« 象潟-平沢 2006/12/29 | トップページ | 平沢-象潟 2006/12/31 »

2007/01/06

男鹿南磯・大潟村 2006/12/30

08:00 曇りのち雪

 5時には目が覚めてしまったが,あまり早いと暗くって道路も凍っている。ゆっくり時間をとって実家を出発した。

_061230_0367  土崎の秋田港を通って臨海道路を抜けると,すぐに天王の町に入る。天王まで来ると船越水道がもうすぐ近くだ。ここには,2005年,アメリカズグロカモメが入っていたのだが,この日は,カモメ類やカモ類が少数入っている程度。例年ここにたくさん入っているホオジロガモやハジロカイツブリの姿も見られなかった。カモ類自体とても少ない。写真は天王の漁港にいたカモメだ。

_061230_0725  船越のバイパスを直進し,短いトンネルを抜けて左折すると,すぐに船川の町。小さな町だが,ここが男鹿の中心地だ。市役所や警察署,病院もある。お食事処「海鮮屋」が入っている海鮮市場も。河口や港に入っているカモメ類やカイツブリの仲間を横目に見ながらさらに進むと,間もなく鵜ノ崎海岸だ。この辺りからが海鳥の観察ポイントになる。加茂の方まで行けば良いのだろうが,潮瀬崎付近まで見て他に移動するパターンが多い。

_061230_0474  さて,鵜ノ崎海岸では,マガモやウミアイサは例年どおり,きちんと入っていてくれた。コクガンがいないかと探してみたが見つけられない。最後にここで見たのが,もう何年も前になる。そのときは,息子と2人で鳥見に来ていて,助手席に座っていた息子が見つけてくれた。その後,毎年ここに来ているが,あれ以来,ここでコクガンを見たことがない。もう飛来して来ていないのだろうか。日本海側の飛来情報はあまり聞かないがどうなんだろう?

 ここからの海岸沿いは,カモメ類やウの仲間,ウミスズメ類などが観察されるポイントだ。昨年は椿漁港やその周辺でハシブトウミガラスを観察できた。今回は特にウミスズメとの再会を楽しみにしていたのだが,期待するときに限って出会えない。よく見かけるヒメウとも今回は出会えなかった。

_061230_0451 _061230_0455 _061230_0387  カモメ類は,オオセグロカモメ,カモメ,ウミネコの3種にセグロカモメが少数混ざっており,ワシカモメも観察できた。毎年観察できていたシロカモメは,今回は見つけられなかった。
 見ているとカモメたちが場所を取り合って争っていた。こいつらは良くこんな諍い(いさかい)をする。何となく,平和で,微笑ましい光景だ。

 しばらくウロウロしたが,鳥の出があまり良くなかったので,潮瀬崎手前の小さな漁港で,例年入っているウミアイサたちと遊んでもらうことにした。

_061230_0614 _061230_0544 _061230_0569  ウミアイサは,最初,港内に♂♀各1羽しかいなかったが,観察しているうちにどんどん増えてきて10羽以上になっていた。この周辺は魚が豊富らしく,盛んに潜っている。魚を捕まえたと思ったら,岩にとまっていたオオセグロカモメが襲って魚を奪おうとする。ウミアイサは,奪われまいと,すぐに潜る。何度か繰り返し,最後に浮かんだときは魚を咥えていなかった。水中で飲み込んだのか。それとも,逃げられてしまったのか。撮影を忘れて楽しんでしまった。

_061230_0651 _061230_0652 _061230_0653 _061230_0675  ウミアイサは,求婚ディスプレイを始める時期が早く,この日も,何度か見られた。ど派手な求婚はこの鳥の専売特許ではないが,比較的近くで,しかも頻回見られるので,このポーズはとても印象的だ。首を伸ばし上を見た後,口を開け胸を沈めるようにして,ぐいっと体をくの字に曲げる。♀はこんなポーズを見て「素敵!」と思っているのだろうか。やっている♂自身は,何となく気持ち良さそうだ。快感なのかも。ウミアイサになったら,やってみたいものだ。

 しばらくウミアイサに遊んでもらった後,大潟村に移動した。昨年は雪がかなり多かったが,今年は積雪ゼロ。いつもの冬風景ではない。

_061230_0731  ハクガンが来ているかも,とヒシクイの群れをチェックすると,探し回るまでもなく,最初に双眼鏡の視野に入った。ラッキー。私がここでハクガンを見るのは,なぜか電波塔周辺が多い。成幼混ざった8羽の群れだった。一度ここにきて,新潟に移動した後,舞い戻ってきたようだ。雪がなく暖かいので,思い直して戻ってきてくれたのか。帰省する私のためにここで待っていてくれたのかもしれない。

_061230_0735 _061230_0752  ソロソロと車で寄ったが,かなり遠くでも警戒する様子がある。デジスコができないのでは,写真は無理だ。それでも,証拠写真のつもりで何枚か撮影した。順光側に回ろうと,一旦離れて,反対側に大きく回りこんだら,えっ,かなり遠くにいたのに飛ばれてしまった。誰かが見ていたら叱られるところだった。伊豆沼や蕪栗沼周辺と同じ感覚ではいけない。このようにはるか遠くでも警戒心が強いのが本来の姿なのだと思う。機に乗じて飛翔写真を撮ろうとしたら,ちょうどメディアが一杯になってしまった。急いでメディア交換したが,時すでに遅し。行いが悪いとこんなことになる。

 ハクガンは西側数百m先に降り立ち,その後,しばらくして,北北東方向に飛び去った。降りるときはヒシクイの群れと一緒にいるが,基本的には8羽のユニットで行動しているようだった。昨年来ていた5羽が,家族を増やしてきたのだろうか。昨年の5羽であれば,宮城県にも来る可能性があると思うのだが,どうなんだろう。いずれ,来年はもっと仲間を増やして団体さんで来てもらいたいものだ。

 その後,猛禽を探しながら漫然と車を流したが,ノスリたちのほかは,コチョウゲンボウが見られただけ。小鳥類も見かけない。埋立地を囲む東西の水路もさびしい状態だった。
 まもなく,雲が厚く,暗くなり,吹雪模様になってきたところで,この日は終了。

【観察できた鳥】

(男鹿南磯)
マガモ,カルガモ,キンクロハジロ,カモメ,ホシハジロ,ウミネコ,オオセグロカモメ,トビ,スズガモ,ハジロカイツブリ,ウミアイサ,ハクセキレイ,セグロカモメ,ワシカモメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,イソヒヨドリ (17種)

(大潟村)
ヒシクイ,ハクガン,コハクチョウ,ハシボソガラス,ノスリ,スズメ,コチョウゲンボウ,マガン,アオサギ,シジュウカラ (11種)

【写真】(左上から,ウミアイサのパフォーマンス×7,ウミアイサが魚を捕まえるのを待っているオオセグロカモメ,これは自力で捕ったが結局飲み込めず,ワシカモメとオオセグロカモメのツーショット,ウミウだけ,鵜ノ崎海岸,東部承水路のカンムリカイツブリ,灰色の空と東部承水路,田んぼに光が射した,北緯40度,船越にハタハタ神社を発見!)

_061230_0499 _061230_0616 _061230_0617 _061230_0618 _061230_0601 _061230_0685 _061230_0717 _061230_0671 _061230_0492 _061230_0469 _061230_0414 _061230_0727 _061230_0083 _061230b_021 _061230b_026 _061230b_015 _061230_0374

« 象潟-平沢 2006/12/29 | トップページ | 平沢-象潟 2006/12/31 »

0203 秋田県/男鹿南磯」カテゴリの記事

0205 秋田県/大潟村」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 象潟-平沢 2006/12/29 | トップページ | 平沢-象潟 2006/12/31 »