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2006/12/13

南三陸 2006/12/03

07:20 晴れ時々曇り時々雪

 昨年,mayamiさんに教えていただいて,気仙沼でとっても良い思いをした。会えても会えなくっても良い。コクガンを探しに気仙沼に行こう。

 東北自動車道を北に向かったが,長者原SA辺りから吹雪になり,一関ICで降りたら道路がカチンカチン。信号で止まり,何気なく普通に再発進したら,横滑りして隣の車線に入ってしまった。広い道路で,他に車がいなかったので良かったが,気を付けないと。タイヤをまだ替えていなかった。昨年も同じように怖い経験をしたのを思い出した。教訓を活かせなかった。昨年同様,予定よりずいぶん遅れて現地着となってしまった。

_061203_0005 _061203a_004 _061203a_057  さて,お伊勢浜。夏は海水浴場になる砂浜だ。ここの右手に小さな川が流れ込んでおり,ここがコクガンのポイントになっている。この日は大型カモメがたくさん入っており,そこに混ざってコクガンが待っていてくれた。探すこともなく,即,見っけ。初っ端に本命ゲット。フィールドノートの最初に「コクガン」と書き付けた。とても気分が良い。天気が良く,青い海に太陽が反射しキラキラ光っていた。

_061203a_078  カモメたちに見え隠れしているコクガンを指折り数えると9羽いる。昨年よりはだいぶ少ないが,1羽でもいてくれればそれで良かった。9羽もいれば大満足。昨年は50羽近くいたが,特別多かったのかもしれない。それにしても,オオセグロカモメやワシカモメに見え隠れして,とても見づらい。カモメ類狙いのときの自分を振り返ると,人間って勝手なものだ。

_061203a_108 _061203_0064  最初は防波堤の中から見ていたが,逆光だったので波打ち際に下りたら,一斉に警戒の様子を見せた。飛ばさないよう,「ダルマさん転んだ」式にソロソロ寄ろうかと思ったが,様子を見ると,これじゃあ寄れない。一部が海に入ってしまった。100m位あったか。浜辺には出ないほうが賢明だった。じっと我慢して望遠鏡を覗いていると,浜辺の向こうから人が走ってきて,ナント,全部飛ばしてしまった。コクガン専用の海岸ではないし,人の生活域なので仕方ないなぁ。

_061203_0142 _061203_0182 _061203_0205  それでも,少しずつ戻って来てくれ,間もなく元通りの状態になった。数えると7羽。2羽減っている。この2羽は沖の海に浮かんでいるようだった。さっき,波打ち際を寄ろうとすると警戒することがわかったので,防波堤に引っ込んで松林の縁を歩いて寄ってみた。すると,全く警戒する様子がなく,あっけなくすぐ近くまで寄れた。逆光気味だが仕方ない。

_061203a_330 _061203a_160 _061203a_164  観察したり写真を撮ったりしている所に,鳥見の団体さんがやってきた。花巻の方々だった。現地で同好の方々とお会いするのは嬉しいものだ。仙台から来た,とお話しすると,このブログをご覧いただいていたようで,すぐに打ち解けてお話できた。ネット日記を書いているとこんな良いこともある。コクガンのほか,海に浮かんでいたハジロカイツブリやビロードキンクロも一緒に観察し,楽しい時間を過ごさせていただいた。コクガンは10羽か11羽になっていたようだった。

_061203a_454 _061203a_490 _061203a_519  花巻の方々と別れて,次は左手の漁港に。こちらは防波堤に沢山カモメ類が並んでおり,中にワシカモメ成鳥も混ざっていた。コクガンがいるとコクガンにばかり目がいってしまうが,今度はきちんと撮影(写真左)させてもらった。漁港内には,とても慣れっこいイソヒヨドリ♂がいて,目の前をひょこひょこうろついていた。中の写真の背景の白いものは雪だ。晴れていてもちらついてくることがあった。右の写真のイソヒヨドリの足元に落ちているのは,吐き出したばかりのペリットだ。吐き出す瞬間は,見入ってしまっていたので,撮影できず。

_061203a_579_02_1 _061203a_643_1 _061203a_653  漁港左手の磯場の奥にはウミネコの大きな群れが集っており,その前 の海にはマガモが浮かんでいた。シノリガモがいないかと探すと,岩に♂♀がとまっていた。見ていると他にもゾロゾロ出た。全部で10羽位いたか。♀が少なく,♂が多い。海に浮かんでいるときは♀に向かって♂の集団が突進する光景が見られるが,岩の上でも,やはり同じように1羽の♀を数羽の♂が追いかけている様子が見られた。もちろん「突進」はできない。

_061203a_617  遠かったが,足の形や大きさが何とか判別できるカットがあった。水かきが黒っぽいところはオシドリと共通だが,オシドリよりずっと面積が大きい。荒海で生活し,強い海の流れをぐいぐい泳ぐカモなので,当然こんな道具立てになっているのだろう。この道具を活かして,海上では,集団でメスに突進する行動が良く見られる。考えてみると,突進力が強いほど遊泳力が強いのだろうから,アピール方法としては理にかなっているのかもしれない。「どうだ,俺はこんなに強く泳げるぜぇ!」と言ってるのかもしれない。

_061203_0228 _061203_0172 _061203_0282 _061203_0313  岩井崎近くの松林では,キクイタダキやマヒワを期待したのだが,探しても見つからなかった。しかし,カラ類の群れやアオジがとてもにぎやかだった。前日野蒜でヒガラと出会ったが,ここでも元気に動き回っていた。群れの構成メンバーは,ヒガラのほか,ヤマガラ,シジュウカラ,コゲラだった。海にはシノリガモのほか,ウミアイサも入っていた。また,岩井崎奧の海苔養殖場にコクガンがいることがあるが,今回はマガモとカルガモだけだった。

_061203b_019  行政界をわずかに超えて本吉町に入ると,すぐに大谷漁港がある。ここはカモメ類が楽しめるほか,コガモの群れに混ざってアメリカコガモも入るが,今回はコガモ自体少なく,アメリカコガモも見つからなかった。カモメ類もお出かけ中のようだった。外海のワカメ養殖場にはコクガンがいることがあるが,こちらはお約束どおりいてくれた。数えると9羽。さっきお伊勢浜にいたのが,移動してきたのかもしれない。海水浴場に移動すると,こちらにもコクガンが観察できた。日が差して光っている海に漁船が1艘浮かんでいた。

 さて,お昼が近くなってきたので,今度は陸前高田の気仙川河口に移動だ。オカヨシガモとホオジロガモ,そして,サケの遡上光景を期待だ。超々運が良ければ,ヒメハジロも,と願いたい。

_061203_0368  まず道の駅でいつもの海鮮ラーメンを食べ,公園内の池(写真はオオバン)をさらっと見た後,気仙川に移動する。橋のすぐ上流に中州と岸がつながっているところがあり,ここに色々と溜まっている。ざっと見回しただけで,オオセグロカモメ,セグロカモメ,ユリカモメ,カモメ,スズガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,ホオジロガモ,ヒドリガモ,マガモ,オカヨシガモなどが確認できる。

_061203b_087 _061203b_220 _061203b_254 オカヨシガモは,もっと沢山いたイメージだったが,このときはペア1組しか確認できなかった。ホオジロガモも少な目か。河口側に下って行くと,広い川の中央付近にホオジロガモが数羽観察できた。やはり去年一昨年より少ないように思う。カンムリカイツブリもポツリポツリと観察できた。オカヨシガモは河口側の方に小さな群れが固まっていた。残念ながらヒメハジロは観察できず。

_061203_0497 _061203_0523 _061203_0535  ここでのお楽しみは鳥だけではない。最初いたところに戻るとサケが盛んにバシャバシャと暴れていた。真っ直ぐに遡上しようと思うせいなのか,中洲につながっている岸辺に何匹も何度も乗り上げる。たまに見るせいか,すごい迫力だ。生きているパワーがすごい。久しぶりに良いものを見た。見入りながら,ときどきシャッターを押してみた。

 いつの間にか,太陽が背後の山に隠れて,だいぶ暗くなってきた。今日はこれで終わり。
 帰り道,道は大丈夫だったが,やはり途中は吹雪いていた。

【観察できた鳥】

(気仙沼)
コクガン,オオセグロカモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,ハクセキレイ,ウミネコ,ヒヨドリ,ハシブトガラス,ハジロカイツブリ,ビロードキンクロ,トビ,カワラヒワ,シジュウカラ,ヤマガラ,イソヒヨドリ,アオジ,ハシボソガラス,コゲラ,マガモ,ウミウ,シノリガモ,ヒガラ,ジョウビタキ,カルガモ,オナガガモ,ウミアイサ,コガモ,スズメ (29種)

(気仙川河口)
カワラヒワ,カイツブリ,ハシボソガラス,トビ,スズガモ,オオバン,ホシハジロ,ハクセキレイ,ヒドリガモ,カモメ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,スズガモ,ホオジロガモ,キンクロハジロ (17種)

【写真】(左上から,慣れっこかったイソヒヨドリ×2,お伊勢浜,揺らめく水平線,海苔養殖場のカルガモ,カワラヒワ×3,コゲラの後頭部,ヒガラの後頭部,見え隠れするヤマガラ,シジュウカラです,オカヨシガモ♂,気仙川のマガモ,ホオジロガモ×2,おまけのサケ×2)

_061203a_458 _061203a_517 _061203a_060 _061203a_068 _061203_0358 _061203a_258 _061203a_263

_061203a_220_061203_0277 _061203_0253 _061203_0301 _061203_0164 _061203b_089 _061203_0572 _061203b_145 _061203b_221 _061203_0458 _061203_0555

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コメント

勉強不足でカモメ類はなかなか覚えられません。
海に行く前日の一夜漬けではとうてい無理ですよね。
でも、ワシカモメは識別点を教えていただいたので
次回からは何とか探せそうです。
花巻地方の今冬はウソ、ミヤマホオジロ、ベニマシコが
いつもよりも多い気がします。

投稿: いっと | 2006/12/14 22:43

いっとさん,コメントありがとうございます。
お伊勢浜ではお世話様でした。
花巻でも冬小鳥が良いようですね。でも,油断していると冬がすぐに行ってしまいます。明日どこに探しに行こうか迷っています。

カモメ類もはまるとおもしろいですよ。(^_^)

投稿: yamame | 2006/12/15 07:07

ずいぶん移動されたのですね~。
O川には、ハシビロ♂がいました。
ホオジロガモも、数羽いましたが、後は常連。
この川の良いところは、至近距離での撮影が可能なことでしょうか・・。
100mの距離で、コクガンのアップ、良いですね~。私は、デジカメだけなので遠くなると、点になって、判別不能です(涙)

投稿: mayami | 2006/12/21 09:09

mayamiさん,おはようございます。
おかげ様でコクガンと会うことができました。今はずいぶん増えているようですね。冬の間また行ってみたいです。

> 私は、デジカメだけなので

デジスコも面白いですよ~。(^_^)

投稿: yamame | 2006/12/22 07:16

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