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2007/02/01

葛西臨海公園ほか 2007/01/27

(葛西臨海公園) 08:10 快晴  
(船橋海浜公園) 14:10 晴れ後曇り

 21日,葛西臨海公園(東京)にオオホシハジロが出たという。その後どうなっているのか不明だ。行ってみて確認したい。

 仙台から東京に行くには,JR東日本の土日キップというのがある。土日乗り放題で指定席も4回取れるというお得な切符だ。18,000円なので,土曜,日曜の両日東京に行けば,何と片道4,500円換算になる。フルに活用するため,土曜日に葛西のオオホシハジロと三番瀬(船橋)のミヤコドリを見て,日曜日は不忍池に来ているというコスズガモを見ることとした。

070127b_001  土曜日は仙台駅発06:00発の新幹線があり,これに乗ると2時間かからずに東京駅に到着する。ゆっくり寝る間もない。途中,新幹線の中からきれいな日の出が見えていた。この日は乗り継ぎもうまくいき,葛西臨海公園に8時10分頃着くことができた。すぐに,オオホシハジロがいたと思われる淡水池に直行する。目的があるので,途中,飛び出してきたアカハラなどには目もくれない。

070127b_009 070127b_018 070127b_031  しかし,いたのはホシハジロだけ。オオホシハジロは見当たらない。すでに来ていた人に聞いても見かけていないという。仕方ないので,ヨシ原で盛んに餌を取っていたオオジュリンの群れに,しばらく遊ばせてもらった。オオジュリンはこの時期ヨシがあるところどこにでもいるが,意外に姿を見られないので,結構うれしい。

070127_0010 070127_0013 070127_0023  ここにいても退屈なので,移動することにして歩き始めた。すると細い道の傍らにキジバトがうずくまっていた。飛ばすのも気の毒だと思い,迂回したら鳥見の方がいた。藤沢からいらしたと言う。やはりオオホシハジロ狙いだったようだ。お話していると,「クイナが出た。」とのこと。見ると目の前の水辺にクイナが出てきている。

070127_0029 070127b_058  すぐさま隠れてしまうだろうと,あわててデジ眼で撮影。しかし,ヨシに隠れる気配がない。これはチャンス。モタモタしながら,望遠鏡にクイナを入れて,コンパクトデジカメをセット。デジスコ撮影を始めた。姿を見せてくれることがほとんどなく,また,出てくれてもすぐに隠れてしまう鳥なので,こんな機会はまたとない。興奮しながらシャッターを押した。久しぶりのドキドキ感!

070127b_036 070127b_059 070127b_083  体型はバン系だが,正面から見ると幾分「薄い」ような気がする。ヨシの中を動くためスリムにできているのかもしれない。お尻がぴょこんと上がっているのが何ともめんこい。足の指はやはりバンの仲間らしく長かったが,きちんと撮影できた写真はなかった。
 朝日が正面から当たり,また,水に反射した光も当たり,最高の光加減だったが,冷静さを欠いていたため,露出補正の加減を間違ってしまい,オーバー気味の写真ばかりになってしまった。しょうがない。でも,完璧な写真を撮ってしまったら,クイナに無感動になるところだった。セーフと思おう。

 さて,新たな情報によると,オオホシハジロは日曜日(21日)に観察されたのみで,その後見た人はいないという。通過しただけだったのかぁ。しかし,人の目が多い日だし,カモかちがどんどん池に入ってきているので,諦めるのはまだ早い。見つけたら互いに連絡することとし,名刺交換して別れた。なお,オオホシハジロは北浦(霞ヶ浦)にはときどき出ているとのことだ。

070127_0062 070127b_135 070127_0068  気を取り直して,今度は汽水池の周囲を巡回することにした。歩き始めて,さっそく,アカハラと出会えたが,撮影できるような所に出てくれない。すぐに諦めて歩き始めると,メジロたちは街中のスズメ状態。山ほどいる。いるとついついレンズを向けてしまう。このほか,シロハラやアオジとも出会えた。ウソは鳴き声を至近距離から聞くことができたが,姿は見られなかった。

 汽水池自体は満潮に近かったのか出ている地面がほとんどなく,今いるというアカアシシギやオオハシシギを探しだすことができなかった。いつも見かけるセイタカシギさえも見つけられなかった。

070127b_164 070127b_152 070127b_245  そろそろ汽水池を一周するという地点で,運良くタシギ9羽の群れと出会えた。1羽ずつ確認したが全部タシギで何も混ざってはいないようだった。長い嘴を泥に差し込んで一所懸命に餌を探している。タシギは意外に至近距離で出会う機会もある鳥なのだが,出会えなかった原体験が後を引いて,こういうシチュエーションンになると我を忘れてしまう。一番右側の写真は上空を警戒しているところで,上がちの目がますます上に見える。

070127b_266 070127b_285  一旦淡水池に戻ったが,やはりオオホシハジロは来ていない。今度は海の方に向かう。橋を渡って西なぎさまで行けるが,その手前にズグロカモメのポイントがある。来るといつも会える所だが,今度もここにいてくれた。もちろん,いつもここにいる訳ではないと思うので,私を待っていてくれたに違いない。めんこい奴だ。

070127b_316  西なぎさに渡ると外海が見える。ここまでカンムリカイツブリやハジロカイツブリが観察できなかったのでどうしたのかと思っていたが,ここにいた。カンムリカイツブリは程近い沖合いのスズガモの群れに混じって点々と観察でき,ハジロカイツブリはもっと沖の海面に大群(写真)が浮かんでおり,一斉に潜ったり浮かんだりを繰り返していた。なぎさの先端の方にミミカイツブリもいるということだったが,ここまで来てミミカイツブリでもないだろう。

 また淡水池まで戻って探すが,やはりいない。お昼を回ってしまったし,あきらめて三番瀬(船橋海浜公園)に移動することとした。ちょうど潮が引き始めている時間帯だ。
 船橋海浜公園へはJR京葉線二俣新町からバスで210円。同じくタクシーだと1,300円弱だ。

070127_0199 070127_0235 070127b_348  着いて双眼鏡で見渡すとミヤコドリがすぐに見つかった。130羽以上いるという話だったが,このときは40羽弱だった。感覚がマヒしそうになるが,それでもすごい数だ。逆光だったので,海側に大きく回りこんで観察することにした。色黒の体に鮮やかなオレンジ色の嘴が美しい。赤い目もチャームポイントになっている。宮城県に出たのは若鳥だったので,きれいな成鳥を久しぶりに見たかった。仙台からゴム長靴を履いてきたかいがあった。

070127b_370 070127b_374_01 070127c_069 070127c_081  宮城県に出たミヤコドリは打ち上げられたイソシジミなどを波打ち際まで持って行って,苦労して開けて食べていたが,ここではそのような光景は見られない。嘴で探し当てると,水中でうまいこと貝を開けて,中身だけを食べている。ここではアサリがメインと思うので,貝の種類のせいかもしれない。ただ,マテ貝を開けるのに苦労している光景も見られた。これも若鳥のようだ。

070127b_339 070127b_443 070127c_145 070127b_542  ミヤコドリはこれまでたくさん撮影してきたが,目の前にいるとつい撮影に歯止めが利かなくなる。一番左は頭掻き。チドリの仲間と同じように足を翼にくぐらせて,間接頭掻きをしている。掻いている足の形が食べてしまいたくなるほどめんこい。左から2番目は白いお尻。青森のNさんのためのカット。嘴の裏も見える。右から2番目は背中側。ずぼっと泥に顔を突っ込んで深いところの貝を探っている。一番右は翼の裏側だ。

070127b_405_01 070127b_429_01 070127b_461_01 070127c_025_01  気まぐれで,切り抜いてアップの写真も並べてみた。ランダムに選んだが,多分4羽は違う個体だと思う。顔付きが1羽1羽違う。幼鳥は嘴の先が黒っぽいというので,右側の2羽はそれらしい。目の赤みも違うような気がする。ただ,一番右側の写真は暗くなったときに撮影したので,瞳が広がって黒目がちになっている。

070127_0244 070127_0404 070127c_242  ミヤコドリのほかには,ハマシギ,ミユビシギ,トウネン,ダイゼン,シロチドリなどがおり,カモメ類ではセグロカモメ,カモメ,ユリカモメ,ズグロカモメが観察できた。このうち,ズグロカモメは,ゆっくりと巡回するように飛んできて,ひらりと干潟に降り,すぐにまた飛び立つ行動を繰り返していた。近くの谷津干潟にも来ているようなので,この周辺に今年も複数羽越冬しているようだ。

070127_0538 070127_0580 070127_0508  午後からの鳥見だったので,あっという間に時間が過ぎ,夕暮れがせまってきた。もうそろそろお終い。スズガモの群れにビロードキンクロの♂が混ざっている,と教えられたことを思い出したが,もう探す時間ではなくなってきた。とりあえず東側の堤防から外海方面を見ると,遠くにダイシャクシギの群れと,ミヤコドリの群れが見えた。こちらのミヤコドリは60羽位いたようだ。

 名残惜しかったが,翌日もまた来ることにしてしていたので,自分を納得させて,暮れかかる干潟を後にした。

【観察できた鳥】

(葛西臨海公園)
ヒヨドリ,スズメ,ムクドリ,メジロ,ハシブトガラス,アカハラ,アオジ,キジバト,ウグイス,アオサギ,オオバン,ホシハジロ,カケス,オナガ,オカヨシガモ,カイツブリ,コガモ,オオジュリン,キンクロハジロ,マガモ,オナガガモ,ジョウビタキ,シロハラ,カワウ,スズガモ,ユリカモメ,ハクセキレイ,ヤマガラ,ヒガラ,ウソ,ノスリ,ツグミ,タシギ,オオタカ,ズグロカモメ,カワラヒワ,ハジロカイツブリ,カンムリカイツブリ,ハマシギ,ヒドリガモ,トビ,ハシビロガモ,コゲラ,コサギ (44種)

(船橋海浜公園)
ハマシギ,ミユビシギ,トウネン,ミヤコドリ,オナガガモ,ズグロカモメ,セグロカモメ,ダイゼン,ダイシャクシギ,ハジロカイツブリ,スズガモ (11種)

【写真】(左上から,婚姻色になってきたアオサギ,オオタカもおったか,オオバン,カイツブリ,クイナ,ぶらさがるコゲラ,ぶら下がれる足,ジョウビタキの背景,普通種スズメ,何食ってる?,ホシハジロもいた,♀も,ムクドリ,白梅,紅梅,カモメ,セグロカモメ,ズグロカモメ×3,ダイゼン,ハマシギ,ミユビシギ,ミヤコドリの足,二俣新道行きのバス,風景×3)

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