性ように,私に誘いかけては遠ざかることを繰り返し,気が付くと1時間以上もここに居てしまった。思いを遂げられず,欲求不満だけが残ってしまった。

070218a_325 070218_0523 070218_0545  ここには,シメやツグミもいたが,憂さを晴らすには役不足だった。ヒバリが上がって,さえずってくれていたのが唯一救いだった。ここが,「そうま港緑地公園」だったとは帰り際に看板を見て初めて知った。冬季など寄ってみるのも面白い場所かもしれない。 

070218_0600 070218_0678 070218_0636  釣師浜漁港に戻る頃には雨が上がって,青空も見えてきた。天気が変わり,気分も変わってきたので,港内のハジロカイツブリのなかで夏羽に変わりかけの個体がないかと探してみた。夏羽のハジロカイツブリはいなかったが,顔が黒くなっている個体(写真右)が1羽いた。個体差なのか,飾り羽の生えかけなのか? 左端の写真はシンクロしてはばたきをしているところ。

070218a_366 070218a_401  ハジロカイツブリを観察しているうち,ミミカイツブリも見つけることができた。県内では普通の鳥だが,落ち着いて撮影する撮影するチャンスはなかなかない。車の中からデジスコ撮影を始めたら,だんだん大きくなってきた。デジカメから外に目を移すと,何とすぐ近くまで寄ってきていた。おぉ。

070218a_426 070218a_501 070218a_547  ミミカイツブリは大好きな鳥だけに,幸せ一杯の状態。あこがれのアイドル歌手が目の前にいるのと同じ。夢中で撮りまくった。熱狂の時間が経過。人心地付いて,冷静になってみると,同じようなポーズを百枚以上撮影していた。望遠鏡からデジカメをはずし,肉眼でも堪能。右端の写真が一番目が輝いている。

070218a_543  左端の写真のように顔を拡大すると,ハジロカイツブリと異なり白と黒が明瞭にと分かれているのがよくわかる。ほっぺたがくっきり白いのがめんこさを醸し出している。嘴の先端が白くなっているもわかる。遠くではここまで見えないが,これもミミカイツブリの特徴。今はこんな清楚な顔だが,まもなく真っ黒になって目の後に金色の飾り羽を付けることになる。美白からガングロへの変身か?

070218a_562070218a_494_02070218a_493  これは見たとおり「足」の写真。色合いや形が撮影でき大満足。でも,後趾はどうなっているんだろう。疑問が残った。また,前回,松川浦で見た個体は足の一部が黄色かったが,この個体はそうでない。黄色味があるのは種の違いではなく,年齢の違いだったかもしれない。

070218a_773 070218b_068 070218b_105  次は北側の砂浜に移動。こちらではカモメ狙いだ。見ると,多くのカモメたちが集まっている。見渡すと,すぐにシロカモメ成鳥を発見。1羽だけ色合いが異なり,群れのなかで目立っていた。頭が真っ白でもう夏羽だった。目の周りの縁取りも赤くなっている。とてもきれい。どうしても北欧系の女性を連想してしまう。若いシロカモメは爬虫類っぽい感じがするが,成鳥はホントきれいだ。青い海をバックにするより,波が砕け散ってバックが白い方が美しさが際立つような気がする。ここでは,カモメシーズン後期にシロカモメと遭遇する機会が多い。

070218b_043 070218b_078  これはセグロカモメ。左の写真を見ると背中が黒っぽく見えるが,右の写真を見ると背中が薄く見える。それぞれ,シロカモメ,オオセグロカモメとのツーショットなので,比較すると面白い。セグロカモメには,カナダとかウスセグロ(スミス),キアシ(モンゴル),ホイグリンなど,紛らわしい亜種(?)が多く困る。こちらではそもそもセグロカモメ自体少いのがさらに困る。しかし,ホイグリン系は,移動の時期,ちょこちょこ見られている。ほかは来ているのだろうか。カモメ類を見る人がもっと多くならないと見つからないかなぁ。

070218b_334 070218b_330 070218b_327070218a_579 カモメ類にはカモメという名のカモメがいる。カモメの中でも好きなカモ メなのだが,種名のカモメとこの仲間総称のカモメが同じ名称なので,どう表現していいか困ってしまうことが多い。種名を”フツウカモメ”などとしてくれていれば,こんなことはなかった。普通どのように区別して呼んでいるのだろう?
 ところで,カモメにも西シベリアの亜種や北アメリカの亜種(コカモメ)がいるようだが,見分けようと思ったことは一度もない。年齢を覚えるだけで精一杯だ。左から若い順番に並べたつもりだが合っているだろうか?

 カモメ類と遊んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまう。日がだいぶ傾いてきた。ミユビシギやシロチドリに引き止められながらも,急いで鳥の海へ。日が暮れてしまう。

070218b_336  釣師浜から鳥の海まで,車で30分弱かかる。案の定,着いてまもなく日没風景を見ることになってしまった。何とか水面が前景にくるスポットで夕陽をゲット。もう帰ろうかとも思ったが,ハイチュウの出を待っているら人を発見。一人ぼっちだとさびしいので帰ってしまうところだったが,ご一緒させてもらうことにした。ご挨拶すると,すかさず森永の「ハイチュウ」をご馳走になる。さすが。徹底している。

070218b_379 070218b_447  ハイイロチュウヒが来たのは日没後まもなくだった。結構近いところを通ってお気に入りと思わしき木に止まった。出るような気もしなかったし,あまり撮影する気もなかったので,双眼鏡を首にぶら下げていただけだった。デジ眼を用意しておけば良かった。遠くて暗かったが,何とかデジスコで証拠写真は撮影できた。・・・かな。それにしても,きれいなタカだなぁ。

 ご一緒させていただいた方には。暗くなってハイチュウが隠れてしまってからも,撮影された写真を見せていただいたり,各地の情報を教えていただいたりした。また,お会いすることがあると思うので,今後もよろしくお願いしたい。

 この日,朝からお昼にかけ,みぞれ混じりの雨が止まず,スカの日かな,とあきらめかけたが,後半になって白っぽい鳥が大当たり。結果的に充実した鳥見になった。
 まずはフィールドに出ないと何ごとも始まらない。実感。

【観察できた鳥】

(鳥の海)
ユリカモメ,オオセグロカモメ,カワウ,カモメ,ウミネコ,スズガモ,カンムリカイツブリ,マガモ,ヒドリガモ,ハシブトガラス,ハマシギ,オオバン,トビ,アオサギ,カルガモ,ハシボソガラス,ホオジロガモ,カワアイサ,ミユビシギ,ウミウ,ハクセキレイ,ホオジロ,アオジ,シジュウカラ,ヒガラ,マヒワ,ツグミ,ジョウビタキ,ヤマガラ,コゲラ,カシラダカ,セグロセキレイ,ハイイロチュウヒ (33種)

(磯浜漁港)
ハクセキレイ,クロガモ (2種)

(釣師浜)
オオセグロカモメ,ハシブトガラス,ウミネコ,ユリカモメ,スズガモ,カイツブリ,ハジロカイツブリ,カモメ,ヒヨドリ,ハクセキレイ,ミユビシギ,ワシカモメ,ミミカイツブリ,シロカモメ,シロチドリ (15種)

(松川浦漁港)
ハシブトガラス,ハシボソガラス,ユリカモメ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ハクセキレイ,ワシカモメ,ウミウ,トビ (9種)

(そうま港緑地公園)
ジョウビタキ,アカハラ,シメ,タヒバリ,スズメ,トビ,ハシブトガラス,アオサギ,ホオジロ,シジュウカラ,ハクセキレイ (11種)

【写真】(左上から,カイツブリ,ホオジロ,ホオジロガモ,マヒワ,カモメ,ハジロカイツブリ,オオセグロカモメ,伸び,オオセグロカモメと争うシロカモメ,セグロカモメとシロカモメ,シロチドリ,ミユビシギ,ツーショット,ユリカモメ,ワシカモメ×3)

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