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2007/01/26

山形市 2007/01/21

08:40 快晴

 前夜に掲示板に書き込んでいただいたのだが,気付いたのがこの日の朝7時半過ぎ。別の方面に行くつもりでいたが,急きょ予定変更だ。ヒレンジャクの群れに会いたい。

070121a_005  家を出てから現地まで1時間弱だった。仙台-山形は隣県ながらお隣さんなので,とても近い。着いたときは,駐車場に車が1台もいない状態。まずはヒレンジャクの群れを探そうと思い,周辺を双眼鏡で見渡したが,とても静かだ。人っ子ひとり,鳥っ子一羽いないようだ。ん~,困った。とりあえず上に登ってみよう。チ,チ,とう声を頼りに,まずは,ホオジロをゲット。

070121a_013  雪はだいぶ前に降ったものらしく,かちかちに凍っていた。それが朝日に当たってキラキラ輝きとてもきれいだった。少し登ると広場があり,その上からはきれいに山形市内とその向こうの山並みが見えた。傾いた雪ダルマが何ともめんこい。一旦歩き始めると目的を忘れてしまう。どんどん登っていくと,すぐに上の広場に着いてしまった。

__070121_0003 __070121_0044  ここまで,鳥は全く観察できず。ようやく聞こえたカラ類の声に誘われて横道に入っていくと,木の上に鮮やかな緑色の繭を見つけた。ウスタビガの繭だ。うろついていると,やや薄い色で丸っこい繭も見つけた。こちらはヤママユガの繭なのだろう。思いがけない出会いに感動! これだけでも来て得をした思い。

070121_0020 070121a_028 070121_0030  繭を見ていると脇からウソの声がする。見ると,♂2羽♀1羽の群れがすぐ近くにいた。ウソは寄っても大丈夫と思い,雪をザクザク踏みながら近寄ったが,動じることなく木の芽を食べている。寄りすぎて下からお腹を移す格好になってしまったが,ま,これも良いだろう。1羽はお腹が赤っぽいウソだった。亜種アカウソだ。一番右側のウソの頬が血を流したように真っ赤だが,これはレタッチのせいではなく,本当にこのように見える角度,瞬間がある。

070121a_014 070121a_039  この周辺でカラ類やアオゲラとも遊んでから,今度はちゃんとレンジャクを探そうと坂道を下り始めたら,雪の上に動物の足跡がある。登るときは時間を経た深い足跡ばかりだったが,わずかの時間に,雪が固まった表面に新たな足跡が沢山付いていた。ちょっとの隙に小動物が往来していたようだった。

070121_0045 070121_0054 070121_0057  道路脇の林床では,リスの姿が見られた。本州にいるリスはホンドリスと言ったかな? 他のケモノ類を目撃することはできなかったが,野生のリスに会えて感動。フワフワと軽やかに走り回っていた。体重がないかのようだ。仙台の青葉山公園にもいつもいるが,こうした場所で会うのは一味も二味も違う。

070121_0157_02 070121_0145 070121a_048  さて,今度こそきちんと探そうと駐車場から下に歩き始めた途端,チリチリという声が聞こえた。いた! 頭上を飛んでいる。目で追いかけると,遠くの木の上に集団でとまった。坂道は凍ってツルツルし歩きにくかったが,何とか現地に到着。まずはじっくり望遠鏡で観察だ。おぉ,ヒレンジャクの群れだぁ。少ないがキレンジャクも混ざっている。望遠鏡にデジカメを付けると,「ヒ」か「キ」かよくわからない。テキトーに撮れば「キ」も写るかと道楽撮影してしまったが,残念ながら1羽も写っていなかった。やむなし。

070121_0159 070121b_168  まもなく一斉に飛んでしまい,これをファインダー越しに追いかけると,駐車場下の1本の柿の木にまとめてとまったようだった。下った坂道を引き返し始めると,今度はまた頭上を飛んで,どこかに行ってしまった。もう飛んでしまったのか。
 柿の木の所に来ると,カメラマンがいた。レンジャクの行方を聞くと,逆に鳥の種類を聞かれた。どうも鳥には素人のカメラマンだったようだ。鳥との距離感がわからなかったのだろう。これは仕方ない。

070121a_318 070121a_143  この柿の木には熟れた柿の実がたわわに実っていたので,レンジャクはこの実を食べに来ているのだろう。駐車場端のトイレからちょうど見える木だったので,トイレに裏に腰を落ち着けることにして,車から折りたたみ椅子を出して,待機モードに突入した。普通,人がいないと間が持てず,すぐに移動してしまうが,ここでは柿の木にアオゲラがいてくれたので,飽きることなく,粘ることができた。

070121a_171 070121a_211 070121a_218 070121a_241  アオゲラは歩いていると良く出会う鳥だし,春になると自宅にいても声が聞こえてくる身近な鳥なのだが,意外にじっくりと観察できる機会があまりない。しかし,この日はレンジャクの群れを待っている間の約2時間,♂♀各1羽がずっと柿の木に居付いており,飽きるだけ観察できた。写真もここに張り切れないほど撮影できた。もうレンジャクはどうでも良いような気分になってきた。

070121a_350_02 070121a_202 070121a_347  暇に飽かせて,色んな角度から撮影したので,足指も写真で確認できた。以前確認したように,4本の指が明確に2本ずつ分かれているのではなく,太い幹にとまるときは,一番長い指を斜め横に突き出すようにしてとまっている。ただし,細い枝にとまるとき前後に2本ずつに分かれていた。これはキツツキ類がほかの鳥と違うところだ。
 右端の写真はアオゲラ女の子のブロマイド。キラキラ光る目でこちらを見て,胸にはハートマークが散らばっている。

070121a_262070121a_279 070121a_309_1   ここの柿の木にはアオゲラばかりでなく,ヒヨドリ,ツグミ,ヤマガラ,メジロなども群がってきたが,お昼を過ぎても肝心のレンジャクたちは寄ってきてくれない。遠くを双眼鏡で探すと,さっきの群れより規模は小さいが木にとまってるのを見つけた。仕方なく,こちらから寄っていったが,今回はキレンジャクが見つからない。群れが分かれてしまったのだろう。

070121b_064 070121b_042 070121b_044  こちらを向いてとまっているので,お腹写真ばかりになってしまったが,幸い横向きのものも何枚か撮影できていた。翼と尾羽がきれいな鳥なので,後ろ向きにとまって,こちらを振り向いた写真が撮れたら理想かもしれない。ところでこの冠羽,とても特徴的なのだが,何かのイメージがある。何だったかしっくりこない。ガッチャマンのヘルメット? それともエイリアンの頭?

 そうそう,場所名を書き忘れたが,ここは東北芸術工科大学の裏にある「悠創の丘」。山形県の都市公園だ。もっといても良かったが,帰り道,舞鶴山を覗いていきたかったので,早めにここを出た。

070121b_089 070121b_087 070121b_088  舞鶴山では,林の中に入るとすぐにミヤマホオジロの群れと出会った。先日もこの辺りをうろついていたっけ。下の餌台に行くとシジュウカラやヤマガラ,ゴジュウカラが集まっている。コガラもめんこい姿を見せてくれていた。さっきのミヤマホオジロの群れが来るかと期待したが,別の方向に移動してしまったようだ。通り過ぎるウソの群れの声も聞こえる。

070121b_093  すぐに諦めて,上をひと回り。う~ん,こちらも良くないなぁ。後で散歩の人に聞くと,最近毎日市役所の人が「テッポウ」を打って鳥を追い払っているそうだ。そっか。それは大変なことだ。ご苦労様だ。確かにウソに桜の花芽を食い尽くされてしまったら,天童随一の花見の名所がだめになってしまうから,仕方ない。でも,遊歩道にはウソが食い散らかした花芽が沢山落ちていたなぁ。

070121b_137  もう一度下に移動して,今度は落ち着いてミヤマホオジロを待つことにした。折りたたみイスを引っ張り出して座ったところに,Yさんが現われた。餌を補給に来たという。自腹でひと冬分の餌を提供するのも大変なことだ。その後,しばらく待ってみたが,ミヤマホオジロは現われてくれず。代わりにカシラダカが姿を見せてくれた。ちょっと警戒気味で冠羽を寝せている。待っているところが近すぎたかもしれない。

 それにしても,悠創の丘は心地良かった。
 情報に感謝!

【観察できた鳥】(悠創の丘のみ)

ヒヨドリ,ハシブトガラス,ホオジロ,アオゲラ,カケス,ヤマガラ,コゲラ,エナガ,ウソ,コガラ,ゴジュウカラ,ルリビタキ?,ミソサザイ,ツグミ,ヒレンジャク,キレンジャク,ノスリ,メジロ,トビ (20種】

【写真】(左上から,山のアオゲラ,男の後姿,ご婦人のうなじ,珍しく口を開けている,アカウソ,コガラ×2,シジュウカラ,ノスリ,ツグミの群れ,ひとりツグミ,ヒヨドリ,山形県庁,山形市内)

070121_0038 070121a_274 070121a_368 070121a_244 070121a_017 070121_0091 070121_0242 070121b_078 070121_0119 070121a_101 070121a_105 070121a_092 070121_0175 070121a_045

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0408 山形県/蔵王」カテゴリの記事

コメント

yamameさんの掲示板見て、yamameさんに会えると思い、急いで用事を済ませて、現場に向かったのですが、会えなくて残念でした。
キレンジャクも居たんですね。掲示板、よく読んでませんでした。知ってたら、観察の仕方が少し違ったんだけど(笑

Yさんとまたお会いしたんですね。私は1度もお会いしたこと無いんです。今年の目標は、Yさんをライファーすることです。Yさんにヒレンジャクの情報をメールしてたんですけど、返信来てないので、遠征してるのかと思ってました。

投稿: KAN | 2007/01/26 23:13

うわぁ連の雀ですね、ほんと。
仙台でも出て欲しいです。

投稿: まぐぴ | 2007/01/27 17:47

私も遅ればせながら今日、朝から行って来ました。Katokeiさんもいらっしゃってました。二人で何とか出会うことができました。情報有難うございました。ちょうど大学裏の柿の木で40~50羽ほどの群れに会うことができました。残念ながらキレンジャクは入っていませんでした。

投稿: NOBU | 2007/01/27 21:54

皆さん,おばんです。

KANさん

Yさんは当日遠征していたようですよ。
私もKANさんは来るんじゃないかと思っていたのですが,すれ違いだったようですね。お会いできていれば夕方までいたかも。

まぐぴさん

山形や天童は他の町と思えません。仙台と一緒の感覚です。妻は20年以上住んでいましたし,私も4年間住んでいましたので・・・。子供たちは天童生まれです。(^^ゞ

NOBUさん

レンジャクゲットおめでとうございます。katokeiさんも行かれたんですね。楽しい鳥見だったと思います。私もそちらに行けば良かったかなぁ。今度フィールドでお会いしたいですね。

投稿: yamame | 2007/01/27 23:01

掲示板に書き込んだんですが、アクセス制限中とかで、はねられました。
なので、こちらにお礼をと思いました。
私も29日(月)、オオマシコ9羽とアトリ50以上(かな?)を、見ることができました。
先日とは別の友人が、ぜひレンジャクを見たいというので、2度目の山形行きでした。
今日は着いてすぐに、ヒレンジャクが出てくれて、友人といっしょに歓声をあげました。
その後、吊り橋を渡り、みはらしの丘方面へ歩いて、ミソサザイやジョウビタキと遊んでいると、
ちょっと聞きなれない声がするので、そ~っと声の方へ移動したら、木の枝にオオマシコを見つけました。\(^o^)
その後、真っ赤な固体が4羽、淡い色合いのが5羽、私たちが見られたのは、9羽です。
アトリの群れも混じって、アトリの群れもしばらくぶりの出会いで、嬉しかったです。
こちらの情報に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
お二人でいらした方とお会いしましたが、ど★れどれ♪ さんだったんでしょうか?
私はバーダーさんにお会いしても、どなたかわからないものですから、失礼したかもしれません。申し訳ありません。m(_ _)m

投稿: hakko | 2007/01/29 23:17

hakkoさん,おばんです。
いつもお世話様です。

> こちらの情報に感謝でいっぱいです。

私もど★れどれ♪さんからの情報に大感謝です。でも日頃の行いが悪すぎるのか,オオマシコに会えませんでした。hakkoさんからの情報でさっそく明日でも再挑戦したいところですが,仕事休めません。真っ赤なの見た~い。(>_<)

投稿: yamame | 2007/01/30 00:09

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