« 葛西臨海公園 2006/10/07 | トップページ | 鳥の海-蒲生 2006/10/09 »

2006/10/13

伊豆沼-蕪栗 2006/10/08

07:00 雨のち曇り時々晴れ時々小雨(&強風)

 この日も飛島航路は欠航。残念だった。ここは我慢して県内で鳥見をしよう。晴れたとは言え,前日までの大雨のため水辺は大増水と思われたので,シギチは諦めて,県北のガンを見に行くことにした。

 伊豆沼の獅子ケ鼻は車両通行止めだった。バス停あたりに車をとめて歩いていくと,用水路から水をポンプアップして沼に流し込んでいるところだった。太いパイプが道路を横切っていた。雨の影響なのだろう。大変なことになっているようだ。もちろん沼も水が満々とあり,シギチがいるような地面が出ていなかった。

_061008_0043 _061008_0105 _061008a_056  ここではオオハクチョウを4羽確認できた。今季初観察だった。内沼や淡水魚館前の沼には翼が折れて飛べなくなったハクチョウなどが年中いるが,これは北から飛来してきたものだろう。水上に出ている緑の葉っぱをついばんでいる様子も観察できた。あまりこんな様子を見たことがないが,考えてみると盛期の冬は単色の世界で緑の葉自体がない。カモ類は遠くのハスの葉の間を動いており,コガモ,マガモなどが見え隠れしていた。

_061008a_146 _061008a_173 _061008_0099  また,セグロセキレイは年中観察できるが,この日はなぜかとても目立っていた。他にめぼしい鳥がいなかったせいかもしれない。私の大好きな鳥のひとつだ。セグロセキレイを撮影していると,頭上をヒヨドリの群れ(写真右)が渡っていった。アカゲラも沼の岸辺の木々を伝うように移動していったが,こちらは撮影できなかった。

_061008a_015 _061008_0082  ガンは,ときどき数羽が鳴きながら頭上を通過していくが,地上に降りている姿を見たのは,朝,内沼近くにいた4羽の家族のみだった。2工区や3工区では降りているガンを1羽も観察することができなかった。盛期になると千単位,万単位で入るのだが,まだ稲刈りがすっかり終わっていないので,ガンが入る場所にはなっていないのだろうか。

 途中,3工区の沼側のヨシ原をホオジロ類などを期待しながら流していると,聞き慣れない地鳴きとぐぜりが聞こえてきた。ヨシの中に潜り込んでいる。ホオジロ類の声質ではない。また,オオヨシキリの声質ではないし,コヨシキリでもなさそうだ。でも,それ系の声だ。何だろう???

_061008_0185 _061008_0190  環境&消去法で,シマセンニュウと判断。ヨシから姿を現すのをしばらく待ったが,なかなか出てこない。ヨシのなかを動き回るのは見え,結構距離も近かったが,撮影はできない。それでも何枚か証拠写真を撮影。やりぃ。シマセンニュウを撮影できたと,このときはホクホクしていたが,写真を整理すると写っていたのは,コレ。シマセンニュウでなく,コヨシキリだった。眉班が黄色っぽいので幼鳥のようだ。いつもながら,あ~勘違い。お恥ずかしい。

061008a_004  内沼は,昆虫館向かいの駐車場がすっかり水没していて,車をとめるところがない。ざっと見,居付きのハクチョウ類とオナガガモ程度のようだった。それにしてもすごい水かさだ。記録用に撮影したが,驚きのあまり水しか写さなかったので,説明しないと,何が何だかわからないものになってしまった。これは駐車場入口付近から右手を撮影したもので,左手奧のヨシの手前はいつも陸地になっている場所だ。

_061008_0033 _061008a_188  伊豆沼も上に書いたように水がかなり多くなっており,岸辺につながる道が水没している場所もあった。写真はあまり関係ないが,朝,風がない時間帯に撮影したもの。とても美しく,感激した風景だ。風も空気も光もなかなか写真では伝わらないと思うが,秋のひんやりした空気の中,とても気持ち良かった。切り取るのはむずかしい。

 田んぼのガンを求めて,午後からは蕪栗沼周辺へ。

_061008a_227 _061008_0240  あれほど探しても見つからなかったガンの群れが,こちらではいとも簡単に見つかった。最初60羽程度の群れを見つけ喜んでいたが,すぐに350羽程度の群れ,さらに700~800羽の群れが見つかった。他にも大きな群れが田んぼに入っていた。伊豆沼近辺とは全く風景が違う。こちらの方に来ていたのかぁ。でも,昨年の盛期にいた場所とは違う場所ではあった。

_061008b_014 _061008a_412 _061008b_066  今季初めてのマガン観察。若鳥,成鳥,黄色のクチバシ,ピンクのクチバシ,アイリングの有無,クチバシ基部の白が多いもの,少ないもの,盛り上がっているもの・・・,1羽1羽個性があって見ていて飽きない。個性的なガンの一部をピックアップしてみた。左端はクチバシ基部の白い部分がかなり盛り上がっている家族。一番奥の個体はガチョウ並だ。真ん中の個体はクチバシがピンクで黄色いアイリングがあるように見える。カリガネ風マガンだ。右端写真の右の個体は頬に黒い班がある。一部黒化と言っても良いのだろうか。

_061008a_300 _061008a_273_01 _061008a_396  田んぼはほとんどが稲刈りを終えていたが,大雨の影響で水がたまってしまった田んぼも結構あった。被害が最小限であることを願うばかりだ。しかし,もちろん鳥たちはそんな状況に関係ないので,スズメたちは最後のチャンスとばかり,稲が残った水田に群がって米を食べていた。写真撮影した群れは若鳥の集まりのようだった。今年生まれた子どもたちだろう。マガンも,落穂をゲットしていた。

_061008_0368 _061008a_475 _061008_0468  この日は日が射して,かつ,ときどき雨もぱらつく天気だったので,伊豆沼周辺でも,蕪栗沼周辺でも,1日中,虹が空にかかっていた。虹が目に入ると,きれいなので,ついつい撮影してしまう。黄金色の田んぼや刈り取った稲を前景にしてみたが,何となく陳腐かなぁ。ガンと虹の写真も狙ってみたが,なかなかうまく撮れず,田んぼ点検の農家の方が数百羽を飛ばしてくれたシャッターチャンスでは,ちょっと離れた場所に移動してしまっていた。なかなかうまくいかないものだ。

_061008a_555 _061008_0613  白鳥地区を覗いてみると,いつもとは全く異なる景色が広がっていた。ヨシ原が水没して,すっかり沼になっている。北側駐車場に車をとめて歩いてみたが,蕪栗沼に向かう土手道が水で覆われており,長靴がないと歩けない。履き替えようかとも思ったが,歩いてみたところであまり期待できないと思い直し,車に戻った。沼になった白鳥地区にはたくさんのカモ類が浮かんでいた。水が引くまで結構時間がかかるかもしれない。

 この日は,水に覆われた景色と,虹と,風の日だった。

【観察できた鳥】

(伊豆沼)

ダイサギ,ハシブトガラス,マガン,スズメ,オナガガモ,コガモ,ハシボソガラス,ヒバリ,アオサギ,アマサギ,シジュウカラ,ウグイス,イソシギ,ヒヨドリ,ハクセキレイ,キジ,ヤマガラ,キジバト,アカゲラ,モズ,マガモ,アオゲラ,セグロセキレイ,オオハクチョウ,トビ,コゲラ,ヒドリガモ,シマセンニュウ コヨシキリ (28種)

(蕪栗沼周辺)

マガン,シジュウカラ,ダイサギ,スズメ,キジ,ハシブトガラス,トビ,カルガモ,ヒバリ,アオサギ,カワラヒワ,コガモ,オナガガモ,チュウヒ,ショウドウツバメ,マガモ,オオバン,カイツブリ,ハヤブサ (19種)

【写真】 (左上から,伊豆沼のアオサギ,アマサギ,オオハクチョウ,オナガガモ,キジ,ダイサギ,田んぼ,伊豆沼,蕪栗沼のアオサギ,ダイサギ,虹とマガン,仲良しマガン,虹とマガン×2,降りるマガン,草地のマガン,冠水田んぼのマガン,首輪マガン,冠水田んぼ)

_061008a_029 _061008_0009 _061008_0094 _061008a_205 _061008_0022 _061008_0121 _061008a_191 _061008_0032 _061008_0653 _061008_0376 _061008_0386 _061008_0423 _061008_0442 _061008_0497 _061008_0709_061008a_326 _061008a_559 _061008b_010 _061008a_240

« 葛西臨海公園 2006/10/07 | トップページ | 鳥の海-蒲生 2006/10/09 »

0501 宮城県/伊豆沼」カテゴリの記事

0502 宮城県/蕪栗」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 伊豆沼-蕪栗 2006/10/08:

« 葛西臨海公園 2006/10/07 | トップページ | 鳥の海-蒲生 2006/10/09 »