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2007/01/18

野蒜 2007/01/14

08:45 晴れ

 網地島に渡ろうかとも思ったが,まだ時期が早いかもしれない。もう少し待ってみよう。まずは,鳴瀬川河口にいるというミヤコドリをチェックせねば。蒲生での出会い後,どうしているのか自分の目で確かめたい。

070114_0004 070114_03328  前日に大沼でお会いした方からのお話で,迷うことなくポイントに行けたが,探してもなかなか見つからない。しかし,そのうち,河口の方から飛んできて,砂浜に降り立った。ミヤコドリの若い個体だ。宮城県では稀なので,蒲生で見た個体と同じ可能性が高い。蒲生で見た個体も若い個体だった。

070114_03338 070114_03340 070114_03374 070114_03377  観察していると,打ち上げられた貝殻やゴミの中から二枚貝を拾って,波打ち際まで持って行き,食べている。打ち上げられている貝にも,中身が入っているものがあるようだ。漂流物の中から直接食べているものもあるが,この貝に関しては律儀なほど波打ち際まで持っていく。縦に平べったい嘴を貝の隙間に差し込んで持って行くが,開けて食べるのは結構苦労しているようだ。食べ方が下手な個体なのか。それとも,貝自体,開けるのが大変な種類なのか。

070114_03431 070114_03618  良く見ると,食べている貝はイソシジミのようだ。これは蒲生干潟などにもザクザクいる貝で,シジミを大きくして平べったくした形の貝だ。大きいもので4~5cmはある。アサリやハマグリに比べると貝殻が薄く,もろい感じがする貝だ。食用にもなるらしいが,あまり食べる話を聞かない。おいしくはないのだろう。ミヤコドリがいた辺りを探すと,生きて中身が入っている貝をすぐに見つけることができた。多数打ち上げられているようだ,海流で砂がえぐられて打ち上げられたのだろうか。
 殻が薄いので,車の鍵などで端から壊して簡単に開けることができるが,アサリなどに比べると薄い上,貝柱が発達していないようなので,ミヤコドリにとっては開けにくいのかもしれない。

070114_03409 070114_0024  ところで,ミヤコドリは英名をOystercatcherという。直訳すると「カキトリ」か。国語や英語の勉強のようだ。「ミヤコドリ」という名前で良かった。私が持っている海外の図鑑には,Black Oystercatcher,American Oystercatcher,Eurasian Oystercatcherの3種が掲載されていたが,実はもう1種いて,世界では合計4種いるらしい。この仲間は世界中に分布しているようだ。このうち,日本に飛来するのはEurasian Oystercatcherだ。同じ種でアゴに白い線が入るタイプもあるらしい。

070114_03399 070114_03419 070114_03422  日本の図鑑を見ると「まれ」とか「数少ない」という記述を多く見受けるが,ここ数年,三番瀬(千葉県)では,多くのミヤコドリが越冬している。今季は120羽が越冬しているという。私も昨年10月に三番瀬の船橋海浜公園に行った際,60羽程度の群れを観察している。もしかすると,今回来ているこの鳥も,三番瀬方面からのはぐれ鳥なのかもしれない。
 背中の色が真っ黒でないこと,足が灰色がかっていること,嘴の先が黒味を帯びていること,目の虹彩の赤色部が少ないことから,若鳥であることがわかる。

 しばらくミヤコドリと遊んでいたが,さすがにこの鳥だけでは飽きてきて,そろそろ退散しようかと思ったときに,Kさんがやって来て,まもなく,Yさんも現われた。しばらくご一緒に楽しませていただいた。一人で歩き回るのは自由が利いて良いが,誰かと一緒に見ている方が楽しいに決まっている。

070114_03694 070114_03706 070114_0078  ミヤコドリは一旦野蒜海岸の海水浴場側に飛んで行ってしまったが,犬の散歩の人が飛ばしてくれて(下に写真有),間もなく河口中央部にある防潮堤に移動してきた。距離はやや遠いが,光の加減も背景の海もなかなか良い感じだ。これをチャンスと山ほどの写真を撮影した。船橋ではこのような背景の写真はなかな撮影できない。背景にサーファーが写り込んでいるものもあった。ミヤコドリは,ここでも何かを食べていたが,写真でも特定できなかった。ただ,ムラサキイガイがびっしりと付いていたようだったので,それを食べていた可能性が高い。

070114_0056 070114_03577 070114_03594  ミヤコドリ以外では,近くの水面にオカヨシガモやヒドリガモ,ホオジロガモなどが観察でき,時折カンムリカイツブリ(写真左)が思わぬ近さにひょっこりと顔を出してくれた。また,タヒバリ(写真中)が何羽か浜辺に居付いているようで,比較的近いところから撮影させてくれた。シギチ系ではシロチドリが10羽程度いて,ハマシギ(写真右),イソシギも各1羽観察できた。ハクセキレイのほかにセグロセキレイも観察できた。

070114_03758 070114_03738  お昼を過ぎた頃までこの近辺にいたが,冬の1日は短い。午後の時間がもったいないので,別の場所に移動することとした。すっかり水辺モードになっていたので,まずは近くの塩田跡や漁港などをさらっと覗いてみた。しかし,いつものメンバーだけで,あまり良くないようだ。期待していた白いミコアイサもいない。粘って探鳥するのも手だが,振られ続けている蒲生のハジロコチドリが気になってきた。

(長くなったので,続きは次の記事へ)

【観察できた鳥】

ミヤコドリ,ハクセキレイ,ウミウ,セグロセキレイ,オカヨシガモ,シロチドリ,ホオジロガモ,ミサゴ,ヒヨドリ,ヒドリガモ,タヒバリ,トビ,カモメ,オオセグロカモメ,ハシボソガラス,ジョウビタキ,カワラヒワ,ホオジロ,ウミネコ,イソシギ,コガモ,オナガガモ,マガモ,カルガモ,スズガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,ハジロカイツブリ (29種)

【写真】(左上から,イソヒヨドリの居る岩場,オカヨシガモのペア,背後に迫っていたカンムリカイツブリ,磯のセグロセキレイ,どんどん寄ってきたタヒバリ,背景が海,イソヒバリ?,青い海とタヒバリ,テイスト中のハマシギ,アメヒのクウォーター?×2,浜辺のホオジロ,飛ぶミヤコドリ,犬が迫ってもなかなか飛ばない,飛んだ,ポーズ,光る目と嘴,青い海に映えるオレンジ,波飛沫,緊張!,時折上空に姿を見せたミサゴ,ハシビロガモ正面顔,漂流果物?,朝の光)

070114_03524 070114_03528 070114_03404 070114_03585 070114_03517 070114_03553 070114_03576 070114_03606 070114_03612 070114_03673 070114_03674 070114_03616 070114_0027 070114_0064 070114_0072 070114_03406 070114_03646 070114_03658 070114_03685 070114_03712 070114_0018 070114_03754 070114_03393 070114_03396

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