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2007/01/25

石巻 2007/01/20

09:15  晴れ時々曇り

 久しぶりの石巻埋立地へ。冬に居付いているシギチを観察したかった。出会えなくっても,カモたちがいる。

 現地に着くとちょうど工事トラックがどんどん中に入っていくところだった。建設関係は土曜日も稼働日だった。邪魔になるので草地の方には入れない。この時点で猛禽は断念。

070120z_008 070120z_002 070120z_012  北側の池を覗くと,カモたちが待っていてくれた。キンクロハジロにオナガガモ,ハシビロガモなどだ。コガモ,マガモも少数観察できる。キンクロハジロはほとんどが休息中で,嘴を翼に突っ込んでいる個体が多かった。逆に,ハシビロガモはにぎやかに餌を取っていた。集まってクルクル回って餌取りするのが十八番だ。ハシビロガモがいる場所だけ活気がある。

070120z_068 070120z_220  南側の広い干潟の方にもカモ類が沢山入っていた。オナガガモ,マガモが中心だ。岸に近い浅いところにはコガモも結構入っている。日頃警戒心の強いカモだが,近いところにいる。シギチも,運良く,すぐに見つかった。空振り覚悟だっただけに,結構嬉しい。シロチドリの群れに何やら混ざっている。ハマシギが2羽に,トウネンが2羽・・・かな?

070120z_477070120z_434  事前にヨーロッパトウネンがいると聞いていたが,この鳥はどうなんだろう。パッと見,直感的にヨーロッパトウネンだぁ,と思ったが,後で撮影した写真を見ると,わからなってきた。普通トウネンのような気もしてきた。本やネットで調べてみると,次のような特徴があるようだ。冬羽バージョンで箇条書きにしてみた。(トウネンとの比較)

A 嘴が細長く,先端は尖り気味
B 足が長い(細め)
C 胴体が短い
D 採餌の前傾姿勢が急角度
E 頭部から上面は灰黒褐色
F 肩羽や雨覆の軸班が黒い(太い)
G 喉からの体下面は白い
H 初列風切が尾羽より突出することが多い
Ⅰ 鳴き声は「ピッ」と高く鋭い

070120a_134070120a_236 たぶん,識別のコツがわかれば,パッと見て,雰囲気で判断できるのだろうが,頻繁に会う機会がない鳥なので慎重になってしまう。何でこんなのわからないの?,と言われそうだが,わからないものは仕方ない。1羽がヨーロッパトウネンで,1羽は普通トウネンのような気もするが,どうなんだろう? 悩むってことは,両方とも違うのかなぁ。

070120_005 070120_006 070120_008  ハマシギは最初2羽しかいなかったが,トウネンを観察している間に,50羽位の群れがやってきた。関東以南では数百・数千の群れが見られるのだろうが,この辺ではこの程度の群れでもかなり嬉しい。飛んでいるとき,お腹を見せているときは白く見え,背中を見せるときは黒っぽく見える。一斉に反転するので,そのたびに干潟の上で点滅してように見える。急に方向を変えるので,背景に同化する瞬間に見失いそうだ。

070120z_172 070120z_369 070120_030 070120z_285  干潟の上をさんざん飛び回った後,私のすぐ目の前に降り立ったのだが,石のように固まってしまった。警戒して様子を伺っていたのだろう。じっとしていると,ほどなく警戒を解いて,動き始めた。餌を取りながらすぐ近くまで寄って来てくれる。シギチはこれだからめんこい。ここは釣人が普通に歩いたり喋ったりしているので,人に馴れているのかもしれない。

070120z_260 070120z_324 070120z_341_01 070120z_341_02  ハマシギの近くにはコガモも入っていて,これも至近距離から撮影できた。ハクチョウやカモに給餌している場所では近くで見られるが,本来警戒心の強いカモなので,何もしていないところで至近距離で見られるのは珍しいかもしれない。♂もきれいだが,♀は地味ながら翼鏡の緑色がチャームポイントだ。そんな思いで見ていると,目の前で翼を広げてくれた。

070120a_245 070120a_420 070120a_428  シロチドリは,もう夏羽に変わりつつあった。そういえば蒲生のシロチドリたちもそうだった。このシロチドリたちも岸に近い干潟の上を行ったり来たりしながら,餌を取っていた。チドリの仲間は餌を取りながら一瞬立ち止まるので,そこを狙って撮影する。その一瞬にピントが間に合わなかったり,後ろ向きだったり,と,すんなりうまく撮影できないのが面白い。ついつい時間をかけて楽しんでしまう。モグラ叩きゲームに似ているかも。

 シギチやカモたちと遊んでいる間にお昼が過ぎてしまったので,移動することにしたが,猛禽を1羽も見ていなかったので,車で移動し,さらっと別の埋立地も覗くことにした。

070120_113 070120_132 070120a_466  行くとすぐにチョウゲンボウとノスリが電線に揃ってとまっているのが見えた。車を降りて観察していると,間もなくチョウゲンボウが背の高い枯れ草の中に飛び込んでいった。結構大きな獲物を捕らえたようだ。一旦私から程近い杭の上にとまったが,すぐに高い所に移動し,時間をかけ,引きちぎって食べていた。結構大き目のおいしそうなネズミだった。

070120a_533 070120a_554 070120a_595  このチョウゲンボウやノスリを観察していると,すぐ脇の草むらからベニマシコの声がする。探すまでもなく,目の前にいて,夢中で草の実を食べていた。だんだん傾いてきた光が照らしていた。お腹や顔の赤も良いが,背中側の白黒模様もとてもきれいだ。近かったので足を拡大してみたが,後趾の根元がずいぶんと太いことに気が付いた。何でだろう?

 夕方に近くなり他のフィールドに行く時間がなくなったので,その辺の水辺を見てみることにした。

070120a_655 070120a_649 070120a_666  市立病院前の漁港にはホシハジロやスズガモが入っており,海側の河口付近ではオオセグロカモメやユリカモメ,ヒドリガモなどが観察できた。埋立地の側の海では,例年沢山入るカンムリカイツブリが,今年も数多く観察できた。遠くにはクロガモ,上空にはミサゴも見える。一番近くにいたカンムリカイツブリはもう夏羽になりかけだった。
 鳥の世界はいつも季節を先取りだ。

【観察できた鳥】

オナガガモ,ヒバリ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,ハシビロガモ,キンクロハジロ,オオセグロカモメ,オオジュリン?,コガモ,ハクセキレイ,ハマシギ,トウネン?,シロチドリ,カルガモ,ヒドリガモ,カンムリカイツブリ,スズガモ,スズメ,ノスリ,カワラヒワ,チョウゲンボウ,ベニマシコ,ホシハジロ,オオバン,ユリカモメ,ウsp,クロガモ,ミミカイツブリ (28種)

【写真】(左上から,コガモ♂,コガモ♀,チョウゲンボウのお尻,華奢にも見える足,ブロマイド用,伸びしながら採餌するトウネン,何が何やら,小首を傾げてみる,ノスリ,ハマシギ群飛,佇む,後趾が小さいハマシギの足,ベニマシコの背中,伸びて実を採る,振り向き美男子,奧の干潟,釣れていた良い型のアイナメ,手前の池)

070120z_249 070120z_358 070120_081 070120a_482 070120a_478 070120a_084 070120a_128 070120a_397 070120_090 070120_014 070120_015 070120_042 070120z_378 070120a_532 070120a_547 070120a_548 070120a_447 070120z_401 070120a_451

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