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2006/10/28

伊豆沼-蕪栗沼 2006/10/22

(伊豆沼)07:15 晴れ (蕪栗沼)11:00 晴れ

 ガン類は11月に入って落ち着いてくると広い範囲に分散してしまう。そうなればそうなったで面白いのだが,今の時期から10月末までが,最も観察しやすい。ハクガンやカリガネが来ているという情報もあった。まずは,伊豆沼へ。

_061022_0014 _061022a_031  いつもどおり,伊豆沼は獅子ケ鼻から巡回を開始。天気は良かったが,沼には霧がかかっており,やや見づらい。しかし,その霧がなかなか良い雰囲気になっていた。霧の向こうには,オオハクチョウやコハクチョウ,マガンなどが見えた。手前が干潟状になっていたので,シギチ類を探したら,ハマシギ3羽を見つけた。一昨年(だったかな?)は,オオハシシギの群れが入っていたこともあるので,あなどれないポイントだ。

_061022_0006 _061022_0179  内沼経由で3工区から2工区と回ってみたが,かんばしくない。降りているマガンがあまりいない。時間が中途半端だったのか。それでも,ぐるぐる回っている間に,徐々に田んぼに降りてくるガンが増えてきて,見ごたえのある大きさの群れになってきた。しかし,例年落ち着いている場所とは微妙にずれた場所に固まって降りていた。また,ハクガンを見つけることもできなかった。

_061022a_135 _061022a_119 _061022_0139 田んぼにはマガンのほか,タヒバリも観察できた。もしかすると,前も声を聞いたような気もするが,きちんと姿を確認し,また,タヒバリらしい群れの行動を見たのは,今季初だった。ごく普通の冬鳥なのだが,出会えると嬉しくなる鳥のひとつだ。この日この時は,逆光で撮影しづらかった。多くはなかったが,ノスリも観察できた。

 ハクガンが見つけられなかったので,時間を置いてからまた来ることにし,その間,蕪栗沼方面に行くことにした。

_061022a_344_061022a_324  蕪栗沼周辺では,白鳥(しらとり)地区に隣接する野谷地地区に多くのガン類が観察できることが多いが,前回もこの日もここには1羽も観察できず,沼崎地区その他にどっさいり入っていた。ほとんどがマガンだったが,沼崎地区に顔が白いガンがいた。数年前に観察したことがあるものと良く似ているなぁ,と思っていたが,なんでも,毎年飛来してきているお馴染みさんで,もう6~7年位になるんじゃないか,という話だった。「カオジロガン」と言っていたが,本当のカオジロガンだったら大変なことで,マガンとシジュウカラガンとの交雑ではないか,ということだ。

_061022_0269 _061022_0266 _061022a_210  白鳥地区の土手に上って覗いてみると,水面にたくさんのマガンたちが浮かんでいた。カモ類もいるがマガンが圧倒的に多い。見ている間にどんどん飛来し,瞬く間にここの水面が一杯になってきた。カモ類はまだ色付いていない個体がほとんどで,マガモやコガモ,ヒドリガモ,オナガガモなどが観察できた。遠くに気を取られていたら,手前にはヒシクイの群れも入っていた。小さめなので,ここで良く見る亜種オオヒシクイではなく,亜種ヒシクイの方だろう。

 時間調整で来ただけで,土手道を歩くつもりはなかったのだが,やはりここの空気を吸ってしまうとそうもいかない。歩き始めると,もう時間のことは忘れてしまう。

_061022_0367 _061022a_244 _061022_0502 _061022_0524  この日は猛禽と良く出会えた日で,最初にノスリに出会え,久しぶりに蕪栗のノスリ飛翔を撮影できた。そのまま歩いていると,今度は大きな鳥が足元から飛び立った。最初キジかと思ったが,何と,オオタカ若鳥だった。地面に降りて何をしていたんだろう。何か捕らえていたところかもしれない。別の場所には,コガモやオナガガモの羽根が散らばっていた。もう少し歩くと,今度は,オオタカ若鳥がもうふた回り小さな鷹を襲おうとした場面と出会った。現地ではツミと思ったが,どうなんだろう? オオタカから必死に逃げているので,翼が尖って見える。近くでは,年中いるチュウヒも姿を見せてくれた。

 冬小鳥では,オオジュリン,カシラダカ,ジョウビタキを確認できた。ただし,残念ながら写真撮影まではいかなかった。

_061022a_397 _061022a_453 _061022_0590  蕪栗で遊びすぎ,伊豆沼に戻ったら,もう夕方近くになってしまっていた。ハクガンを見つけたのはもう4時近くだった。数多くのマガンの群れの中に,ぽつんと白い色が目立っていた。雪が降り積もると目立たないのだろうが,今の時期は,いればそれとわかる。それにしても,朝から探して,ようやく探し当てた。嬉しい,というより,ホッとした感じだった。飛んで見えなくなるまで,じっと見ていた。

 空が赤くも金色にもならなかったので,落雁を待たずにそのまま帰ろうと,伊豆沼脇の道路を走っていたら,まさに落雁が始まっていた。期せずして,今季初の落雁風景との出会いだった。

【観察できた鳥】

(伊豆沼)

マガン,コガモ,ムクドリ,スズメ,ハシブトガラス,セグロセキレイ,ハシボソガラス,ダイサギ,オオハクチョウ,コハクチョウ,ハマシギ,モズ,マガモ,ホオジロ,シジュウカラ,オナガガモ,ハクセキレイ,アカゲラ,コゲラ,ヒヨドリ,アオジ,エナガ,カケス,オオバン,キジバト,タヒバリ,トビ,ノスリ,ヤマガラ,ヒバリ,ウグイス,ハクガン (32種)

(蕪栗沼)

マガン,ハクセキレイ,トビ,カケス,ヒヨドリ,ハシボソガラス,ノスリ,カワラヒワ,モズ,オオジュリン,オナガガモ,コガモ,シジュウカラ,マガモ,ホシハジロ,アオジ,アオサギ,コハクチョウ,オオハクチョウ,ヒシクイ,キジ,ホオジロ,オオタカ,ツミ,ウグイス,ハシブトガラス,カワセミ,カシラダカ,アカゲラ,オナガ,ジョウビタキ,チュウヒ,カイツブリ,ツルシギ,ミサゴ (35種)

【写真】(左上から,伊豆沼のアオサギ,アオジ,ハクチョウの湖,オオバンです,2工区の上空を旋回するオナガガモ,ダイサギの湖,飛ぶぞ飛ぶぞ,飛んだぁ,伊豆沼付近のマガン,ムクドリも生る柿の木,モズの高鳴き,蕪栗のアカタテハ,オオタカ×2,オオタカから必死に逃げる小型猛禽,蕪栗沼で佇むツルシギ,着水するマガン,権兵衛が好きそうな光景,沼の向こうから湧き上がってきたマガンの群れ,退屈の欠伸?,草の実)

_061022_0038 _061022a_055 _061022_0023 _061022a_192 _061022_0121 _061022_0086 _061022a_530 _061022a_540 _061022_0142 _061022_0033 _061022_0068 _061022_0447 _061022_0518 _061022_0498 _061022_0475 _061022a_270 _061022_0235 _061022_0271 _061022_0425 _061022a_357 _061022_0469

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コメント

yamameさん今晩は
今年は今週の木曜日夜草加を出発して伊豆沼に行きます。
この記事すごく参考になります。一ヶ月前は水浸しの伊豆沼だったようですが、干潟も出てシギチも期待できそうです。
3日は一日中伊豆沼と蕪栗沼を観察します。

投稿: 綱さん | 2006/10/30 20:31

綱さん,おはようございます。
この記事のときは時間がなく,さらっと書いてしまいましたが,参考に生ればなによりです。
今は,伊豆沼・蕪栗沼周辺で,マガン,ヒシクイ,シジュウカラガン,ハクガン,カリガネ,み~んな,揃っているようです。シジュウカラガンは首輪がないタイプもいるとか。楽しみですよね。
私も行こうかな,と思っていますが,どうなることやら。

投稿: yamame | 2006/10/31 06:52

今年もなかなか時間が取れず、伊豆沼にはまだ行けそうも有りませんが、随分色々来てる様なので、行きたい思いで一杯です。
そして、ハクガン見てみたいものです。

投稿: mayami | 2006/11/01 22:13

mayamiさん,おばんです。
お久しぶりでした。

朝,気仙沼でコクガン見て,昼に伊豆沼でハクガン見る,なんてmayamiさんなら可能かも。(^_^)
ガンたちがいる間に一度は行かないと。

投稿: yamame | 2006/11/01 22:55

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