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2006/10/11

船橋海浜公園(三番瀬) 2006/10/07

08:30 曇り後晴れ(強風)

 この3連休は飛島に行く予定だったが,海が大荒れのため,前夜のうちに船の欠航がわかった。そこで,急きょ予定を変更し,久しぶりに三番瀬方面に行くことにした。

 仙台駅6時発の新幹線に乗ると,東京駅に7時40分台に到着する。日曜日はなくって土曜日だけの運行だが,これに乗ると現地に9時前に到着できる。この日の干潮が午前11時頃なので,着くと干潮2時間前で,ちょうど良い時間だ。

_061007a_003  到着後,シギチはまだあまり集まっていないだろう。と,油断し,その辺にいたアオサギを撮影していたら,何と波打ち際にシギチの細かい影が沢山見えた。慌てて水辺に移動したら,いる,いる。シロチドリやらハマシギやらオオソリハシシギ,トウネンも見える。久しぶりに沢山のシギチを見たので頭に血が上ってしまった。

_061007a_009  とりあえず一番近くにいたシロチドリを撮影し始めたら,そこにオバシギ6~7羽の群れが飛んできた。今季はこんなに一度に見たことがないので,これも大興奮。大喜びで撮影をしようと思った矢先,今度は白黒がはっきりしている大型シギチの群れが飛んできたのが目に入った。何とミヤコドリではないか。150mほど先に降り立ってくれた。これはオバシギ何ぞ(失礼)に関わっていられない。

_061007_0026 _061007_0017 _061007_0104  興奮しつつ,飛ばれてはかなわないので,様子を見ながら,ゆっくりジワジワ近づいた。結構近くまで寄らせてくれる。年中アサリ採りの人達が入っているので,人馴れしているのだろう。とりあえず証拠写真を数枚撮影してから,じっくりと撮影を始めた。数を数えると49羽だったが,その後,さらに2回に分けて10数羽加わったので,全部で60羽以上いたかもしれない。前回ミヤコドリを狙ってはずしてしまったが,今回は期待しないでやってきて大当たり。こんなもんだ。

_061007_0031  それにしても,ここに居ついてからそんなに年数が経っていないと思うがすごい数だ。それだけ餌が豊富なのだろう。この辺は堤防や岩場でカキを普通に見るし,春,潮干狩り用に大量にアサリを撒くことも関係しているかもしれない。三陸のコクガンもワカメ養殖などと無関係ではないと思うが,人の営みと密接に関係しているのかもしれない。

_061007a_494 _061007a_095 _061007a_482  この日は風がとても強く,どの鳥も風上に頭を向けて姿勢を低くしている。これが光の向きと一致すれば良いのだが,この日,この時間帯は正反対だった。お尻や背中に光が当たって,顔が黒くつぶれた写真が多くなってしまった。それでも,かなり近くから羽繕いの様子や餌採りの様子をじっくり観察でき,充分にミヤコドリを堪能することができた。潮干狩りの人達が散らばっている程度で,鳥見は私ひとりだけだったので,鳥は独り占めだった。

_061007_0252 _061007a_788 _061007a_765  ところで,潮干狩りの人は,当然,鳥に無頓着に動くので,良く撮影中の鳥を飛ばしてくれる。こちらも邪魔になっているかもしれず,お互い様だと思うことにしている。この日もミヤコドリたちを豪快に飛ばしてくれた。おかげ様で大きな群れの飛翔写真を撮影できたし,ミヤコドリたちは最初より撮影条件の良い場所に移動しくれた。ありがとう。風は相変わらずだが,いつの間にか青空が広がって海が真っ青になって,鳥たちも光の中にいた。

 ここからも飛び去ったのは,ほぼ干潮の10時50分頃だった。この時点から,他のシギチも観察し始めた。鳥種別に書き留めることとする。

_061007b_172 _061007_0475  まず,トウネン。トウネンは大きな群れを作るシギだが,この日はハマシギなどに混ざって,ちらほら見かけた程度だった。たぶん時期を逸してしまったのだろう。「BIRDER」情報によるとヨーロッパトウネンもいたようだったが,これは見つけられなかった。いてもわからなかったかもしれない。

_061007_0539 _061007a_531 _061007a_541 _061007a_562  次はハマシギ。これも数百数千の群れで群舞するのが見物(みもの)なのだが,盛期ほど多くなかった。こらから増えてくるのかもしれない。とは言うものの,今季初観察。久しぶりに出会えて,かなり嬉しかった。この日観察した中では,ミユビシギとともに最も近くまで寄ってくれた。夏羽がかなり残っている個体と冬羽にすっかり変わった個体の2羽が,くっつき合うようにして餌取りをしていた。

_061007_0191 _061007_0139 _061007a_607  ミユビシギ。彼らは,寄せては引く波と追いかけっこするのが得意技だ。しかし,ここは広い干潟なので,波に追いかけられることもない。のんびりと餌取すれば良い。まったりとのんびり餌を取っていた。・・・,なんて訳なくって,ここでも何に追いかけられているのか走り回っていた。人間の小さな子どものように,ついつい走ってしまうのだろう。相変わらず,すぐ近くまで寄ってきてくれた。ほとんどの個体がきれいな冬羽だった。

_061007a_695 _061007_0274  ソリハシシギは,ここであまり見たことがないような気がする。今年はどこに行ってもソリハシシギと出会う。やはり当たり年か。このシギは,意外に,ミユビシギのように走るのが大好きで,ひと所にじっとしていない。しかも警戒心が強くって近くに寄ってくることもない。脚の色がとてもきれいなので撮影意欲をそそるが,デジスコ撮影のむずかしい鳥だ。この日も走る,走る。

_061007b_518 _061007b_008 _061007_0033  オオソリハシシギは宮城県内では例年よりずっと少ないように感じる。ここでも,1羽しか見つけられなかったが,満潮になってきたらどこからともなく数が増え,5~6羽の見ごたえのある群れになった。最近,オオソリハシシギの腰が背中まで白い亜種が話題になっているが,ここにもそんなのがいた。これは朝に撮影したものだが,撮影した記憶が全くないのが情けない。亜種が違うかどうかはわからない。

_061007b_018 _061007b_341 _061007b_374  シロチドリ以外のチドリ類では,大型のダイゼンが一番多く,ごく普通にあちらこちらに群れを作っていた。この周辺では年中とても多い種類のチドリだ。夏羽が濃く残っている個体もあった。逆にメダイチドリは数がとても少なかった。これも時期をはずしていたのかもしれない。メダイチドリやシロチドリがたまっていた場所に,ハジロコチドリも1羽混ざっていた。窪みにしゃがんでいると目立たないが,立つとミカン色の脚がとても目立つ鳥だ。この写真は,偶然だが,足元に飾りのように貝殻が散らばっているのがなかなか良い。

_061007b_445 _061007b_439 _061007b_485  最初ミヤコドリのお陰で撮り逃がしたオバシギはなかなか見つからず,諦めかけていたが,潮がだいぶ満ちてくる頃に戻ってきてくれた。一旦来てくれると,このシギは警戒心に乏しいので,結構近くまで寄って来てくれる。男の子を2人を連れた若いお父さんがジャバジャバと近くを歩き回って,撮影中のシギチを何度も飛ばしてくれたが,何とか撮影することができた。良かった,良かった。お父さんは,子どもたちのために,魚をすくおうとしていたのかもしれない。すくえたのかな。

_061007_0386 _061007b_151 _061007_0393 _061007_0426  カモメ類はウミネコがほとんどだったが,その中にセグロカモメとユリカモメが混ざっていた。ここで見るセグロカモメは,脚が黄色いのや肉色のが必ずいるが,今回もいた。他のセグロカモメとは明らかに脚の色が異なる。ピンク色と比較すると良くわかる。,ここではこんなタイプが普通に見られるのだろうか。宮城県ではほとんどがオオセグロカモメでセグロカモメ自体珍しいので,セグロカモメを見ただけで結構嬉しい。

 実は,干潮の時間までここにいて,お昼には葛西臨海公園に移動しようと思っていたが,なかなか面白かったので,結局干潮後潮が満ちるまでいてしまった。(「葛西臨海公園」に続く。)

【観察できた鳥】

スズメ,シロチドリ,ハクセキレイ,ウミネコ,ソリハシシギ,ダイゼン,ハマシギ,アオサギ,ダイサギ,ミヤコドリ,ミユビシギ,トウネン,オオソリハシシギ,オバシギ,コサギ,ユリカモメ,メダイチドリ,ハジロコチドリ,ウsp (19種)

【写真】(左上から,ミヤコドリの頭掻き,ハマシギの何倍?,風で羽が乱れる,白・黒,ハマシギ・ソリハシシギ・ダイゼンのスリーショット,ソリハシシギが活きの良い餌をゲット,走るシロチドリ,逃げるキアイシシギ,風に体を低くするダイゼン,ハマシギ冬羽,ハマシギ残暑羽,地面から浮いているミユビシギ,飛び立つユリカモメ,ユリカモメの飛翔,青空とウミネコ,普通セグロカモメ,普通セグロカモメ若鳥と脚が肉色の個体,飛んだ,干潮後の岸辺を野球少年が走る,子どもが走る満潮近い岸辺)

_061007a_088 _061007a_169 _061007a_761 _061007a_788_1 _061007b_543 _061007a_731_061007a_701 _061007_0231 _061007_0168 _061007a_650 _061007a_691_061007_0215 _061007b_105 _061007_0447 _061007_0574 _061007a_026 _061007_0331 _061007_0394 _061007b_053 _061007b_545   

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コメント

千葉に来てましたか・・・。
私は7日の朝、酒田港で欠航に遭ってました。10月に渡れなかったことはなかったので信じて行きましたが、無理そうなので泣く泣く帰りました。
山形までドライブして終わり・・・。みやげ買い出しツアーでした。翌日からは谷津に行きましたがいまひとつでした。

投稿: toriminin | 2006/10/11 22:57

はい,千葉にお邪魔していました。ご覧の通り,そちらでは普通種のミヤコドリも新鮮な目で楽しませていただきました。

飛島は残念でしたね~。またお会いしたかったです。
私の場合,確か一昨年も渡れなかったので,前日中に酒田港と飛島のSさんに連絡をとって確認させてもらい,事なきを得ました。当日は東北のどこも荒天だったので,天気の良さそうな関東に行かせていただいた次第です。

今朝,葛西臨海公園分もアップしましたが,こちらもなかなか良さそうでした。時間がなくって一部しか見られなかったのですが,小鳥系も色々入っているようです。そちらがうらやましいです。

それより何より,山形往復,お疲れ様でした。m(__)m

投稿: yamame | 2006/10/12 18:30

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